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糸を切るとなぜ⑵でTの値が変わるのでしょうか?T2分引かれた値になるのでは?

「糸を切るとなぜ⑵でTの値が変わるのでしょ」の質問画像

質問者からの補足コメント

  • 解説です

    「糸を切るとなぜ⑵でTの値が変わるのでしょ」の補足画像1
      補足日時:2016/04/11 18:41

A 回答 (1件)

状況で張力の大きさは変わります。


 具体的にいえば、重いものがぶら下がって糸が切れそうなときに、手を離してものを落下させれば、張力は小さくなって糸は切れません。

 張力は、ある意味「仮想的な力」「力を伝達するために介在するもの」ですから、「作用・反作用」で決まる「便宜的な力」です。張力自体が積極的に発生するわけではなく、周囲とのバランスで決まります。

 張力の大きさは、「T2分減った値」にはなりません。全体のバランスで、計算し直さないといけません。
 「T2 = Mg 減った分」は、張力ではなく、右側に滑り落ちる力になります。

 問題の場合は、次のようになります。

(1)静止している場合
  右側の力:(m + M)g
  左側の力:mg
 実際に働いている力はこれだけだが、これで「動かない」バランスをとるために、左側を下に引っ張る必要があり、T2 = Mg の張力を想定する。
 T1は、滑車の両方で等しくないといけないので
  T1 = [ (m + M)g + mg + Mg ] / 2 = (m + M)g
 滑車の上の糸の張力 T3 は、T1 の2本分と釣り合うので
  T3 = 2 × (m + M)g

(2)糸βを切ると
  右側の力:(m + M)g  ←変わらず
  左側の力:mg  ←これも変わらず
 働いている力はこれだけであり、アンバランス分の力 Mg が加速度となる。(右側に落ちる)
 つまり、滑車の両端の質量 (2m + M) を、この Mg の力で動かすことから、加速度を a とすると
  F = Mg = (2m + M)a
より
  a = Mg / (2m + M)

 張力 T は、滑車の両方で等しくないといけないので
  T = [ (m + M)g + mg ] / 2 = (2m + M)g / 2
 滑車の上の糸の張力 T3 は、T1 の2本分と釣り合うので
  T3 = (2m + M)g
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございます。

お礼日時:2016/04/14 14:14

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