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「Heimは,定名詞句も不定名詞句も非量化的だが,どち
らも変項(variable)を必要とする,と分析した」という文章があるのですが、非量化的ってどういうことですか。量化子などの意味は分かるのですが・・・
議論領域の個体の量を「指定すること」が量化という意味なのでしょうが、量化「的」、非量化「的」というのはどういうことなのでしょうか。

質問者からの補足コメント

  • 大変有難うございます。

    にわか文法学習者ですので、沢山変な質問をするかもしれません。お許しください。
    ①「全称量化子∀とそれに束縛される変項からなります。」→この文の主語はallですか。つまり「allは全称量化子∀とそれに束縛される変項からなります。」ということでしょうか。
    ②「「それ自体がもともと inherently」量化詞と変項の組み合わせなんですね。」→すなわち all = ∀xP(x)のように表現しえるということですか。
    ③「不定名詞句も、しばしば存在量化子とそれに束縛される変項として分析されることが多いんです。
    ∃(x) みたいにね。」→これは∃xP(x)ということですか。

    なんか、にわか学習者で変な質問ばかりでごめんなさい。Systematic_Structuresさん、ありがとうございます。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/04/23 12:05
  • Systematic_Structuresさん、大変ありがとうございます。

    ちなみに「非量化的」って何ですかと、高校生に聞かれたらどの様に説明しますか。すみません、無理難題ばかり聞きまして。何分、当方、ほんとうのにわか学習者でして。もしかしたら、高校生にお話をするという仮定で説明を頂けると大変助かるかもしれません。難しかったら断って頂いて構いません。どうぞ宜しくお願い致します。

      補足日時:2016/04/23 23:52

A 回答 (3件)

> 「非量化的」って何ですかと、高校生に聞かれたらどの様に説明しますか。



高校生というか、論理学を知らない人に量化のはなしをするっていうのがそもそも考えにくいんですけど。
本来はそういう専門用語を使わずに説明すべきなのであって、量化という言葉を使ったら負けだと思わないと。

たとえば、

all とか every とか most とかはね、前後の関係で指す物がはっきりわかるときに使う。
「それ全部」、「そのほとんど」、という意味ね。

でも、不定冠詞の a/an とか単に複数形の名詞っていうのは、それほど厳密に意味が決まるとは限らない。
不定冠詞の a/an は単数で「ひとつ」が基本なんだけど、「全部」って言う意味になることがある。
なぜか、単に複数形の名詞も「全部」を表すことがある。

A horse is an animal.
  =Horses are animals.
「馬は動物である」

A child needs love.
  =All children need love.
「子供には愛情が必要だ」

これってヘンだよね。
でもいつも「全部」っていう意味になるわけでもない。

前後の文脈で判断しなきゃならないし、「リンゴが好きだ」って言うときには
I like apples. とは言っても、I like an apple. とは言わない、っていうルールもある。

不定冠詞の a/an とか単に複数形の名詞っていうのはそういうちょっと変わったところがあるから、これから英語を読んだり書いたりするときにちょっと気をつけてね。

それで、なんでこんなにヘンなのって思うかもしれない。
こういう数量表現は論理学とか言語学で盛んに研究されているから、興味があったらそういう入門書を読んでみるのもいいかもしれないね。
でもああいう人たちは面倒な式を立てたりして、人を煙に巻くのが得意な人たちだから、分からなくても気にしないこと。
学問に限らず世間一般に、きちんと説明しないで専門用語を並べ立てる人は、本当は分かってないのに分かったふりをしているか、あなたをだまそうとする悪い詐欺師だからね。
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この回答へのお礼

あ、なんかスッキリしました。a(n)が量化的じゃないってのが、ストンと落ちました。そうですよね、ダブルミーニングですよね。ありがとうございました。助かりました!

お礼日時:2016/04/25 21:44

コメントについて。


全てだいたいそういうことです。
まあ
> 「全称量化子∀とそれに束縛される変項からなります。」
というよりは、Logical Form としては「全称量化子∀とそれに束縛される変項で表されます」というほうが適切でしたね。

どうせ厳密な論理形式はここでは書けないので、かなりはしょった書き方をしましたが、分かって頂けて幸いです。
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例えば、all なんかは量化的です。


全称量化子∀とそれに束縛される変項からなります。
つまり、「それ自体がもともと inherently」量化詞と変項の組み合わせなんですね。

不定名詞句も、しばしば存在量化子とそれに束縛される変項として分析されることが多いんです。
∃(x) みたいにね。
でも、KampやHeimはそうじゃない、という主張をします。
つまり、「それ自体がもともと inherently」量化詞と変項の組み合わせ、なのではない、ということです。
じゃあ、なんなのか。
変項は変項です。ただ、「それ自体がもともと inherently」量化詞と組み合わさってはいないと言うんですね。

その証拠に、副詞に素縛されたりすることがある。
(1) A quadratic equation usually has two different solutions.
(2) Riders on the Thirteenth Avenue line seldom find seats.
(3) If a farmer owns a donkey, he feeds it.

(1) の "A quadratic equation" は usually のために、'most' に修飾されたように解釈される。
(2) の "riders" も、seldom のために、量化子 few に束縛された解釈になる。
(3) の不定名詞句は副詞がなくて全称量化解釈になる。

言い換えれば、変項なんだけど、これと言って決まった量化詞に束縛されるわけではない。
これが unquantified/nonquantified ということです。
この回答への補足あり
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