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「転生したらスライムだった件」の英語版タイトルが"That Time I Got Reincarnated as a Slime"となっているのですが、このThat time SV(の、That time)はどういったニュアンスなのでしょうか?

あまり見ない表現のような気がするのですが、普通に「転生したらスライムだった時」みたいな感じでしょうか。それならThe Time でもよさそうなものですが、わざわざThatを使う理由はなにか、それによってどういうニュアンスが生まれるのか、という趣旨の質問です。

That timeの後にカンマを補って「その時、私は転生してスライムになった」という解釈もありますが(例:That time, I ate that for the first time.「その時、初めてそれを食べた。」 Weblio Email例文集より)、しかし日本語版タイトルの体言止めの表現を反映してるんじゃないか(なのでこの解釈は違うんじゃないか)という気もします。


英語の表現にお詳しい方、学説でも私説でも、ご回答していただけると嬉しいです。
あと、他にThat time SVを使った文章や題名などご存知であればそれも伺いたいです。

A 回答 (3件)

「~だった件」のようなタイトルの付け方は近年の流行であり、かつてはあまり見かけない表現でしたが、もともと「件」は、全員が承知している出来事があり、そのことを話題にする際に使う表現です。



つまり「転生したらスライムだった件」は、本来は以下のように使います。

Aさん「ねえねえ、転生したらスライムだったことがあったよね」
Bさん「うん、あったあった」
Aさん「その件について話したいんだけどさ」
Bさん「うん、転生したらスライムだった件ね」

したがって、単に「特定な出来事」という意味だけではなく「みんなが知っている”あの”出来事」という意味で「That Time」としたのだと思います。

加えて言えば、本来なら「Do you remember the time I got reincarnated?」のようになるべき表現を、とかく若者は「Hey, remember THAT time I got reincarnated?」と言いがちです。「That Time」で若者言葉らしさを演出したというのもあるでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど!「~件」という言葉のニュアンスを汲んだ表現だということですね。すごく納得できる説明です。
確かに、the time I……だと「私が」転生したということを伝えすぎている感じがしますし、それに流行り言葉としての「~件」は、ちょっと斜に構えているというか、自分に降りかかった出来事であるにも関わらず、その主体であることから距離を置いているような感じがしますね。そういう雰囲気を反映しているのかもしれません。

若者言葉についての説明もありがとうございます。若者言葉などの砕けた表現は調べてもわからないので有難いです!

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2021/09/27 10:18

>>前についている that または those は、「そのあとの関係代名詞または関係副詞と呼応していて、その関係詞の先行詞は that (those) のあとの名詞なんだよ」ということを示すための信号みたいなものとして使われることがよくあります。



僕が上のように書いた件については、英和辞典にも解説があります。「ジーニアス英和、第5版」の 代名詞としての that の (4) に、11行にわたる詳しい解説と例文があります。そこには
(1) "that (名詞) which...
(2) "those (複数名詞) which..."
の用例について解説しています。この解説では
(3) "those (名詞) when (how, where, etc.) ...
(4) "that (名詞) when (how, where, etc.) ...
という関係副詞については触れていませんが、(1), (2) から連想して、当然のことながら (3), (4) も成り立つだろうと僕は思っています。これ以上のことについて興味があったら、ご自分で調べて、よかったらネット上で発表してくれたら、僕もそれを喜んで読ませて頂きたいと思います。
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>>That Time I Got Reincarnated as a Slime



これはおそらく、次の二通りに解釈できます。

(1) That time (when または that または省略) I got reincarnated as a slime
(slime として生まれ変わったとき)

(2) That time, I got reincarnated as a slime
そのとき、私は slime として生まれ変わった

(2) の解釈については、大して難しいことはないと思います。(2) については、確かに「~のとき」なら The time (when) S V でもいいじゃないかということになりますが、the ではなくて that にすることにより、そのあとの when (ただし今回はそれが that となり、さらにそれが省略されていますが) と呼応して、きちんとした「~のとき」という意味に解釈されやすいのです。いわば、"that (those) + 名詞 + 関係代名詞または関係副詞" となったとき、前についている that または those は、「そのあとの関係代名詞または関係副詞と呼応していて、その関係詞の先行詞は that (those) のあとの名詞なんだよ」ということを示すための信号みたいなものとして使われることがよくあります。
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この回答へのお礼

thatに文法的必然性がある説ですね。確かにその説明だとthe timeよりthat timeのほうが綺麗かもしれません。
ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2021/09/27 10:07

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