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イオン結合は共有結合と比べてなぜ結合が弱いのですか?

A 回答 (4件)

まず最初に、


>イオン結合は共有結合と比べてなぜ結合が弱いのですか?
これはあなたがまだ化学を知らないからそう感ずるだけで、弱い三重結合や頑丈なイオン結合もあるのです。
それはともかく、高校レベル(多分)のイオン結合では陽イオンと陰イオンがクーロン力で「集まっている」だけですから、強くなりようがないのです。
一方共有結合は、炭素間結合を例に取ると、両方の炭素の最外殻電子が、おたがいの原子核の回りを回る(量子論だと大嘘)ため、一方の炭素にとってはどの電子が元々自分ので、他のが他人の電子か全く分からなくなります。
理論的にはそもそも電子は区別出来ないのですが、この様に電子を交換できる距離まで近付けるという事はそれ自身結合が強いという意味だとお考え下さい。それにイオン結合には多重結合はありません。
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この回答へのお礼

一つの金属イオンと一つの陰イオン関であってもクーロン力ですか?
イオン結晶ではクーロン力と言うのがわかるのですが。

お礼日時:2016/04/30 14:03

いくつか大きな誤解があるようです。



 そもそもイオン結合と共有結合、あるいは金属結合も厳密な境界があるわけではありません。例えば酸化アルミニウムは共有結合ともイオン結合ともみなされる。そのため通常は「イオン結合性が大きい共有結合」「共有結合性の高いイオン結合」という風に言ったりする。
 それは、原子核がどの程度の力--クーロン力(電磁気力)で電子を引き留めているかに尽きる。

 また、すべての化学結合は、電磁気力--クーロン力--による結合なのですよ。分子間力もクーロン力ですし、共有結合ですら原子核と電子間に働くクーロン力---です。

次のように理解する。---化学屋の基礎。小学生にも説明できる(^^)

そもそも金属元素と非金属元素の違いは・・・
金属元素 ---(弱い)----電子
非金属元素----(強い)----電子
でしたね。

ここで、電子を仲立ちにして引っ張りっこしていると思えばよい。
 かわいい子供を二人で引き寄せあっている。↓ここを読むとイメージしやすい(^^)
  大岡裁き (おおおかさばき)( http://dic.pixiv.net/a/%E5%A4%A7%E5%B2%A1%E8%A3% … )

金属結合
 金属元素 ---(弱い)----電子----(弱い)-----金属元素
   ←―――――――弱い――――――――→

イオン結合
 金属元素----(弱い)----電子---(強い)-----非金属元素
   ←―――――――中間――――――――→


共有結合
 非金属元素----(強い)---電子----(強い)----非金属元素
   ←―――――――強い――――――――→


その結果・・
共有結合>イオン結合>金属結合>水素結合>>>ファンデルワールス力
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#1です。


>NaClが1個あるときNaとClの間の結合はクーロン力というのですか?電子の軌道や配置などから結合していると思っておりました。

少し面倒ですが、大気圧下では低温では切れ目の無い結晶、一方高温ではNaClの分子です。
液相があるか否かは調べてみて下さい。
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この回答へのお礼

重ねての回答ありがとうございました!

お礼日時:2016/04/30 18:15

#1です、レス有り難うございます。


>一つの金属イオンと一つの陰イオン関であってもクーロン力ですか?
「一つの金属イオン」これは多くの場合がありますが、基本的に陽イオンになります。
赤血塩、黄血塩の様に中心の鉄の陽イオンをシアン化物イオンが取り巻いて「錯イオン」を形成し全体が陰イオンになる場合もありますが、非常に良く知られている例なのでおぼえりゃ終わりです。
そんな特徴的なものは化学屋でも大卒までに全部加えても百件位しか出てきません。
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この回答へのお礼

NaClが1個あるときNaとClの間の結合はクーロン力というのですか?電子の軌道や配置などから結合していると思っておりました。

お礼日時:2016/04/30 17:22

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