【大喜利】【投稿~9/18】 おとぎ話『桃太郎』の知られざるエピソード

57歳男性です。現在右眼が白内障で3年ほど様子を見てきましたが、眼科の先生からそろそろ手術をした方が良いかもしれないと言われました。
左眼は‐10.0の強度近視です。効き眼です。手術をした場合の度数は左眼に合わせるようになると言われました。しかしながらせっかく手術をするのに現在の左眼の度数に合わせなければいけない事になる為躊躇しています。両眼も考えましたが健常である左眼にメスを入れる事はやめた方が良いとも言われました。放っておくと右眼がどんどん悪くなるのでどこかのタイミングで手術に踏み切らなければなりません。
やはり現在の左眼の度数に合わせることがベストな選択でしょうか? 他の選択肢はありますでしょうか?

A 回答 (1件)

白内障眼内レンズの種類。


質問者様が眼科で検討されているのは、単焦点眼内レンズだとおもわれます。
下記参考
1) 単焦点眼内レンズ
 単焦点眼内レンズでは、遠くか近くか焦点が単一のレンズです。そのため手元(読書)をよく見たいか、遠方(5 m以上)をよく見ることを重視したいかを各患者さんが、自分の生活スタイルに合わせて選ぶ必要があります。手元を重視すれば、遠方を明瞭に見るために遠用眼鏡が必要となります。遠方を重視すれば、手元を明瞭に見るために近用眼鏡(老眼鏡)が必要です。もちろん生活において物を明瞭に見たい時だけ眼鏡を装用しても良いのです。一般に、どこにピントを合わせても白内障手術後、眼鏡なしで快適に生活されている方は沢山おられます。従って患者さんの生活スタイルに応じて、眼鏡なしではっきりと見たいのは遠方または近方のどちらかを決めていただきます。それに応じて眼内レンズの度数を決定します。
 更に、上に説明したピントの位置の決定は、片眼だけ手術をする場合には手術をしない他眼の屈折状態(つまり近視か、遠視か、正視か)によっても変わってきます。特に注意が必要なのは強い近視の場合です。両眼のバランスを取るため、手術をしない他眼の状態に合わせて手術眼に挿入する眼内レンズの度を決定する必要があるためです。もちろん、この条件を無視する場合も時にあります。
 以上、まとめると「遠方か、近方のどちらにピントを合わせるかは患者さんの生活スタイルに応じて患者さんが決める」しかし、「手術をしない他眼の状態によってこの要望を変えざるを得ない時がある」と言うことになります。

2) 多焦点 (2重焦点・3重焦点) 眼内レンズ
 術後眼鏡なしで生活するために、近年、多焦点眼内レンズが導入されました。遠方と近方にピントが合う2重焦点眼内レンズは手術後の眼鏡の依存度を低くでき、仕事や趣味、スポーツなど、活動的な生活を送りたい方に向いているレンズです。すべての距離が眼鏡なしで見えるわけではありませんが、遠くと近くが見えることで日常生活は非常に楽になります。

 3重焦点眼内レンズ
この眼内レンズでは、50cm~1mくらいの中間距離での見え方が、2重焦点眼内レンズに比べると良くなりコンピュータ画面もより良く見えます。メガネをかけたりはずしたりする煩わしさから解放され、より高いQOL(生活の質)を目指すレンズです。

 このように新しい多焦点眼内レンズは、単焦点レンズと比べ眼鏡なしで生活できる確率は高くなります。「確率が高くなる」と言うのは「理論的には眼鏡が不要となるはずですが、実際には様々な要因から、やはり眼鏡を必要とする場合がある」ということです。眼鏡をかける必要のない生活の確率が高くなる(90%以上)半面、単焦点レンズと比べ以下の不利な点が指摘されています。
① コントラスト感度が低い。
視力は通常一定の明るさ、一定の距離、白紙上に描かれた黒い指標(強いコントラスト)で測定されます。しかし日常生活では、色々な条件下(例えば、明所、強い太陽光、暗所、薄暮、薄明、走行中の自動車等)で対象物を見ます。この様々な条件での視力を表す指標をコントラスト感度と呼びます。このコントラスト感度が、多焦点レンズでは単焦点レンズと比べ、少し低くなります。つまり、同じ視力でも単焦点レンズの方が、より鮮明に見えるということです。
② ハロー、グレアの頻度が高い。
ハロー、グレアとは一種の光の乱反射です(「⑩光の乱反射、ハロー、グレア、異常光視症」、「その7術後経過と視力回復」参照)。単焦点レンズでもまれに見られますが、多焦点レンズの方が多いといわれています。耐えられない程強い時は、眼内レンズの摘出を余儀なくされることもあります。しかし実際には慣れてきて摘出するケースはほとんどありません。
③ 乱視が強い眼では多焦点レンズの利点を生かすことができません。
夜間の運転や作業の多い方、仕事や趣味で鮮明に見える視力が必要な方には向いていません。
<費用について>
2重焦点(先進医療)
「多焦点(2重焦点)眼内レンズを用いた水晶体再建術」は、厚生労働省より「先進医療」として承認されていますので『先進医療にかかる費用』は全額自己負担となりますが、それ以外の通常の治療と共通する部分(診察・検査・薬等)の費用は、保険診療で行えます。
3重焦点(保険適用外)
多焦点(3重焦点)眼内レンズは、「先進医療適用外」のため全額自己負担(保険適用外)となります。
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