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酸化数の数と酸化力って関係無いんですか?

A 回答 (3件)

関係なしです。


大原則は、不安定なものが安定になろうとして酸化・還元として働くという事です。

酸化数が変化したときの安定度の違いが酸化力の差になります。
酸化力が強い→相手の電子を奪う力が強いということです

つまり自分は還元されてしまいます。

下の例で酸化数の変化を見ると。
①4HBr + O₂ → 2Br₂ + 2H₂O
②2KI + Br₂ → 2KBr + I₂
③I₂ + H₂S → 2HI + S

①Br:-1→0  O₂:0→-2
 酸化力の強さはO₂>Br

②I:-1→0  Br:0→-1
 酸化力の強さはBr>I

③I:0→-1 S:-2→0
 酸化力の強さはI>S

これを纏めると、酸化力の強さはO > Br > I >S

希ガスを除いて、周期の右上にいくほど酸化力が強い。
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ありますよ。

簡単には水溶液の濃度変化で考えて下さい。
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直接の関係はない。

間接的な関係はある。
酸化数が+1の塩素原子を持つHClOは酸化力を持つが、
酸化数が+1の水素原子を持つH2Oにはそれほどの酸化力はない。
酸化数が0のフッ素原子を持つF2は強力な酸化力を持つが、
酸化数が0のカリウム原子を持つ単体Kは強力な還元力を持つ。
酸化数が+4の硫黄原子を持つ二酸化硫黄は通常還元力を持つが、
酸化数が+4の炭素原子を持つ二酸化炭素にはそれほどの還元力はない。

酸化数と酸化力はこのように直接の関係はありません。
しかし、酸化数が-2の硫黄原子を持つ硫化水素は強い還元力を持ち、
酸化数が+6の硫黄原子を持つ三酸化硫黄は酸化力を持つ、など
同じ元素の中で比較するならば意味を持ってきます。
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