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学校の課題で、ルビの多い小説や漫画を探しています。ルビが多く、なるべく当て字や難読語の多い文章が良いです。今のところ長野まゆみ、宮沢賢治、小栗虫太郎なんかを見つけました。新旧問わないので、よろしくお願いします。

A 回答 (13件中1~10件)

#2&9 です。



遠い昔に「辞書語彙学会」という所に手伝いにいかされていたことがあります。今はもう独立行政法人になって名称も変わっていると思いますが。

>課題というのは、新しい辞書の企画書を作るというもので、私は当て字辞書を作ろうと思ってるんですね。しかも普通の当て字辞書に載っていない歌詞や小説の中の作者が勝手に作った当て字を中心にしようかと思っています。だから、当て字というより造語に近いのかもしれません。

「辞書の企画書を作ろう!」というのであれば、当て字、最近の日本語等、参考になるページがあるので、目を通せば、専門家から見た「造語の例」が載っているかもしれませんし、「例」から出典がわかるかもしれませんね。↓

http://www.jpf.go.jp/j/urawa/links/links.html (独立行政法人 国際交流基金 日本語国際センター のリンク集)
http://www.kokken.go.jp/ (独立行政法人 国立国語研究所)
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Word_Lis … (同 国立国語研究所の外来語言い換え提案)

古い外国語の翻訳物はなんでも、当て字や造語が多いです。
堀口大学さんの訳詩とかどうでしょう。広辞苑にも載っていなかった言葉が、いまや堂々と広辞苑に載っていますから。有名なのは「贈る言葉」の歌いだし、「暮れなずむ町の…」の「暮れなずむ」は堀口大学さんの訳詩した言葉で、広辞苑の第5版から(確か)掲載されています。
日本の小説に限らない方がいいのかもしれません。
コンピュータ等IT関係の方が「造語」って多いですし。
「社会」も造語ですしね。外来語は得てして概念が無いがために、造語・当て字を作らざるを得ないですよね
歌謡曲なんてものも無茶苦茶に当て字・造語・ルビの山ですよ。
ご参考までに。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。HPまだざっと目を通す程度にしか見ていないのですが、とても参考になりそうです。助かります。私は言葉というものは、誰かがというより沢山の人が使うことで、自然に生まれたり消えたりするものだと思っていたのですが、著名な人が作った言葉がいつのまにか社会に定着してしまうこともあるんですね。勉強になりました。

お礼日時:2004/09/16 17:37

No.12です。

補足です。
『南総里見八犬伝』。有名な本で、岩波文庫にも入っていますが、これも総ルビです。しかも、字の右側だけでなく、左側にもルビ(といっていいかどうか)があります。例えば、「童女」に、右に「どうじよ」左に「オサナキヲンナ」という感じ。要するにその言葉の意味ですね。江戸時代の本には、こういうのは多いです。
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この回答へのお礼

度々回答ありがとうございます。
左側にもルビがあるというのは、初めて知りました。
注がルビになっているような感じなのでしょうか。
ルビといっても、奥が深くて面白いです。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/03/04 15:33

「現代日本文学全集」がいいと思います。

昭和2年改造社発行と、ちょっと古いですが、日本の出版の歴史を塗りかえるほど売れた全集なので、古本屋で廉く手に入ります。明治の初期から昭和2年までの作家を網羅したもので、1冊に1から数人の作家を収録しています。全63巻。全巻総ルビ付きです。
 なお、この全集がバカ売れしたので(これのお蔭で、作家が始めて原稿料だけで食えるようになった、という伝説もあるくらい)、柳の下の泥鰌を狙って、「○○全集」銘打った本の出版ラッシュとなりました。みんな総ルビです。翻訳物なら新潮社がやはり同時期に出した「世界文学全集」がいいと思います。これらは1冊1円という当時としては破格の安値で売られたので、まとめて「円本」と呼ばれました。だから、「円本」といって探してのいいかもしれませんね。古い図書館なら置いてるかもしれません。
 ご参考になりましたでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
「現代日本文学全集」というのは初めて耳にしました。
とても興味があるので探してみます。
参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2005/03/04 15:29

最近の作家ですが……。


清涼院流水さんの作品はルビばかりです。
難読語というよりも、一線を越してしまったような
造語が多いです。

確かではないのですが、
京極夏彦さんの「嗤う伊衛門」も多かった気が
します。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
造語的な難読語は面白くて探していたので
参考になります。
京極夏彦さんは個人的にも好きな作家なので
読んでみますね。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/04 15:22

2です。


補足です。

>夏目漱石大先生の当て字はさすがどこかインテリジェンスを感じますね。ただ昔の当て字はその当時はそれが一般的だったのか、それとも作者が作っているのかの線引きが難しくて、悩みどころです。

夏目漱石は雅号も多かったり、造語も多かったり、何でも「多い人」だったようです。
例えば「やじる」「ぎゅうじる」等は夏目漱石の造語だそうですよ。
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この回答へのお礼

回答度々有り難うございます。「やじる」「ぎゅうじる」が夏目漱石の造語だったとは、知りませんでした。いろんな意味ですごい人なんですね。参考になります。

お礼日時:2004/09/16 17:26

三遊亭圓朝の「名人長二」や「怪談牡丹燈籠」を旧仮名の古い版で読んだとき、ルビがすごいなあと思いました(筑摩の明治文学全集か、角川の円朝全集だったと思います)。


鏡花の「義血侠決」(「滝の白糸」の原作)も、ルビが多かったように記憶しています。

もしご覧になるようでしたら、なるべく旧仮名遣いのもので見てほしいです。ルビも新仮名になると、単語の雰囲気まで変わってしまう気がするんで(主観的ですが)‥。
例  兄弟(きやうでえ)・(きょうでえ)
   馬丁(べつたう)・(べっとう)
   報恩(おんがへし)・(おんがえし)
ご質問とは関係なかったですね。御免なすって。
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この回答へのお礼

確かにルビの仮名が変わるだけで、単語の雰囲気は変わってしまうんですね。同感です。ルビを調べていると、日本語って面白いなぁとつくづく感じます。どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/09/07 01:02

No.3です。


当て字辞書ということなら、谷崎潤一郎の作品は造語と言うよりは昔の表記だと思いますので、目的にそぐわないかもしれません。すみません。
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この回答へのお礼

昔の表記でも全然構いません。当て字は造語なのか昔の表記なのかがなかなか分からないので、昔の表記を知ることが必要なんです。だから谷崎潤一郎の作品は参考になると思います。ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/05 16:44

確か、橋本治の「桃尻語訳 枕草子」は、ルビや当て字が多かったような…



あと、妹尾河童さんの「少年H」はルビだらけだった記憶があります。
どんな小さな子にも読めるように、と比較的簡単な漢字にも、あえてルビを振ったのだとか。課題の目的とはちょっと違うかもしれませんが。ちなみに文庫版のルビの有無は未確認です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。橋本治は桃尻娘シリーズは読んだことがあるのですが、桃尻語訳は未読なので、探してみます。いかにもルビが多そうですね。今から楽しみです。「少年H」も未読なので参考にさせて頂きます。

お礼日時:2004/09/05 16:39

お探しの条件に当てはまるか分かりませんが・・・


小野不由美さんの「くらのかみ」はルビが多かったです。
児童書なので、漢字ほとんどにルビが付いていました。

ルビの数の多さではそれに劣りますが、当て字や難読単語が多いということなら、同じ小野不由美さんの「十二国記」シリーズがなかなかだと思います。当て字を通り越して造語に近いものもかなりあるので、ルビなしでは読めません。

「くらのかみ」
講談社 ; ISBN: 4062705648

十二国記シリーズ(現在7作品+外伝1)
「月の影 影の海(上)」他
講談社 ; ISBN: 4062550717
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。造語に近い当て字を中心に探しているので、嬉しいです。参考にさせて頂きます。

お礼日時:2004/09/05 16:37

こんにちは



振り仮名があるかどうかはともかく、明治時代の作品(夏目漱石や森鴎外など)は原書では読むのが難しいかもしれません。(最近発行の物はひらがなになっている事が多いので、なるべく古い物の方がいいです)
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この回答へのお礼

こんにちは。回答ありがとうございました。やはり昔の作品は新しく発行する時に、ひらがなにしてしまうことがあるんですね。なるべく昔に発行されたものを探して読んでみることにします。

お礼日時:2004/09/05 13:03

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