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 設備投資の決定要因について勉強しています。

資本の限界生産性と資本の使用者費用(レンタルコスト・利子率・資本減耗)
が一致する所で望ましい資本ストック量が決まり、投資の大小が決まる。
だから、利子率が上昇すると投資が下がる。
ということが解りました。
先生が高齢化の問題もここにあると言っていたと思うのですが、みんなが貯蓄を
取り崩すと利子率は上昇するんでしょうか。

また、現実の世界を見ると利子率は低いのに投資は伸び悩んでいると思うのですが
レンタルコストが高いということですか。

もし理解の仕方が間違っている時は「もう一回考えろ」と書いて頂けると幸いです

A 回答 (1件)

回答致します。

ただ、30年前に経済学を学んだ(自称・優等生)人間ですので、記憶と解釈には少し不安がありますが、どうぞよろしく。

近代経済学特にケインズ経済学は、弾力性(投資の利子率弾力性や需要の価格弾力性)を「標準・常識レベル」に設定しています。
すなわち、極端な「景気不安、金融不安・雇用不安・老後不安・年金不安・政情不安・業界規制・談合・妨害」が無い、という前提があります。この状態のときなら、多分eritさんも首をかしげることは無かったと思います。利子率を下げると、貯蓄が減り設備投資や株式投資は増えるはずでした。でも現実は、期待するほど活性化していませんね。ひとくちでいうと、前記理由で、「すべての弾力性」が超低下しているから、となります。

昨今(正確にいうと20年位前から)マルクス経済学はもとよりケインズ経済学も限界が顕著と言われているのは、前記の「~~不安など」の要素が、前提レベルを超えて存在しているから「近代経済学の通りに事が運ばない」状態と思います。(勿論、反対現象=利子率を下げると投資が減る、というわけではないが)

顧客ニーズの多様化や激変、およびビジネス業態の栄枯盛衰で成功定石が特定しにくい、、、等も、企業経営者の投資「絞込みと実践」を困難にしているし、バブル期からの資産資本体力の低下による「投資実行能力の低下」も投資総量低迷を招いていると思います。

最後にQ&A・・・・
「貯蓄を取り崩すと利子率は上昇?」=何かの要因でマクロ的に取り崩しがあれば、時間差をもって上昇はあり得る、という理屈は成立しますね。
「レンタルコストが高い?」からではない事は(前述で)ご理解いただけたと思います。

長い記述の割には、中味が薄く、スミマセン。概念的には記述できるのですが、さすがに計量経済学的な数値を・・というわけにはいきませんでした。(小生にとっては、考えて記述したこと自体が勉強になりましたが)

eritさんのように、単なる学習に終わらず現実と対比させて疑問を持たれるのは、とても良いことですし、実のある勉強の仕方です。今後もその調子でガンガン吸収していってください。   以上
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
今回は教えて頂けないのかな?と思っていたのでチェックしていませんでした。
お礼が遅くなりましてすみません。

>学習に終わらず現実と対比させて疑問を持つ~
経済学はとても難しくて1つ理解(分かった気)するのに一苦労なのでなるべく現実の世界と対比させて考える様にしています。

頑張って勉強しようと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2001/07/10 22:46

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