この人頭いいなと思ったエピソード

学校で「ニュー・ヨーク・レヴュー・オブ・ブックス」「ニュー・クライテリオン」という言葉が出てきましたがよく分かりません。何なのか具体的に教えて下さい。
僕が調べて分かったのはニュー・ヨーク・レヴュー・オブ・ブックスは左翼とニュー・クライテリオンは右翼(ネオコン?)と関係がある程度です。できれば「ネオコン」についても教えて下さい。(ネオコンにはアーヴィング・クリストルが関係している?)

A 回答 (1件)

The New York Review of Booksは、名前の通り、書評を中心とする隔週刊の雑誌です。


刊行は'62、アメリカの出版界では伝説的人物とされるジェイソン・エプスタインによって発刊されました。
書評だけではなく単発の読み物やインタヴューもあります。

雑誌の性格は、あくまでも知識人向け。
手元にあるのは90年代の統計ですが、発行部数12万部、読者の2%が教育者、残る72%は大学院出身者。
「読者は読んでいることを言いふらしたいために予約する」と批判する声もあるようです。
取り上げられる著者や評者も、プリンストンやオックスフォード、ハーヴァードなどの大学に籍を置く教授や出身者が中心。
有名になる前のポール・オースターもこの雑誌に連載を持っていました。
政治的には左派です。

The New Criterionはわたしも名前こそ何度か目にしたことはあるのですが、どんなものかよく知りませんでした。
発刊は'81年、ロジャー・キンボールが保守的な文芸誌を目指して刊行したようです。
系列としてはネオコン系になるようです。
確かに左翼系のThe New York Review of Booksに対して、ネオコン系のThe New Criterionということになるのかもしれないのですが、その内実は雲泥の差という印象を受けます。
今月号の縮刷版を見てみましたが、執筆者もいわゆる有名なジャーナリストや作家の名前は見受けられませんでした。。

アメリカの保守系の雑誌といえば、まずなんといってもNational Review。
総合誌です。
保守系思想のなかではもっとも格調高い雑誌ではありますが、常にリベラル派を攻撃してきました。
発刊は'55、かつてCIAのエイジェントでもあった、という経歴を持つウィリアム・F・バックリー・Jr。
ネオコンというより、アメリカの保守本流の雑誌です。

ネオコン系の雑誌として名高いのがThe American Enterprise。
共和党のシンクタンクThe American Enterprise Instituteが発刊しています。
質問者さんがあげていらっしゃるアーヴィング・クリストルはこのAEIの上級フェロー(指導的立場の研究者)です。

ネオコンの定義はむずかしいです。
ちょっといま忙しいので、ゆっくり書いている暇がありません。
ウィキペディアにわかりやすい説明が載っていますので、そちらを参考にしてください。
アーヴィング・クリストルについても説明があります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AA% …

わかりにくいところがあれば、補足要求お願いします。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AA% …
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この回答へのお礼

忙しい中ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2004/09/26 23:19

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