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今日の古文授業で『古今著聞集』の問題を出されました
最初のほうは読めたんです。
「各々隠し事とかあるだろうから笑い話や懺悔のネタに語ろうじゃないか」みたいに後白河院が言って小侍従の番になって人々が「この人は優美なこと言ってくれるだろう」と言って「多くありますよ」とうち笑ったところまでは読めたんです

そこから先がダメでした
まず小侍従が女ということからして分かりませんでした
男だと思ってたので、話の内容もなんか高貴な女性の元にお迎えが来るところ目撃して「なんかえらい現場見ちまったぞ!すげー可愛いんだけど!うわー忘れられないから眠れないよー、あの人が置いてった衣いい匂いだなー」と一目惚れ話を披露してるのかと思ったらまさか失恋&形見も没収され2重で絶望しました、それあんたの事だよ。みたいな話だったとは……

その前に扱った『続古事談』でもなんとなく後三条院が私情で実政昇格させたのが僻事なのかな、というのは分かったんですが細かいところの描写はよく分かりませんでした

どちらもただ文法を問う問題は全問正解でしたが、ここでの〇〇の心情はどれか、とかこの文と対照的な1文を抜き出せ、みたいな問題は全滅でした


今回のような失敗をしないためにはどうすればいいでしょうか?
単語は予備校の教材である重要頻出単語300語が収録された単語帳を使っていて忘れないように度々見直しています

特に小侍従の回想を正しく読むには、何のスキルが必要だったのでしょうか?
そもそも女だとどうすれば分かったんでしょう?
季節はいつのことか?という問題で霜があったり、夜が長かったり鐘が鳴ってるから冬かな?と思ったら秋だし

今年受験です
なんでもいいので何をすればいいかアドバイスをお願いします

A 回答 (2件)

>そもそも女だとどうすれば分かったんでしょう?


それは酷すぎます。清少納言は学術門・清家の少納言が父。紫式部は藤原家の出だが権力者をばばかり藤の花の紫が着いている、父藤原為時か夫藤原宣孝が式部官であったためこの名がある。
当時女性は親か配偶者の名前で呼ばれた。それは古典の初期の授業で教わる。
英語と同じで古典も長文現代語訳は訳文が綺麗で無ければならない。また英語とは異なり付着性言語なので、品詞の活用で全てを表わす。だから私の高校では教科書の後に必ずある品詞の活用表をひとつきかけて丸暗記させられたが、これがないと逆の意味に取ってしまう。
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文法などが問題なのではなく、いわゆる「古文常識」や「一般常識」、あるいは「論理的に考えられるかどうか」の問題なのでしょう。

古典に限らず現代文でも同じことが言えます。

逆に聞きますが、なぜ「小侍従」を男だと思い込んだのでしょう。出だしには公卿(男)と女房(女)がいたとありますから、男女どちらの可能性もあります。
古典常識を知っていれば、例えば「紫式部」「清少納言」などのように、女房が縁の男性の官職名を女房名にすることは知っているはずです。そして「小侍従」は女房名に多い名前なので、古典にちょっと詳しい人ならば、これは女性だなとピンと来ます。それを知らなかったとしても、「小侍従という名前は、男性じゃなくて女性(女房)の可能性がある」と思いながら読み進めていれば、彼女の打ち明け話の途中で「ああ、この話に出てくる女性は、他人じゃなくて、自分のことなんだ」と気づけるでしょう。
古文が得意な人は、いろんな古文を読むときに、官職名や女房名で出てくる登場人物にはどういう名称が多くてそれが男性なのか情勢なのか、どういう立場の人なのか、を意識しながら、脇役でもなんとなく覚えていたりするものです。それをたくさん積み重ねると「これは女房っぽい名前だな」「これは身分が低い使用人っぽいな」などとわかってくるようになるのです。
例えば時代小説でも「華子」だったら貴族の娘っぽいけれど、「おはな」だったら庶民の娘っぽいなとか、そういう感覚、わかりますよね?

>なんか高貴な女性の元にお迎えが来るところ目撃して「なんかえらい現場見ちまったぞ!すげー可愛いんだけど!うわー忘れられないから眠れないよー、あの人が置いてった衣いい匂いだなー」と一目惚れ話

これも、古文常識を知っていれば(例えば源氏物語の有名なシーンをいくつか知っていれば)、高貴な女性が家族や恋人以外の男性に姿を見られること(ましてや逢瀬の場面をのぞき見られること)は、基本的にはあってはならない非常事態だった、ということが想像できるはずです。例えば源氏物語で、源氏の正妻である女三宮、高貴な女性としては非常に軽率なことに柏木に姿を見られてしまい、その結果、柏木と密通して不倫の子を産み、密通を咎められた柏木は死ぬという悲劇に発展します。
そういったことを考えると、高貴な女性の姿を偶然ちらりと垣間見ただけならともかく、男女が二人きりのはずの室内での会話や香りまで全部のぞき見するなんて、できないし、古典常識を抜きにしても、あなたの解釈だと、「お前、男から迎えが来た女性についていって、そこにいて全部、男女の最中のことも見聞きしてたんかい!」「一目惚れした相手の衣をどうやって取ってきたんや、事後の部屋に上がり込んだんかい!」とツッコミが入るような設定になってしまうんです。そこで「あれ、おかしいな」と気づいてください。

>季節はいつのことか?という問題で霜があったり、夜が長かったり鐘が鳴ってるから冬かな?と思ったら秋だし

どうして答えが「秋」なのか、解説なり先生の説明なりで、納得できましたか?
納得できなかったら、また同じような問題で同じことにひっかかってしまいます。きちんと解消しておきましょう。
たぶん、季節を秋をする根拠は「霜」ではなく(霜は秋にも冬にも使われます)、「長き夜」のほうです。秋の夜長、というように、「長き夜」は秋の季語とされているからです。
なお、「鐘」は組み合わせる語次第でいろんな季節の季語になり得るので、鐘が鳴っているから冬、とは限りません。もしかして、大晦日の除夜の鐘→冬、みたいな連想をしたのなら、それは違います。お寺で毎日鳴らしている、時刻を告げる鐘の音(ここでは夜明けを告げる鐘の音)です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

古文常識もだし、やはり細部まで読めていれば途中で女性のことだと気付けたかもしれません
まず単語は抜けがないように、古文常識のわかり易い冊子も貰っているので頑張って時代背景的に考えられるようにします

お礼日時:2018/01/04 18:08

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