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化学です。
後に加えた20mLの水は、「希釈した」ことにはならないらしいですが、何故?薄めてるというのは確かなのに...後の20mLをないことに出来るなら、最初の希釈した分だってないことにもできるような気がするんですが...最初の希釈した分の水と、後に加えた水って一体何が違うんですか?学校では食酢の物質量が前後で変わらないからって言われたんですが、それなら希釈も前後でかわらんじゃんか!って思ってしまったのです。

「化学です。 後に加えた20mLの水は、「」の質問画像

A 回答 (2件)

根本的な勘違いは、「滴定は濃度を求める操作ではない。

」ということに気付いていないことです。
滴定では、「その容器に存在する物質量」を求めることしかできないのです。
ですから、
〉学校では食酢の物質量が前後で変わらないからって言われたんですが、
というより、水を加える前後で「コニカルビーカー中の酢酸の物質量」が変化しないのです。これは、「10倍に希釈した食酢10ml中にある酢酸の物質量」に等しいのです
よって、「10倍希釈」や「10ml採取」という操作は、可能な限り正確でなくてはなりません。ホールピペットやメスフラスコといった器具を使用しなくてはいけないのです。これ以降の操作に付いては、(20mlは)目分量でも構わないのです。
これで、
〉最初の希釈した分の水と、後に加えた水って一体何が違うんですか?
の回答になっていますかね?

不明な点は補足して下さい。
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色々と難しい現象だったり、誤解を招きかねない文章表現が絡んでいますね。


まず食酢(酢酸)が弱酸であるということ。
CH3COOH ⇔ CH3COO- + H+ ①
酢酸は水溶液では乖離が少なく、希釈量がかなり大きくならないと上式の右辺のように乖離しないです。
濃い水溶液中ではほとんどCH3COOHとして存在しています。

上の乖離の平衡定数Kを考えると
K=[CH3COO-][H+]/[CH3COOH]≒1.75×10-5(くらい) 
というようになります。
[]の中はそれぞれの物質の溶液中での濃度です。
この平衡定数が小さいということは、分子の濃度が低く、分母の濃度が非常に高い事を示しています。
ほとんど乖離しないので平衡定数Kの値は非常に小さいです。

濃い水溶液中(問題のような水溶液)では、ほとんどCH3COOHの状態で存在しています。
このため、水酸化ナトリウムで滴定してモル濃度を求めても、水酸化ナトリウムと反応するH+イオンやCH3COO-イオンが圧倒的に少ないです。

問題は、10倍希釈の酢酸10mLに20mLの水を加えて3倍に希釈しても、確かに水溶液が薄くなった分、酢酸は希釈されています。
そういう意味では誤解を招く文章になっています。
ですが、①の反応は微かに右側に移動しますが、本当に極僅かです。
それ故、3倍に希釈して滴定をしても結果として変化は観測されないとなってしまいます。

酢酸をとても薄く希釈すると、乖離が進んで目に見える滴定結果の差が出るのですが、
それには実験の精度にもよりますが、もっと薄い1000倍とか10000倍に薄めないといけないです。
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