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昨日、食酢中の酢酸の滴定実験が終わったとき、教科書に「この滴定で指示薬としてフェノールフタレイン溶液を用いた理由を考えてみよ」という問題があったんですけど、どうしてなんですか?全くわかりません。誰か教えて下さい!お願いします!

A 回答 (1件)

 おそらく,食酢の滴定は,水酸化ナトリウム水溶液などの強塩基で行ったと思います。


 中和では,中和点の pH は,つねに中性(7)になるとは限りません。中和点は,強酸+強塩基では中性ですが,強酸+弱塩基では酸性側に,弱酸+強塩基では塩基性側に傾きます。
 また,中和滴定では,中和点付近で pH が急激に変化するのも特徴です。
 ですから,指示薬として中和点の pH をうまくカバーするものを選ばなければなりません。

 フェノールフタレインの変色域の pH を調べてみましょう。これと,酢酸+水酸化ナトリウムの中和点の pH には,どんな関係がありますか。これが,フェノールフタレインを使用した理由です。

 同様に,たとえばアンモニア水+硫酸の滴定では,メチルオレンジなどを指示薬とする必要があるわけです(こちらもお調べになればわかるでしょう)。
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