脳内での情報伝達について

　脳で情報の伝達が行われるときに、神経細胞から末端の神経線維への情報伝達は「電気的な信号」によって行われ、シナプスに到達する。その刺激がシナプス小胞に蓄えられた神経伝達物質をシナプス間隙に放出させ、これが次の神経細胞へ信号を伝えていくのである。
　情報の伝播はまず「電気的な信号」によって行われるが、シナプスでは多くの場合、電気的な信号は通用せず、ここでは電気的な信号が「科学的な信号」に変換され、……
　と本に書いてあったのですが、電気的な信号とか科学的な信号とは具体的には何のことですか？

No.3 ベストアンサー 回答者： SCNK 回答日時： 2004/10/08 20:51

神経繊維内部では、脱分極による活動電位で信号が伝達されます。

イメージとしては電池がつながっていて、スイッチが入ると隣の電池が、ドミノ倒しのように、活性化して行くという感じです。これが電気的信号です。

シナプスにおいて、神経伝達物質が放出され、次のシナプスまで、シナプス間隙を越えて情報が伝達されます。これが化学的信号です。神経伝達物質にはアセチルコリン、アレドナリン、ニコチン、ムスカリンなどがあります。ただ放出されたままだと、シナプス間隙は伝達物質でいっぱいになってしまい、信号が伝達できなくなりますので、分解酵素が働いて、伝達物質を破壊します。この酵素を阻害する薬が神経剤、たとえばサリンやソマンやタブンやＶＸです。

No.2 回答者： elmclose 回答日時： 2004/10/08 19:59

電気的信号、

電位の変化によって伝わる波です。

化学的信号、
電気的信号がシナプスに到達したとき、シナプス小胞から神経伝達物質がシナプス間隙に放出させることを言っています。つまり放出された物質により信号が伝わっているわけです。

No.1 回答者： neKo_deux 回答日時： 2004/10/08 19:44

> 科学的な信号

「化学的な信号」ですね。
神経の回路には、
・パソコンのパーツのように電気信号で情報をやり取りする部分
・神経伝達物質を放出、受容体で受容する事で情報をやり取りする部分
の２種類がありますよという事で、

具体例ですと…
前者は、体に強い電流を流された時、筋肉が硬直してつかんだものが離せなくなったり、ピクピク動いたりという事があります。
後者の場合は、アセチルコリンなどの毒素の話とかを思いつきますが、ピンとこないかも。環境ホルモンとか、花粉症の話は違ったろうか…？ちょっといい例思いつかないです。

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なにげに見つけたこちらのページ、とっても面白いかも。

ビジュアル生理学 - 神経細胞
http://bunseiri.hp.infoseek.co.jp/Sinkeihp.htm

参考URL：http://bunseiri.hp.infoseek.co.jp/Sinkeihp.htm