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当方競馬については全くの素人なのですが、競馬にローカルシーズンがある理由(東京・中山・京都・阪神開催をしないという意味で)ってなんなのでしょうか?
一説にはサラブレッドの避暑のためとありましたが、北海道ならまだしもフェーン現象が起きやすい新潟、ましてや九州の小倉なんてとても避暑とは言えない環境だと思うのですが?

A 回答 (2件)

元々各競馬場はそれぞれ別の団体が運営し独自に興行していました。


それが大戦や各自の都合で、幾度かの集合・離散・改組といったことを経て現在の形に落ち着いたのが日本中央競馬会(JRA)です。
大事なのはそれぞれが円滑な興行を実施するために手を組んだということです。
ですから手を組んだ全ての競馬場でレースを実施するのが大前提で、“開催しない”という選択肢はあり得なかったのですね。

競馬は競馬法という法律に基づいて運営されていて、開催回数や日数に関しても細かく定められています。
その範囲を逸脱しないように各競馬場の開催日を割り振りするわけですが、昔から位置づけの高かった競争… ダービーや天皇賞ですが、こういった競争は伝統の観点からも簡単に場所や時期を変えられないという判断がされているそうです。
そのようにして重要度の高い競争を優先にカレンダーを埋めていくと、夏の時期に空白ができやすくなるので、そこに規模の小さい競馬場での開催を割り当てることでスムーズに全競馬場での開催を実現してそのまま現在に至るというわけです。

つまり、避暑とかそういうのはあくまで二次的なことで、各競馬場でナマのレースを見せる(お金が儲かる)という興行重視の結果であるというのが答えです。

もっとも令和の今となっては、各種通信やPATが普及したため、レースを見ることも勝馬投票券を買うことも自宅に居ながら容易に行えるようになり、開催中に競馬場に行かないことには競馬が楽しめない、ということはなくなりました。
もしかするとローカルと言われる競馬場を全廃したほうが収支でプラスになるかもしれませんし、JRAがそうしようと思えばできるでしょう。
でも数年前に北海道開催の日数が削減されたとき、かなりのブーイングがあったのも事実です。
JRAはファンが離れるのを最も恐れるので、ファンサービスを怠らない団体です。
開催すれば一定の人数が訪れるうちは、夏のローカル開催も継続されていくと思われます。
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この回答へのお礼

詳細に教えてくださりありがとうございます。全体の興行重視的には1年を通して開催できた方が理想ですからね。

お礼日時:2019/05/18 08:42

芝生の育成のためだと思います。

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