No.6ベストアンサー
- 回答日時:
拘束性換気障害の患者さんは、高炭酸ガス血症を合併することが比較的少ない傾向にあるので、炭酸ガス濃度を頻繁にチェックする必要が少ないのに対して、閉塞性換気障害の患者さんは、高炭酸ガス血症を合併するリスクが高いので、saturation monitorで酸素飽和度を測るだけでなく、血液ガスで炭酸ガス濃度をチェックしなければならないということです。
No.5
- 回答日時:
気管支攣縮= bronchial spasmは気管支喘息などで
生じる、急性の気管収縮です。アレルギーが原因になることが多く、可逆性であることが多いのが、炎症や腫瘍などの気道狭窄との違いです。
気道閉塞のうち、窒息は中枢レベルのもの、無気肺は区域気管支レベルのものを指しますが、ARDSなどでは、さらに末梢気道での、びまん性の気道閉塞が、生じます。
舌根沈下は、主に低酸素による意識障害が原因になります。
●拘束性換気障害(吸気障害)
心不全、肺水腫、腹水貯留に伴う腹部膨満、胸水
閉塞性換気障害
気道狭窄,感染や肺うっ血による分泌物の増加、嚥下能力低下による喀痰排出困難などによって生じる末梢気道狭窄
●はちょっと調べたら出てきたのですが、拘束性換気障害が起きる原因を見ると、どこか閉塞性換気障害の原因と重なっているように思われますがどうでしょうか?
例えば、心不全、肺水腫と肺うっ血による分泌物の増加はいかがでしょうか?
腹水貯留による腹部膨満になると肺活量も低下しますから、喀痰排出困難にも通じる様な気がしますが・・
いかがでしょうか?
No.4
- 回答日時:
補足に対しての回答です。
臨床の現場では、純粋な拘束性換気障害はないと思った方がいいです。
さらに、ほとんどすべての疾患が、両方の要素を持っていて、ケースバイケースで、閉塞性換気障害が強く出たり、拘束性換気障害が強く出たりします。
あくまでイメージとしては、
閉塞性換気障害→肺胞低換気→低酸素、高炭酸ガス
拘束性換気障害→血流換気不均衡、拡散障害→低酸素
ですが、あくまで理論上、大まかな傾向だと思ってください。
二酸化炭素が貯まらなければ、呼吸停止にならないわけではありません。
気管支攣縮、気道狭窄、気道内分泌物の増加、呼吸筋の機能低下、舌根沈下、嫌気代謝によるアシドーシスなどが呼吸停止の原因としてあげられますが、多くの場合それらが複合的に起こってくるので、パターンは無数に存在します。
基本的には、先程の2パターンで考えてもらえばいいと思いますが、多くの場合、両方の障害が同時に存在し、複雑に影響しあっていることをお忘れなく。
臨床の現場では、純粋な拘束性換気障害はないと思った方がいいです。
さらに、ほとんどすべての疾患が、両方の要素を持っていて、ケースバイケースで、閉塞性換気障害が強く出たり、拘束性換気障害が強く出たりします。多くの場合、両方の障害が同時に存在し、複雑に影響しあっていることをお忘れなく。
そうなんですね。
二酸化炭素が貯まらなければ、呼吸停止にならないわけではありません。
気管支攣縮、気道狭窄、気道内分泌物の増加、呼吸筋の機能低下、舌根沈下、嫌気代謝によるアシドーシスなどが呼吸停止の原因としてあげられますが、多くの場合それらが複合的に起こってくるので、パターンは無数に存在します。
気管支攣縮という意味が分かりませんが、
気道狭窄(気道が狭くなる)、気道内分泌物の増加(痰が増えてくる)
という事はつまり窒息ですか?
呼吸筋の機能低下は、腹水が溜まっても同じような状況が派生するようですね。
舌根沈下は意識が低下して起きるとか言いますが、どうして意識が低下するのでしょうね?
閉塞性換気障害→肺胞低換気→低酸素、高炭酸ガス
拘束性換気障害→血流換気不均衡、拡散障害→低酸素
ですが、あくまで理論上、大まかな傾向だと思ってください。
ここの部分、考え中なのでここの部分の質問をさせていただけたらと思います。
文章に起こすのにちょっと時間がかかります。申し訳ありません。
No.3
- 回答日時:
お礼ありがとうございます。
拘束性換気障害で肺線維症などは肺の広がりが悪くなるので、吸気が苦しくなり、閉塞性換気障害で、気管支喘息などは気道狭窄が起きるので、呼気が苦しくなりますが、すべての拘束性換気障害及びすべての閉塞性換気障害に当てはまるわけではありません。
また、換気障害と言っている時点で、肺胞における低換気は当然起こりうるわけで、それを肺胞低換気とみなすかどうかは定義の問題であり、実臨床ではあまり意味がありません。
臨床の現場で問題になるのは、酸素飽和度はSATモニターで簡単に測定できるのに対して、炭酸ガス濃度は、血液ガスで測定しなければならないので、拘束性換気障害の疾患では、酸素飽和度が問題なければ、酸素投与で対応できることが多いのに対して、閉塞性換気障害の疾患では、血液ガスで、炭酸ガス濃度をチェックして、必要なら気管内挿管、人工呼吸器管理が必要になるリスクが高いということです。
酸素飽和度が問題なければ、酸素投与で対応できることが多い
●酸素飽和度が低ければ、酸素投与で対応できることが多いではないですか?
酸素飽和度(さんそほうわど、oxygen saturation)とは、赤血球中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているヘモグロビン(酸化ヘモグロビン)の割合のことである。
●動脈血の中にどの程度の酸素が含まれているかを示す指標となる。
SaO2、またはSpO2と記されたり、飽和を意味する英語saturationからサチュレーション、●SAT(サット)と呼ばれたりすることもある。
●正常な動脈血の酸素飽和度はおおよそ96%以上であり、
●酸素飽和度が90%以下の場合は呼吸不全が疑われる。
その他にも加齢や喫煙などが原因で酸素飽和度が低下したり、労作時に変動することもある1)。
●臨床では、パルスオキシメーターという機械で経皮的に酸素飽和度を測定することが多く、こうして得られた酸素飽和度をSpO2と呼ぶ1)。
私、やったことあります。
No.2
- 回答日時:
閉塞性換気障害は気道狭窄のほか、感染や肺うっ血による分泌物の増加や嚥下能力低下による喀痰排出困難などによって生じる末梢気道狭窄によっても生じます。
重症呼吸不全において、低酸素脳症が進行すれば、意識消失から呼吸停止になります。心筋への酸素供給が減少すれば、心筋虚血から心停止に陥ります。そういうケースもあるということです。
拘束性換気障害もあるようですね。
拘束性換気障害は息が吸いにくい、閉塞性換気障害は息が吐きにくい様ですが。
拘束性換気障害だけでは肺胞低換気にはならないのですか。
閉塞性換気障害単独、拘束・閉塞性換気障害混合とかで息が吐きにくい要素がないと肺胞低換気にはならないのですか?
No.1
- 回答日時:
医者です。
もちろん、肺胞低換気が続けば、当然、低酸素血症になり、心臓や脳への酸素供給が低下し、意識消失または心停止から呼吸停止になります。
ただし、肺胞低換気では、換気血流不均衡や拡散障害と比べて、高炭酸ガス血症を伴うのが特徴です。二酸化炭素は酸素と比べ、毛細血管から肺胞への移行が良いので、肺胞まで外気が届けば、排出されると説明されています。
高炭酸ガス血症は、脳の呼吸中枢の機能を低下させるので、いわゆるCO2ナルコーシスの状態になり、自発呼吸が弱くなります。
閉塞性換気障害で、酸素投与だけでは、生命が維持てきず、人口呼吸器が必要になるのは、しばしばCO2ナルコーシスが原因になります。
閉塞性換気障害は、この意味は気道狭窄ですか?
意識消失または心停止から呼吸停止
てっきり呼吸停止から心停止だと思っていました。
どの様に流れてその様になるのでしょうか?
よろしければお願いします。
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二酸化炭素が溜まらないと呼吸停止にならないなら溜まることが条件。あとは閉塞性換気障害単独だったり、拘束性換気障害と混合は、普通に考えるとおもいますけど。
組合わせとオプションで考えればその二通りになりますよね?
酸素飽和度はSATモニターで簡単に測定できる。
拘束性換気障害の疾患では、酸素飽和度が問題なければ、酸素投与で対応できることが多い。
酸素飽和度が問題なければ、酸素投与で対応できることが多い。
すみません。
良く理解できないのですがどういう事を言われているのでしょうか?
解説をお願いできますでしょうか?