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銀鏡反応を利用して銀メッキを行っています。
使用する銀液(硝酸銀のアンモニア水溶液)は、アルカリを加えて放置すると爆発性物質の雷銀(硝酸銀)を生成し危険であると、大抵の本に注釈があります。

しかし実際にどの程度のアルカリか、またどの程度の放置により生成するかという具体的な情報は、調べてみましたが未だ得られず困っております。
(現在は仕上がりを良くする為にKOH溶液を加えています。爆発したことはまだありませんが何故爆発しないのかも分からない状態です)

 私の考えでは次の反応で雷銀が生成すると思ってい
 るのですが、この反応の速度が見当つきません。
  3Ag(NH3)OH → Ag3N↓ + 2NH3 + 3H20
 
 上反応式の正誤はともかくとしまして、
 ・銀液からの雷銀生成にどの程度の時間がかかるの
  でしょうか
 ・雷銀生成にどの程度のアルカリが必須でしょうか
 ・その他温度や雰囲気などで雷銀生成に必須あるい
  は生成しやすくなる条件はあるのでしょうか
上記の点について、教えていただければ幸甚です。
 

A 回答 (1件)

完全回答にはなっていませんので、アドバイス。



実験化学講座の記載は以下の様です。
窒化銀は塩化銀の濃アンモニア溶液にゆっくりと水酸化カリウムを作用させ、アンモニアの発生が静まれば蒸留水で希釈してろ過し、ろ液が中性になるまで水で洗って得られる。
Brauer,"Prap.Anorg.Chem.",S.777

窒化銀は黒色の小片で水に不溶、濃厚な無機酸とは爆発的に反応する。きわめて爆発しやすい危険な物質である。
なお、実験室などでガラスにメッキする場合、硝酸銀のアンモニア溶液に水酸化カリウムを加えたものを使用するが、この液は長時間放置し蒸発がおこると雷銀を生成してきわめて危険となるから、長時間の放置および蒸発をさけ、、、

Bertholletの雷銀ともよばれ、、
Davis,T.L.,"Chemistry of Powder and Explosives",p.401(1953)

以上、写しただけですがご参考まで。。。
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この回答へのお礼

早速のアドバイスありがとうございます。
液作成後の長期放置だけでなく、蒸発も危険であるとわかりました。そうしますと液作成中の加熱もおそらく非常に危険ということになるのでしょう。

すべて作業場での注意事項に加えます。

また何か本件に関する内容で情報がはいりましたらお手数ですがご教示いただけるとありがたいです。
本件調査してみて分かったのですが、思っていたよりずっと情報が少ないので困っておりました。
しかしながら一度でも爆発がおこると終わりですので、完全に爆発条件を把握するまで調査してまいります。

お礼日時:2004/12/17 08:50

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