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映画、ドラマ、芝居、演劇で人物の心情を表現する方法について教えてください

こういう場合、「本人に感情を語らせるのはよくない手法、下手なやり方である」と聞いたことがあります。例えば、
「私、悲しいわ」とか
「俺は今、猛烈に感動している!」
といったように、心に思ったことをそのままセリフとして言わせる手法です。こういうセリフを多用する映画、ドラマもありますが、やっぱりこれは下手なやり方なのでしょうか?

次にある意見としては、「感情を行動で表現させ、観客、視聴者に理解させる」といった意見があります。たとえば、肩を震わせる、とか拳を握って鬼のような形相をする、とかです。しかしこれもあんまり多用するのはどうかな? とも思います。観客、視聴者に理解させる、といっても複雑な心理状態の場合、あるいは表面上、冷静を装っているが内心は異なる、といった場面では表現が難しいと思います。

他の手法としては、その本人のよき理解者(親、親友など)に
「彼女は今、悲しいんだろうな」とか
「彼は今、猛烈に感動しているに違いない」
と言わせるような、第三者の手(セリフ)を使う、という方法もあれば、本人の「心の声」として、本人のアップ映像に本人の声でナレーションをかぶせる、という手法もあります。
これなら脚本の意図が観客、視聴者に正確に伝わりますが、多用すると
「バラエティ番組やニュースショーでよくある、三流役者を使った再現VTRか!」
と思われてしまいます。

どういうやり方が一番良い方法でしょうか?

A 回答 (2件)

いずれも、やり方次第だと思います。



ただ、現実世界では、大人なら、そうそう自分から感情を言葉にはしないものです。というか、私は社会に出てから30年余り、「私、悲しいわ」と発言した人を目の前で見たことがありません。そもそも、60歳以下の首都圏人は実際にはあまり「~わ。」と言わないものです。

同様に、第三者に代弁させるのにも、現実味を出すにはコツが要ると思います。例えば私は、実際には「彼女は今、悲しいんだろうな」と発言する人を見たことがありません。たいていは代わりに「そっとしてあげなよ」などと言うものです。

また、そもそも現実世界では、皆、あまりネガティヴな感情を表に出そうとせずに、相手を不快にすまいとニコニコしていたり、せいぜいむっつりするくらいです。ただ、それでは感情表現が完全に役者頼み、あるいは照明や音楽頼みになってしまいますので、演出で肩を振わせたりしますよね。

一方で、人、とりわけ日本人が感情をあらわにする時は、相手に心を許した時だったりしますよね。逆に、登場人物Aを登場人物Bに向かって「私、悲しいわ」と言わせれば、それだけで、いかにAがBに心を許しているかを表現できる場合がありますよね。所作なども同様です。さらには、漫画や翻訳物やコメディなど、あえてデフォルメされたものを表現したい場合には、この限りではありません。

いずれにしても、現実の世の中を見わたして、優れたドラマなどもいろいろと鑑賞してみて、何がどう自分のツボにはまるのかを観察してみるといいでしょう。結果的には、万人には通用しない表現に至るかもしれませんが、それもまた作者の個性ですし、その個性が、既成概念を打ち砕く可能性もあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>いずれにしても、現実の世の中を見わたして、優れたドラマなどもいろいろと鑑賞してみて、何がどう自分のツボにはまるのかを観察してみるといいでしょう。

勉強したいとおもいます

お礼日時:2019/11/08 21:27

古いですが、ドラマ「北の国から」が適度に良い感じだと思います。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>古いですが、ドラマ「北の国から」が適度に良い感じだと思います。

今度、見てみますね

お礼日時:2019/11/08 14:32

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