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次の解説がありました。

「一般的に、短期金利は中央銀行の政策金利の影響を受けやすく、長期金利は、投資家の将来の景気についての見方が反映されやすい。つまり、投資家が将来の経済に急速に懸念を強めたときに逆イールドが起きやすいと言える」

長期金利は国債(国が決める物)なのに、なぜ「投資家の将来の景気についての見方が反映されやすい」のですか?

A 回答 (2件)

国債に限らず、債券そのものを売買の対象にする場合、債券の表面にでている計算上の金利(100万円で10年後に120万円。

年間金利1.84%くらい)のを、いくらならば、売買の均衡がとれるのか、という考えをしてはどうでしょうか。
売買の時点で、短期金利が1.4%程度の場合、その金利がフラットならば、10年後には115万円程度です。単純にみれば、(100万円で10年後に120万円)の債券の方が得みたいです。短期金利が上昇するような状況が見えてきたら、(100万円で10年後に120万円)の債券を売って短期債券を買えばいいわけです。その売りと買いと判断をどのくらいでやるのかということに也でしょう。 短期金利が上昇しそうなのか、あまり変わらないのか、短期金利が下降しそうなのかという判断ではないかと思います。 短期金利の現状での先行き見通しよりは高そうなら買いが増えます。 短期金利が一層低くなりそうならば、長期債券を購入しようとする人が増える、短期金利が一層高くなりそうならば、長期債券を購入しようとする人が減る、ということでしょう。 長期債券を購入しようとする人が増える=長期債券の価格が上昇し、長期債券の実質金利は低下する=それがひどくなれば逆イールドと言われる「期間が長いと金利が下がるような右下がりカーブ」となるのでしょう。 長期債券を購入しようとする人が増える=短期金利が一層低くなりそうと思う人が増える=金利を低ししても張り手が少ない事態を予想している・景気刺激のための低利政策が必要な状況=景気が悪い状態がこの先に起きるという予想 なのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

解決しました

>国債に限らず、債券そのものを売買の対象にする場合、債券の表面にでている計算上の金利(100万円で10年後に120万円。年間金利1.84%くらい)のを、いくらならば、売買の均衡がとれるのか、という考えをしてはどうでしょうか。

なるほど。

>売買の時点で、短期金利が1.4%程度の場合、その金利がフラットならば、10年後には115万円程度です。単純にみれば、(100万円で10年後に120万円)の債券の方が得みたいです。短期金利が上昇するような状況が見えてきたら、(100万円で10年後に120万円)の債券を売って短期債券を買えばいいわけです。その売りと買いと判断をどのくらいでやるのかということに也でしょう。・・・それがひどくなれば逆イールドと言われる「期間が長いと金利が下がるような右下がりカーブ」となるのでしょう。

分かりやすいですね。

>長期債券を購入しようとする人が増える=短期金利が一層低くなりそうと思う人が増える=金利を低ししても張り手が少ない事態を予想している・景気刺激のための低利政策が必要な状況=景気が悪い状態がこの先に起きるという予想 なのではないでしょうか。

逆イールドの現象が、良く理解できました。

早速のご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2020/01/04 15:09

国家が国債を新規発行する際には、あらかじめ金利が定められており固定金利です。


これを新規で購入して満期まで保有していた時に、満期償却で得る金額というのは、購入時点で決まっています。

仮に2年満期で金利1%の新規国債を100万円分で購入したら、満期時には102万円になって返済されます。

ただし国債というのは国際市場において売買できるものであって、ここにおいて市場金利が決まります。
上記の国債を、購入から1年後に100万円ちょうどで売却するとします。
それを買った人は、100万円で購入した国債が1年後に102万円になるわけで、金利2%となります。

このように国債市場における市場金利というのは、国債の簿価と時価と額面金利から決まるものです。
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この回答へのお礼

解決しました

>国家が国債を新規発行する際には、あらかじめ金利が定められており固定金利です。
>ただし国債というのは国際市場において売買できるものであって、ここにおいて市場金利が決まります。

なるほど。

良く分かりました。
早速のご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2020/01/04 15:00

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