No.7ベストアンサー
- 回答日時:
スペースシャトルは地球の低軌道を回って、再び地球に戻って来る、オービターと呼ばれる宇宙船と、オービターが使う燃料とその燃料を燃やすための液体酸素を入れた外部タンク、それに2基の固体燃料ブースター(SRB)から構成されています。
一番大きな外部タンクの側面に、オービターとSRBを取付けた形をしていますので、切り離すものは、
>後ろの部分
には取付けられていません。
オービター以外の部分は切り離されますが、SRBは比較的速度が速くならない段階で切り離されるので、大西洋の海にパラシュートを使って着水し、船によって回収され、20回くらい再使用されます。
外部タンクは衛星軌道に乗れる直前の速度まで、オービターと共に上昇し、燃料が空になった後は、切り離されてインド洋の上空辺りに落下し、大気圏に再突入する際の空力加熱の高温で燃え尽きます。
他の回答者の方々が書かれておられるとおり、スペースシャトルの性能では、月へ行くことは出来ません。
月へ人間を運べるのは、今のところアポロ計画で開発されたサターンV型ロケットだけで、こちらは後ろ(それとも下と言うべきか)を切り離していく、使い捨てのロケットです。
サターンV型ロケットは3段式のブースターで、その上に4段目とも言える機械船と円錐形をした司令船カプセルが取付けられています。
又、3段目の上端の中には2段式の月着陸船が収められています。
打ち上げられたサターンV型ロケットは、下の段から順番に噴射を行い、その段の燃料が無くなるたびに切り離し、次の段を点火させて上昇します。
下の方にある1段目と2段目のロケットは、切り離された後、大西洋に落下し、海の藻屑となります。
(参考URL:http://apollomaniacs.web.infoseek.co.jp/apollo/f …を参照)
3段目のロケットは、いったん人工衛星となって地球を何回か回った後、再びロケットに点火して月へ向かう軌道に乗るための加速を行います。
月へ行く途中で3段目のロケットは切り離され、(慣性飛行のため)司令船の後に付き添うように月へ向かった後、そのまま月を通り過ぎ、地球の引力を振り切って、太陽の周りを回る人工惑星となります。
(参考URL:http://astro.ysc.go.jp/index14.htmlの
「太陽をまわる軌道から地球をまわる軌道にもどってきたアポロ・ロケット」を参照)
アポロ14号の時には、月の地下の構造を調べるために、3段目を故意に月へ落としたりもしました。
司令船と機械船は先端に月着陸船を連結しなおして、月へ向かいます。
逆噴射で減速して月の周囲を回る軌道に乗った宇宙船は、乗員3名の内の2名を乗せた月着陸船を切り離します。
切り離された月着陸船は、逆噴射をしながら月へ降下し、着陸します。
月面を離れるときは、着陸船の上部だけが切り離されて上昇し、月を回っている司令船とドッキングします。
着陸船の下部は、そのまま月面上に放置されます。
ドッキングを終え、全乗員や月から持ち帰った石などの資料が、司令船の中に写された後、着陸船は宇宙に捨てられます。
おそらく、そのまま月の周りを回るか、月に落下するものと思われます。
地球の近くまで戻ってきた司令船は、機械船を切り離します。
指令船は円錐の底部を進行方向に向けた姿勢で大気圏に再突入した後、パラシュートで海上に着水します。
(どの海へ降りるかは飛行計画によって異なります)
機械船も大気圏に再突入しますが、空力加熱の高熱を防ぐための構造を持っていないので、燃え尽きます。
指令船の着水点の近くには予め船が待機していて、ヘリコプターなどで、乗員を移乗させます。
指令線カプセルは回収されることもありますが、大気圏再突入時の高温で焼け焦げているので、再使用はされません。
参考URL:http://astro.ysc.go.jp/index14.html,http://apollomaniacs.web.infoseek.co.jp/apollo/f …
No.9
- 回答日時:
#6です.
ふとひとつふたつ話を思い出しましたので,再度失礼致します.
1.
むかし,ひとつの小惑星が発見された.
軌道を求めてみると,地球の公転軌道に非常によく一致していた.
これは自然のものではない.
そこで吟味された結果,アポロの何段目かが地球や月に落ちることなく,
ずーっと宇宙を漂っていると結論付けられた.
2.
アポロ12号だったか,月への途上,司令船を載せた機械船は途中で三段目から
切り離され,Uターンして三段目上部に格納されている着陸船とドッキングして
着陸船を引き抜き,そこで三段目は廃棄されるのだが,
ずーっと三段目が着いて来て,衝突の恐れがあった.
宇宙デブリですね.
人類は宇宙でも同じ過ちを繰り返してはなりません.
No.8
- 回答日時:
ANo.7 です。
>おそらく、そのまま月の周りを回るか、月に落下するものと思われます。
基本的な手順のしては、役目を終えた月着陸船の上部は、無人で逆噴射を行って月の周りを回る軌道を離れ、月面に衝突させて処分されるようです。
アポロ16号の時には、制御装置の故障のため、そのまま月を回る軌道に残されたようです。
(参考URL:http://www.planetary.or.jp/know_apollo.htmlの「月着陸船」を参照)
>それと月に行ったとき先端しか残っていないのに
帰りはどうやって戻ってきたんでしょうか?
先端だけでありません。
先端の司令船カプセル(円錐形の部分)の直ぐ下に、カプセルの底面と簿同じ直径の円筒部分がありますが、これが機械船と呼ばれる部分です。
機械船には、ロケットエンジン、主要な生命維持装置、主要な通信装置、主要な姿勢制御用ロケット、等が組み込まれていて、地球の近くに帰ってくるまで司令船と連結されたままです。
(全ての生命維持装置を司令船に積もうとすると、大気圏への再突入も行わねばならない、司令船カプセルが大型化してしまいます。)
月から帰るときには、この機械船のロケットを使います。
月の引力を振り切るために必要な速度は、月面から出発した場合でも、秒速2.38キロメートルしかなく、地球の周りを回る人工衛星を地上から打ち上げるのに必要な秒速7.91キロメートルと比べて小さいので(運動エネルギーは11分の1以下)、月面からの脱出は地上からの打ち上げる事と比べれば簡単です。
また、司令船と機械船は月には着陸せずに、月の周りを回る軌道上で待機していますので、最初から大きな速度を持っていて、月の引力を振り切る速度まで加速するのに必要な推進剤の量も少なくてすみます。
No.6
- 回答日時:
シャトルの両側についている2本の固体ロケットブースターは回収して再利用します.
腹側についている大きな外部燃料タンクは1回限りの使い捨てです.
アポロについては,地球の重力圏から脱出するには非常に大きなエネルギーが
必要なので,最初はとても大きなロケットですが,
月から飛び立ち,月の重力から逃れるには少しで良いので,着陸船,機械船の
ロケットで十分です.
月と地球との重力が釣り合う場所さえ越えれば,あとは地球にひっぱられるので,
燃料の節約になります.地球近辺で機械船と,機械船から分離される司令船の
持っている小さなロケットでチョイチョイっと軌道修正する程度で正確に大気圏突入しました.
両者に共通するのは,地球を飛び立つのはとてもしんどいことである,と言うことです.
No.5
- 回答日時:
>今までアポロもスペースシャトルと思っていたのですが・・・・
>サターンロケットとスペースシャトルはどう違うのでしょうか?
サターンロケットは、「一回のみの消耗品」で
スペースシャトルは「「リサイクル可能な飛行物体」
だから、「シャトル」と言うのですが。
「シャトル」というのは、スポーツの「バトミントン」で
使われている「はね(シャトルコック)」から来ているそうです。
No.4
- 回答日時:
No.2です。
> サターンロケットとスペースシャトルはどう違うのでしょうか?
スペースシャトルについてはテレビ等で見ていると思います。
サターンロケットについては参考URLをご覧ください。
全然違うのがわかると思います。
参考URL:http://apollomaniacs.web.infoseek.co.jp/apollo/s …
No.3
- 回答日時:
スペースシャトル自体は、打ち上げる時も帰ってくるときも同じまんまです、打ち上げの時だけ固体燃料と液体燃料のタンクを付けてますが、それぞれは海に落とします。
帰りは、搭載燃料で姿勢制御はできますが、エンジンで進むほど燃料は積んでいないので惰性で飛んでることになります。
地球の周りをグルグル回るしかしたことが無いので月については????です(^^;
月に行ったのは、アポロロケットのほーですが、そちらと勘違いしてるのかな?と(^^;
No.2
- 回答日時:
えーーとこれは「スペースシャトル」ではなくて「サターンロケット(通称:アポロ○号と言っているやつ)」のことですよね?
そうだとして回答させていただきます。
切り離した部分は「海に落としています」。
帰りは先端部分のみで推進して帰ってきています。
宇宙空間は重力が弱いので(ほぼ)慣性のみで移動が可能ですので、あれだけでも大丈夫なんです。
(最初が大きいのは重力から逃れるためにかなりの加速が必要だからです。)
この回答へのお礼
お礼日時:2005/01/21 14:18
回答ありがとうございます
えっそうなんですか?
今までアポロもスペースシャトルと思っていたのですが・・・・
サターンロケットとスペースシャトルはどう違うのでしょうか?
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