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誘電率は、なぜ比誘電率で表して比較するのが一般的なのでしょうか?

A 回答 (4件)

物理屋は、誘電率と比誘電率を区別して、


主に誘電率の方を使います。
しかし、電気工学系の方などは、比誘電率を「誘電率」と言うようです。
比誘電率は、(誘電体の誘電率)/(真空の誘電率)
ですから、無次元量になります。
つまり、比誘電率を使った式を立てておけば、
どんな電磁気の単位系を使っても、
比誘電率の値を変えること無く、そのまま使用することができます。
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この回答へのお礼

とても勉強になりました。
確かに、物理的意味がわかる誘電率のメリットもあるし、
無次元量の比誘電率の計算メリットもありますね。

お礼日時:2020/10/30 11:24

光学だと、非磁性体の屈折率を計算するのに便利。

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この回答へのお礼

分野が違うのでイメージできていませんが、そうなんですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2020/10/30 11:26

話を電気回路素子のコンデンサを例に組み立ててみます。



『誘電率』は、コンデンサを形成する場合の静電容量の算出なんかに使います。
この場合は『比』ではない『誘電率』でないと物理的な値を算定できませんから。

しかし、種類のちがう誘電体を使ったコンデンサの得失なんかを考える場合はその必要がありません。
『比』ではない『誘電率』はお尻に10の何乗と言う数が付いてきて、いくつかの誘電体を比べるときに違いがはっきり判りません。
そこで直感的にわかるように『比』を使います。
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この回答へのお礼

なるほどです。
比誘電率は、化学でモルみたいな感じですね。

お礼日時:2020/10/30 11:26

真空中を基準にして、それとの「比」で考えた方が分かりやすいから。



「長さ」をいろいろな基準で表わすより、「メートル」を基準にして、それとの「比」で表わした方が分かりやすいですよね?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
身近なものでなくても比の方がわかりやすいこともあるのですね。

お礼日時:2020/10/30 11:22

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