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(例文)

(1) ○○の課題も多い
(2) ○○の課題も少なくない

(1)(2)とも同じ意味だと思いますが、文章を書くとき、
(1)と(2)はどのように使い分ければよいのでしょうか?

A 回答 (8件)

(1)も(2)も、どちらも抽象的な表現であり、正確さを求める技術的文書には用いないように指導されます。



現実的にはどちらも多用されているので、一般的な使い分け方をお教えしましょう。

「多い」は、ニュートラルな表現であり、特に先入観が無い場合に用いればよろしい。

「少なくない」というのは、多くの人が「ない」もしくは「ほとんど無い」という先入観があったのにも関わらず、調査したら多少はあった場合に用います。
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この回答へのお礼

「少なくない」を用いるときは、「先入観」があるかないかを気にかけながら文章を書けばよいのですね。
明快でわかりやすいです。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/14 22:50

#7です。


投稿した後で、私の回答は適切でないと思いました。
ここでは再編集はできないルールですので、このような形をとらせてください。
ANo.7の回答内容全部を「削除」扱いとして、無視してください。
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語法から言えば、当然(1)と(2)は同じ意味ではありません。


ただ、実質的に同じことを言うのにレトリックとして別の表現を用いることもあるでしょう。

「この料理はまずい」
「この料理はおいしくない」

「実現は困難である」
「実現は容易ではない」

それぞれ後の方はよく言えば「婉曲」、悪く言えば「曖昧」です。前の回答に言われているように、論理的な正確さの求められる種類の文章には適切ではないでしょう。
日本語特有と言うと叱られそうですが、断定を避けて、表現を和らげるという効果を期待しているとも考えられるのではないでしょうか。
「この料理はおいしくない」は、あくまでも「おいしくはない」だけで、「まずい」とは言っていない。普通なのかも知れない。―と言う理窟ですね。

本題に戻れば、レトリックとして(2)を使ってもいいと思いますが、あまり多用しないほうがいいと思います。
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この回答へのお礼

>日本語特有と言うと叱られそうですが、断定を避けて、表現を和らげるという効果を期待しているとも考えられるのではないでしょうか。
おっしゃるとおり、そのような効果もあると思います。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/14 23:02

(1)「多い」の方が「少なくない」より多いです。

(例)「業務Aでは、方法Bを用いることが多いが、方法Cを用いることも少なくない。」「この時間は寝ている人が多いが、起きている人も少なくない。」

(2)「多い」と「少なくない」はどちらもあいまいな表現です(「○個」「○回」「○人のうち△人」「○%」と書けば明確)。しかし、「少なくない」の方がよりぼかした表現だと思います。

(3)読者が最初から多いと知っていそうなことは「多い」、意外に多いとか、本当は少ないはずという場合は「少なくない」を使いそうです。(例)「煙草を吸う高校生が少なくない。」「この競技は事故も少なくない。」

(4)「非常に」「極めて」などをつけるときは「多い」しか使いませんし、「決して」「別に」をつけるときは「少なくない」しか使いません。

(5)「少なくない」は、物質の成分などはっきりした対象には使いにくいです。(例)×「水分が少なくない。」
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この回答へのお礼

たくさんの例文をあげていただき、ありがとうございます。
「少なくない」を用いるときは、「意外に多い」かどうかを気にかけながら文章を書けばいいのですね。
わかりやすいです。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/14 22:53

 こんにちは。



>(1) ○○の課題も多い (2) ○○の課題も少なくない

 両方とも,いわゆる「Yes…But」と言う論法ですね。つまり,But以下の課題を強調したいときに使う論法です。

 課題の困難度では,(1)>(2)というところですね。

 (1)は,「課題が多いので出来るかどうか分からないですよ」。(2)は,「課題はあるが何とかしますよ」という意味だと,私でしたら受け取ります。 
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この回答へのお礼

>課題の困難度では,(1)>(2)というところですね。
私もそのように思います。
私の例文を引用してくださって、どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/02/14 22:53

単純に、数字としての数量を語るのであれば意味は同じですが、書き手は、文章として表現する上で違う意味を込めて書きますので、「同じ意味」というのは乱暴ですね。



多い、の場合、そのもの以外の存在については触れないことが多いです。たとえば、ハワイには日本人が多い、といった場合、日本人以外の人たちについては敢えて触れることなく、日本人が大量に居ることだけを伝えることができます。
しかし、「ハワイには日本人も少なくない」と言われた場合、「他の国籍の人たちもたくさん居る。しかし、日本人もたくさん居る」というように、日本人以外の存在を暗に含めて語ることができます。

前後の文脈も含めて考えるともっとわかりやすいですね。たとえば、「今年の夏休みは数学の課題が多い」といった場合と、「今年の夏休みは化学の課題が結構出たが、数学も少なくはない」といった場合、あなたは今年の夏休みの課題の数や種類について、どのような構成をイメージしますか?
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この回答へのお礼

>単純に、数字としての数量を語るのであれば意味は同じですが、書き手は、文章として表現する上で違う意味を込めて書きますので、「同じ意味」というのは乱暴ですね。
そのとおりですね。気をつけます(汗)

>「今年の夏休みは化学の課題が結構出たが、数学も少なくはない」
えーと、課題の数は、化学>数学というような感じがします。

「少なくない」の場合は、
>以外の存在を暗に含めて語ることができる
ということなのですね。
なんとなく違いは感じていたのですが、その違いを文章にすると、上記のようになるのですね。勉強になります。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/14 22:48

1は単純に多いことを示し、


2の方は「少ないと思われがちだが実は多い」と言うニュアンスだと思います。
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この回答へのお礼

「少なくない」を用いるときは、「少ないと思われがちだが実は多い(=意外に多い)」かどうかを気にかけながら文章を書けばいいのですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/14 22:46

先日TVで見た国語の専門家の答申会(と言うか?ですけど)少なくないは、なくないって否定の否定であり通常日本語では、正しい?とは言えないと言ってました。

(全然自信ありません)
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この回答へのお礼

>少なくないは、なくないって否定の否定であり通常日本語では、正しい?とは言えないと言ってました。
そうなんですか…。でも、新聞の社説でよく使われているのを見かけます。(例えば2005.1.31読売新聞社説)
テレビで報じられていた内容が気になります…。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/14 22:45

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