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役小角は伊豆に流罪になりますが、
それは

「韓国連広足の讒訴」
「一言主神の託宣」

どちらがより説得力のある説なのでしょうか?

役小角が葛城・賀茂につながる人物であるとしたら、
「一言主神の託宣」というのは少し疑問もあります。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

 村上修一氏によると、歴史的事実から言えば韓国連広足(からくにのむらじひろたり)の讒の方が信憑性が高いという。

というのは、一言主神(高嶋神)は、葛城山中で雄略天皇(日本武尊)狩猟の折、天皇と獲物を争ったことで怒りに触れ、土佐に流罪に遭う。神の流罪は巫祝(ふしゅく)を意味するという。そして、時移り、この巫祝の子孫である賀茂田守(たもり)氏と兄の僧円興とが、朝廷に願い出て一言主神の流罪が許されることとなる。再び葛城に迎え祭られるのが3百年後の天平宝字8年(764年)である。従って『続日本記』の記事699年には一言主神は土佐流罪中であり、役小角と接触するはずがない。『日本霊異記』の記事は、一言主神が土佐から戻った後に作られた伝説だとされるのである。(『変貌する神と仏たち』人文書院平成三年)
 
 花部英雄(実践女子学園中学高校教諭)『日本「神話・伝説」総覧』(新人物往来社)P196より
 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/25 01:31

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