No.5ベストアンサー
- 回答日時:
あなたの図をみると、MC(独占企業の供給曲線)とあるのが、誤解を招きやすい表現ですね。
これは、独占企業が仮にプライステイカーとして行動したとしたら、「供給曲線」となるという意味でしょう。(「供給曲線」というのはプライステイカーにしか存在しない!)そのときは、供給と需要が一致する、MCとD曲線が交わるところで生産が決定されるということでしょう。この図に記されていないが、その交点の横座標の値をQc(縦座標をPc)と書くと、Qcはベンチマーク生産量として役立つということ。しかし、現実には独占企業はプライステイカーとしては行動しない。そのように行動するのは利潤最大化に反するからだ。利潤最大化を目指す独占企業はP=MCではなく、MR=MCの原理で行動する。そのとき実現する価格と生産量の組は(Pm,Qm)で、Pm>Pc, Qm<Qcとなることは前に述べた通り。これで理解できたでしょうか????
ありがとうございます!
忙しくてなかなか確認が出来ず返信が遅れてしまい申し訳ありません!
再度確認後に改めて返信させていただきますので少々お待ちくださいm(*_ _)m
No.4
- 回答日時:
まだ理解できない?
利潤最大化条件MR=MCがどこから来ているか説明しておく。利潤をΠ、収入をR(=PQ), 価格をP, 生産量をQで、費用(関数)をC=C(Q)とあらわすと
Π=R-C(Q)
利潤最大化の1階の条件は
0 = dΠ/dQ=dR/dQ-C’(Q)=MR(Q)-MC(Q)
つまり、利潤最大生産量は
MR(Q)=MC(Q)
限界収入=限界費用
となるQを解くことによって得られる。
各競争企業の収入は
R=PQ
だが、所与(定数)のpに直面しているので、
MR(Q)=dR/dQ=P
よって各競争企業の利潤最大化条件は
MR(Q)=MC(Q)
は
P=MC(Q)
となる。
説明を全部読みました!
無事理解することが出来ました!
テキストに(独占企業の供給曲線)と書いてあったのが誤解を招いたようです
今回も最後まで詳しく教えていただきありがとうございました!
またぜひよろしくお願いしますm(__)m
No.3
- 回答日時:
No2の訂正。
>MC=MRによって独占価格・独占生産量の組(Pm,PQ)が同時的に決定されるということです。
⇒
MC=MRによって独占価格・独占生産量の組(Pm,Qm)が同時的に決定されるということです。
と直してください。
ついでに、No2の後半について追記しておきましょう。
R=PQ
限界収入MRは収入関数Rの両辺をQで微分して得られる。
MR=dR/dQ =Q dP/dQ + P = P[(Q/P)dP/dQ + 1]= P(1- 1/e )
ただし、e = - dQ/dP ・P/Qは需要の価格弾力性であることに注意。したがって、eが無限に弾力的(=∞)でないかぎり、P>MRだ。一方、競争企業はe=∞、つまり無限の価格弾力性の需要に直面しているので、MR=Pということになる。
No.2
- 回答日時:
>また、独占市場においてP<MRとなるのは1度MC=MRとなっている点(利潤最大化条件)で価格が決定されたあと独占均衡点まで価格が釣り上がるからという理解でよろしいでしょうか?
価格はあくまでもP=P(Q)で、つまり、決定された生産量(私の記号でいうとQm)が市場で受け入れるためには、それが需要曲線を満たしていなくてはならない、つまり、独占価格PmはPm=P(Qm)を満たしていなくてならない、ということです。あなたのいう「1度MC=MRとなっている点(利潤最大化条件)で価格が決定されたあと・・」という意味がよくわからない。MC=MRによって独占価格・独占生産量の組(Pm,PQ)が同時的に決定されるということです。
別の言葉でいいましょう。利潤最大化の条件は
MC=MR
です。各競争企業が直面する(逆)需要曲線は現行価格のもとで水平(無限に弾力的)であるので、MR(Q)=P(=現行価格)であるのに対し、独占企業が直面する(逆)市場需要曲線はP=P(Q) であるということ、したがって、MR(Q)<P(Q)、したがって、MC(Q)=MR(Q)<P(Q)となる、ということです。
No.1
- 回答日時:
独占企業には供給曲線はありません!供給曲線とは、価格が与えられたとき、いくら生産したら利潤が最大化されるか教える曲線(価格と利潤最大化生産量との関係を示す曲線)だ。
独占はプライステイカー(価格を所与としして行動する企業)ではなく、プライスメイカー(価格を自由に設定できる存在)なので、供給曲線はないのです。競争企業(プライステイカー)にとってはPとMC曲線とが外から与えられるのに対し、独占企業にとって外から与えられるのは(逆)需要曲線P(Q)と限界費用曲線MC(Q)だ。利潤最大化生産量はMR曲線(逆需要曲線P(Q)から導かれる限界収入曲線)とMC曲線との交点で定まる(それをQmと書こう)。独占価格はQmが定まるとそれを逆需要曲線P(Q)に代入して一意にPM=P(Qm)として求まる。
もちろん、独占企業が競争企業のように価格を所与として行動したらどうなるか?そのときは、逆需要曲線P(Q)と限界費用曲線MC(Q)の交点で定まる。
それらを比較してみよう。独占企業が独占的に行動したとき
MR(Q)=MC(Q)
競争的に行動したとき
P(Q)=MC(Q)
となる。前者の解はQ=Qmであり、後者の解はQ=Qcで、一般にQm<Qcとなり、P(Qm)>P(Qc)、そしてΠ(Qm)>Π(Qc)となる。
あなたの図でいうと、Qm=Q*であり、QcはMC曲線とD曲線との交点の横座標だ。価格はどこに示される?
ありがとうございます
独占企業が価格を所与として行動した場合、価格はMCと逆需要曲線Dが交わっているところに定まるでよろしいでしょうか?
また、独占市場においてP<MRとなるのは1度MC=MRとなっている点(利潤最大化条件)で価格が決定されたあと独占均衡点まで価格が釣り上がるからという理解でよろしいでしょうか?
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