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確かに、昔は個人よりも、家が大切にされました。息子(娘)の結婚相手は、一緒に暮らすのだから、家業や家風に合い、自分たちの気に入った相手がいいのはわかります。家どうしのバランスや付き合いなどもあったでしょう。それでも、息子(娘)の意思を無視して配偶者を決定するのはひどいと思うのですが。それとも、息子(娘)の幸せのために、親が選んであげたと考えるべきなのでしょうか?自由に恋愛できなかった昔の人たちは気の毒だなあと思います。とりわけ嫁はいつまでたってもよそ者扱いされます。それでもいいお家に嫁ぐのが女性にとって幸せとされたのですよね。この理由がわかりましたら教えてください。

A 回答 (3件)

私の母も義母も祖母2名もみんな恋愛に関係なく結婚しました。


現在もいとこ数人が恋愛と関係ない結婚をし、しかもみな子どもができ、幸せに暮らしているようです。

「家どうしのバランスや付き合い」、「幸せのために親が選んであげた」はどちらも正しい解釈と思います。ですからmya22さんはほぼ理由をわかっていらっしゃる。

恋愛をする前に結婚させるという例もありました。だれを好きになるかわからない、妙な相手と一緒になったら引き継いでいってほしい家や財産(墓も)に何をされるかわからないし、という考えもあります。昔は自由恋愛は忌むべきものと考えられてた様に思います。
良くも悪くもむかしの日本の伝統的保守的な考えです。

私の母。「嫁はいつまでたってもよそ者」でした。しかしじじばばが死に、夫(私の父)も亡くなって、いまでは家も蓄えもすべて母のもの。この世の春を謳歌しています。いくら生前、亭主がエラソーにしていても最後は寿命の長いほうがすべてをとるのです。
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この回答へのお礼

身内にそのような方が沢山いらっしゃるだけに、説得力がありますね。みなさんが幸せな結婚をしてらっしゃるという事で、救われた思いがします。恋愛だと相手のいいところしか見えませんが、第三者の冷静な目で選ぶ、というのが、秘訣なのかも知れませんね。家と子どもの幸せとどっちが大事なの?なんて言いたい気持ちでしたが。それにしてもお母様は幸せそうで何よりです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/04 23:23

自由恋愛が少ないのは江戸時代と明治時代の一部だけで、日本は伝統的には自由恋愛が多い国です。


昔は「妻問婚」といって、男性が恋愛対象の女性を見初めると恋文などを送って交際を深め、夜這いをしました。
そして朝の支度を整え、自分の家に帰って仕事をする形態で、平安貴族などは概ねこの形です。
王朝文学を読めば分かるように、結婚という形式自体あやふやで、愛情が冷めれば男性は来なくなりますし、女性も他に好きな男性が出来ればそちらに心を寄せることもあったようです。
源頼朝も北条家の姫(政子)を見初めて夜這いをしますから、大河ドラマなどでご確認ください。
江戸期は朱子学の影響で堅苦しい社会になり、家と家との結びつきが強くなります。
現在でも結婚した女性の着物の家紋は実家の紋を入れることが多いように、妻と夫の財産は別に考えられており、例えば「三行半」という離縁状がありますが、あれは甲斐性のある男性しか出来ません。
つまり離縁するためには、持参金などそれ相当のものを妻の実家に返さなくてはならず、その請書を書いてもらわないと男性も再婚に障りが出ます。
武家では妻の実家の力が強く、冠婚葬祭など付き合いなどもやらなくてはならないので、大体同格の家同士で結婚します。
格違いの家と縁組すると、義理事でそれは大変で(お金の問題)、当人同士が好き合っていても現実問題なかなか出来なのです。
裕福な町人と縁組することもありますが、これも同様に妻の実家の援助を期待してのことが多く、ドラマのように夫が威張ることは、あまり出来ないのです。
同じ身分の家同士が隣り合って住みますから、子供たちも大体同じ身分の男女と顔見知りになり結婚していくパターンが多いのではないでしょうか。
嫁の立場というのは思っているより強いのですよ。
源頼朝の周りが北条氏で固められてるのを見ても分かるように、嫁を粗略にして嫁の実家と疎遠になると自分が困るので、それなりに接していたのが現実です。
これは大名でも同様で、家格の上の家から嫁さんを貰うと嫁から「そのほう」と呼び捨てされ、嫁には「御守殿さま(将軍家の縁のある女性)」とへりくだらなければならず
、屈辱感も出るかも。
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この回答へのお礼

随分多くの事をご存知ですね!あまりに素晴らしくて、どのようにお礼を書くか考えてしまいました。結婚といっても一つのパターンばかりではなく、時代や身分に応じて色んなケースがあるのですね。家同士の問題とはやはり面倒なものだとあらためて思いました。妻の援助を期待する、妻の実家を利用する、そのような状況のもとでの結婚では、妻のほうが立場が上になるでしょうね。面白く興味深く読ませて頂きました。

お礼日時:2005/03/06 11:50

仰るように、結婚は個人と個人のつながりではなく、家と家のつながりであり、


個人の恋愛感情なんて二の次だったのです。
自由な恋愛が出来なかった昔の人はかわいそうとも癒えますが、そもそも自由な恋愛なんてとんでもないという
教育を受けていれば、自由な恋愛を行えないことは、我々が思うほどの苦痛ではなかったかも知れません。

そして、嫁はいつまでたってもよそ者扱いかもしれませんが、嫁は時間が経つと姑になって、その家に君臨します。
そしてまた嫁がよそ者としてやってくる・・・。

そんなことが繰り返されていたのですね。
この構図は、今も昔も変わらないようですが。
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この回答へのお礼

そうですか。昔の人は自由な恋愛はとんでもない、という教育を受けていたのですね。このへんが、親の一方的な都合を子どもに押し付けてると思えてしまうところです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/04 23:11

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