プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

WEBを閲覧しておりますと、Fenderのシンクロナイズドトレモロを搭載したストラトのチューニングが安定しないと良く見かけます。
私のギターもそれに漏れず、特に1音半~2音位思いっきりチョーキングをした時に必ずチューニングが狂ってしまいます。(その弦だけ音程が低くなります)私は中古でFenderのストラトを手に入れたのですが、前オーナーがそれに泣かされていたと思われ、ブリッジにゴトー製の駒がローラータイプ、それにペグもゴトー製のロック式のペグに交換されているにも拘らず、チューニングが全く安定しません。
特に3弦と6弦の不安定さは酷いものです。
ただこれらの症状はアームダウンすると、「ピキッ」という音と共に、チューニングが元に戻ります。ナット(安物のプラ製)に原因があると思い、鉛筆の芯でなぞったり、潤滑スプレーを吹いてみましたが、効果は全くありません。それとヘッドのストリングガイド(3弦部分)にも潤滑スプレーを吹きましたが、効果ありません。長年Ibanezのロック式のギターに慣れ親しんだ者にはちょっと理解し難い難問にぶち当たってしまいました...
ナットを滑りの良い物(グラフテックのトレムナット等)に変えるか、今付いているナットを目の細かいヤスリで削ってバリを無くした方がよいのか、どうして良いものか、分かりません。
何か良い解決方法はないでしょうか?皆さんのお知恵を貸して下さい。よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

 こんにちは。



 「ピキッ」という音を生じさせる、ナット部での弦移動を「バック・ラッシュ」といいます。弦の張力で、ナットの溝底に弦の形どおりの凹みが出来た場合(ワウンド弦、特に4弦に多く見られる)や、溝が直線的で弦に対して角度の付いた形状をしている場合、ここに弦が引っかかるためにバック・ラッシュが起きるのです。特に後者はプレーン弦で生じやすく、弦を緩めてみると、ナットの箇所でグキッと折れ曲がっていることから確認できます。

 これまでの皆さんの書かれた対処法以外に、こんなのもあります。
 イトノコに弦をピンピンに張り、微粒子のポリッシュを付け、弦溝を磨くのです。この際、ワンサイズ上のゲージを用いること(普段09-42を張っているなら、10-46を用いる)と、程々の力でやることが重要です。手で持っても出来ますが、大変ぶれやすく、コツと忍耐がいります。変に溝を広げたり、角度を変えたりしないように要注意。なお、ナット溝の形状に関しては、『ギターマガジン』2005年1月号(通巻319号)の「これが正しいレス・ポール調整法」を参考にしてください。

 ちなみに、グラフテックの効果は絶大ですよ。私のギターは、ナット、サドルともに自分でブロックから整形して取り付けたトレムナットに交換、もとから付いていたマグナムロック・ペグとあいまって、フロイド・ローズなみのチューニング安定性を誇ります。急転直下のゼロ・テンションになるようなダウンを繰り返しても、チューナーで計測しないとわからない程度の軽微なずれが、せいぜい1~2本の弦に見られる程度です。
 音は、樹脂製とは思えないほど普通で、交換前との音の違いは拍子抜けがするくらい感じません。それより、チューニングの安定を確保できたことが、このうえなく嬉しく思えてきました。また、弦切れも全くなくなりました。
 黒いルックスが気にならず、部品代も加工賃も惜しくないというのでしたら、是非お試しください。ストレス・フリーのトレモロ人生があなたをまっているかもしれませんよ。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

Pen31G256Mさん、アドバイス有難うございました。
自分も一回り太い弦に潤滑スプレーを吹き付けて、ナットを軽く擦って(削って)みましたが、効果がありませんでした。それと紙やすりで丁寧に溝のバリを取ってみたのですが、こちらも効果無し、というより、広がり過ぎてしまいナットが逝ってしまいました(笑)交換する他なさそうです。
グラフテックのトレムナットですが、ナットの色が黒でボディ色と合わないので、別の白っぽいのを検討してます。グラフテックの人口象牙って凄く良さそうなんで交換してみたいと思ってます。
皆さんのお話を総合しますと、ストラト系のシンクロブリッジ、非ロックナットを搭載したギターでのチューニングを安定させる【特効薬】ってなさそうですね。皆さん、それぞれ自分なりに解決策を見つけられてて、感心させられました。今までロック式のしか使ってなかったので、これから非ロックタイプの付き合い方をもっと勉強したいと思います。皆さん有難うございました。

お礼日時:2005/03/15 12:12

ichi-peiです。

こんにちは。

あまり断定的なことも言えないのですが、ayupapaさんが書かれている事は私も同感で、チョーキング後に音程が低くなるのはナット溝にある弦の動きが渋く、元の位置に戻れずに「残って」いる疑いがあります。またアームダウンで「ピキッ」と音が出るのは、おそらくナット溝の形状の問題で、弦が移動したときに接触部分の「乗り換え」が起きていると思いますし、またストリングガイドにも似たような原因があるのかも知れません。

実はこれらの点検は肉眼では少々難しく、20倍ぐらいのルーペでナット溝に弦が当たって「擦れた部分」を見極める必要があると思います。この弦がナット溝に当たる面圧の最も高い部分というのはブリッジ側ギリギリでなければならず、しかも側面と干渉させない配慮が必要です。(余談ですがこの接点がヘッド側にズレると弦長が伸びて音程が揃わなくなります) ちょっと脅迫めいていますが、ナットの溝切り専用のヤスリを使っても、このような配慮なしに挑戦すればそのナットはお釈迦になるでしょう。

私がいちばんお勧めしたいのは、リペアショップに持ち込んでフレットの擦り合わせを含めた全体的なメンテナンスを一度やってもらうことです。だいたい1万数千円の費用ですごく調子の良いギターになるはずです。ご自分でなさる場合は絶対必要とは言いませんが、やはり専用のヤスリを使った方が便利ですが非常に高価ですし、これに付随した道具立てやらナニやらで、なかなかの時間&金額の投資になるので、どちらかと言えば割に合わないと思います。それでも!という事であれば、更にアドバイスはしますので、よく検討してみて下さい。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ichi-peiさん、毎度です。
ダメ元(失敗したら交換します)今晩サンドペーパーで
ナットの溝調整をやってみます。
ご存知の通り、センターズレの件も暫定的にしか治ってま
せんので、何れにしてもリペアショップに持ち込んでみます。
ところで皆さんのリペアショップの選定は何で行いますか?
一応、問題のギターはFenderオールドなんで壊される事はないと思い
ますが、飛び込みで持ち込むのはかなり不安ですね。
さらにネックとかボディを加工となった場合、正直な話、
かなり怖いです。
リペアショップって個人でやっている店が多いので、
お願いする方としては、少なからず不安ですよね。
都内なら、松〇工房とかE〇Pとかあるんですけど...

お礼日時:2005/03/10 16:33

No.1です。

また来ました。
No.1では「ピキッ」という音からナット(あるいはストリングガイド)を疑いました。あと気になるのはトレモロのネジ(6本)穴です。ちゃんとナイフエッジ加工がされたものか、ネジ位置が狂っていないか、締め具合が適切か確認してみて下さい。とっくにご存知だと思いますが、参照サイトをご紹介します。
http://homepage2.nifty.com/mtcom/guitars/trem.html
シンクロトレモロってちゃんと調整されているか否かで雲泥の差がでます。ちゃんと調整されたもの(withロック式ペグ)を一度使うとフロイドローズには戻れません(笑)。

参考URL:http://homepage2.nifty.com/mtcom/guitars/trem.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ayupapaさん、またまたどうも。
ナットを疑う前に、ブリッジを疑ってましたので、一番
最初に上記リンクを参照して書かれていた通りフロー
ティングの状態を作る方向でブリッジを調整してみま
したが、もっと「じゃじゃ馬」になってしまったので、
フローティングは作らず、ベタ付けに戻しました。
これは、多分素人作業であった事と、自分の性格の
問題だと思われます(異常にせっかちなので..笑)
よって、まずナットとストリングガイドのメンテを
してみます。
今晩、目の細かいサンドペーパーでナット部分のバリ取り
をやってみたいと思います。改善されると良いですが...

お礼日時:2005/03/10 15:42

 こんちは!お困りでしょうな… ではストレートに。


Fenderのシンクロナイズドトレモロはチョーキングすると必ず狂います。基本的にはフローティングブリッヂでバネと弦のテンションがあっている状態なので少しの力が加わっただけでチューニングが狂います。これは宿命なので、どうにもなりません。正確な音がほしければ、アームのないものを使うしかありません。

 私の場合はあなたも言うように(アームを動かすと弦のテンションがバネとつりあってチューニングが戻る)ので演奏中にちょくちょく音も出てないのに、アームを動かします。基本的にそういうギターだと思って使いましょう。(どんなに高級品でも無理です)

『正確な音を出すのはテクニック(耳)でカバー』してください。コード演奏(ストローク)はアームを動かして(テンションを戻して)からしたほうがいいです。

※もちろんあなたのしているような手入れも大切です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

anponxさん、有難うございます。
宿命ですか!なんだか最近、ずっとこのチューニングに
手を焼いており、妙な愛着さえ沸いてきてます。
でも知り合いの無改造のFender Japanのストラトは
僕のより全然狂わないですよ!
質問に書いた通り、激しいチョーキング後にアームダウン
すると、【ピキッ】と音がしてチューニングが元に戻る
という現状を考えると、多分どこかに弦が引っ掛かって
いるのだと推測します。
そこのところを解決すれうば、チョーキング後も音程
変化が今以上に減ると思ってますが...甘いですかね。
anponxさんがおっしゃる通り、技術や知恵でカバー
するのも立派な手段だと思いますが、僕のはそれ以前の
もっと根本的な問題だと思います。
それにしても、Fenderって妙に愛着の沸くギターですね。
最近はIbanezのギターを全然弾かなくなりました...

お礼日時:2005/03/10 11:06

こんにちは。

あと残りで考えられるとしたら、ナットの溝形状でしょうかねえ。溝の幅が狭すぎるか、溝の断面が(U型でなく)V型になっていないでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ayupapaさん、アドバイス有難うございます。
そうですね、疑わしいのはナット部分ですよね...
目視では、ナットの溝はちゃんと切ってある様に思うので
多分、溝の処理が悪いのかもしれません。
ですが目視では到底分からない為、サンドペーパー
で軽く削ってみるしかなさそうですね。
今晩にでも削ってみたいと思います。

お礼日時:2005/03/10 10:47

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!