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ショパンの「別れの曲」「子犬のワルツ」「華麗なる大円舞曲」、
ベートーベンの第6「田園」、ピアノソナタ「悲愴」、
シュトラウスの「美しき青きドナウ」「ウィーンの森の物語」「芸術家の生涯」「皇帝円舞曲」など、
クラシックの名曲には全国共通の邦題がついてますね。
映画は配給会社が邦題をつけているようですが、
こういったクラシックの邦題は、誰がいつつけたのでしょうか。
ショパン自身は曲のアノニマス性を好み、タイトルをつけることを嫌っていたそうなので、
後世の音楽関係者が勝手につけたものだと思うのですが。
ご存知の方、教えて下さい。

A 回答 (4件)

はっきりと指摘されている回答がないようなので書きますが、sacristainの挙げられている例の中には作曲者本人が題名をつけたものとそうではない俗称、また作曲者がつけたのではないが認めていたであろうものがあります。



ベートーベンの「田園」や「悲愴」は作曲者本人の命名だったように記憶しています(自信ないですが)。シュトラウスの一連のワルツも本人がつけたんじゃないでしょうか?(これも自信はありませんが)

それに対して「別れの曲」は映画由来ですし、「幻想即興曲」はショパンの死後に楽譜を発見、出版した弟子が勝手につけたものです。ベートーベンの「運命」は有名ですね。「月光」や「熱情」も俗称のはずです。これらは曲の通称として一般に普及していますが、作曲者の意図とは関係なくつけられています。

もうひとつに楽譜出版時に出版社が付けた名前があります。例えばショパンのワルツ3番は少しも「華麗なる大円舞曲」ではありませんが初版時に文字通り華麗なワルツであるワルツ2番(だったかな?)とセットにして出版されたため、現在でもその名前が残っています。こういう場合は出版社の商業上の目的でタイトルがつけられたことになりますが作曲者本人も認めていたことになります。

邦題に関する質問ということでしたが、そもそも純粋な邦題なのか原題の訳なのかを区別するのも大変なのでいっぺんに書かせてもらいました。名前の由来は他にもいろいろありますが、現在定着している名前にはそれを口にする人の愛着が込められているような気がします。偶然かも知れませんが名前のある曲には名曲が多いですからね!
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この回答へのお礼

詳しいご説明、ありがとうございます。
私が知りたかったことが、全部わかりました!
やはり「商売用」につけられたケースもあるようですね。
曲によっては、作者が知ったら怒り狂うかもしれませんね。

お礼日時:2005/03/15 18:34

 クラシックの曲名の場合は、映画の題名のように原題と全く違う邦題をつけるというようなことはあまりない様に思います。



つまり、原題があるときは、No.1の「ドナウ」についての回答のように微妙な差のあるいくつかの邦題(別の例ではヘンデルの「水上の音楽」をNHKでは「水の上の音楽」というように)はあるものの、欧米で呼ばれているものの直訳に近いものが邦題です。ショパンの場合「華麗なる円舞曲」などはその例です。

問題はベートーヴェンの「運命」に代表されるような日本独自の邦題です。ショパンの「子犬のワルツ」もそうですが、その曲にまつわるエピソードから邦題をひねり出して原題のないものにニックネームをつけたものがかなりありますね。これらはいつ誰がというのはよく分からないものも多いですが、私が推測するに、レコード会社が売り上げが向上するようにつけていったのではないかというような気がします。

後者のようなものは、欧米でも、作曲者がつけたのではないあだ名で呼ばれているものも少なくないので、詳しくは曲ごとに調べられるしかないと思います。
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この回答へのお礼

曲のタイトルは世界共通ではないのですね。日本独自のタイトルがあるとは知りませんでした。
ご回答、どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/03/15 18:31

 これは、曲のタイトルの由来の質問ですか?それとも、元々あるタイトルの邦訳の問題ですか?

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この回答へのお礼

質問の仕方が良くなかったようですね。
本当は両方とも関心があるのですが、今回は
現在定着している邦題についての質問です。

お礼日時:2005/03/14 19:09

おそらく、一番、使用されることの多い曲のタイトルの訳し方が、いつの間にか定訳となって、共通の邦題になったのだと思いますよ。



たいていは音楽学者が訳した邦題が雑誌なり、解説書にそのまま書かれ、その邦題を知っている別の学者も自分が訳すときになると、記憶をたどって、以前の訳し方をまねして同じ訳しかたをし、そしてそれが定訳になるというパターンが多いかと思います。

でも、今でも定訳のない曲はたくさんあります。音楽学者によって訳しかたは様々で、私自身、新しい現代の作品のタイトルを訳すときには、どう訳したらいいのかそうとう悩みます。自信がないときは、他人の訳を探してそれをそのまま使用することもよくありますが、まだ誰も訳したことのない曲などの場合は、慎重に訳を考え、誤訳で恥ずかしいミスをしないように練りに練ったりもします。

シュトラウスの「美しき青きドナウ」は、学者によっては「美しく青きドナウ」と訳す人もいたように思います。音楽論文を書くときなどは、邦訳の横にアルファベットの原題を書くのが鉄則なので、定訳のない作品の方が、多いように感じます。
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この回答へのお礼

なるほど。そういうことですか。
素人にも非常にわかりやすいご説明、ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/14 19:07

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