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ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』はご存知のようにピアノ曲として生み出され、のちに管弦楽としても演奏されるようになりました。
 私も好きな小品ですが、皆さまのこの曲に対する感じ方が気になり質問してみます。

 ピアノ曲と管弦楽曲 どちらが好きですか

・明らかにピアノ曲、どちらかといえばピアノ曲
・明らかに管弦楽曲、どちらかといえば管弦楽曲
・明らかにどちらかが好きとはいいがたい、どちらもいい
・その他

質問者からの補足コメント

  • 時には 歌付きも悪くありません。

    ありがとうございました。

    ?t=3

      補足日時:2021/12/18 09:18

A 回答 (2件)

色彩感やニュアンスの豊かさから「管弦楽版」ですね。



現代でもそうですが、「オーケストラに自作を演奏してもらう」というのはなかなかハードルが高くて、自費でオーケストラを雇って演奏・初演できる「富豪」であるか「パトロン」がいるかでもない限り、オーケストラ曲を作っても演奏される保証などありません。
なので、ラヴェルもまずはピアノ曲として発表し(ピアノ曲なら自分で弾けばタダ、楽譜も売れやすい)、その後に人気が出て演奏される目処が立ってから管弦楽版にしたのだと思います。

同じ組曲の中でも管弦楽化した曲としない曲があり(「クープランの墓」や「鏡」など)、ラヴェル自身が「管弦楽化する価値があるか、管弦楽化してより良くなるか」を曲ごとに判断したのでしょう。
従って、管弦楽曲にしたということは、ラヴェル自身にもそれなりの自信や自負があってのことだと思います。

なお、フランスでオーケストラで演奏する機会を提供したのが、1871年にサン・サーンスらが設立した「国民音楽協会」です。フランスは、当時「帝国」であったオーストリア、ドイツ、ロシアとは違って、オーケストラを抱えた王侯貴族がいませんでしたから。
↓ 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91 …

さらには、20世紀のラヴェルの時代には、パリで「ロシアバレエ団(バレエ・リュス)」を主宰した興行師ディアギレフが若手作曲家にバレエ音楽を委嘱したことなどが、オーケストラ曲が作られるモチベーションになったのだと思います。
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この回答へのお礼

なるほど、お金のかかるかからないでこの曲を見た、聴いたことはなかったので新しい視点を与えられた感じがしました。

時には、富田勲盤も。 ありがとうございました。

https://youtu.be/4_IqVYyMBsA?t=84

お礼日時:2021/12/18 09:16

ホルンソロが好きなので、管弦楽版に一票。

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この回答へのお礼

確かに、ホルンが美しく響きます。

https://youtu.be/7UiA6mhFFoo?t=16

ありがとうございました。

お礼日時:2021/12/18 09:11

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