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和文における約物 • (ビュレット)と ◦ (白ビュレット)の使い分け方について、詳しい方、お教えいただけないでしょうか。

何卒 よろしくお願い申し上げます。

A 回答 (4件)

ビュレットと白ビュレット使い分けについて、オーソライズされた基準・規範はとくにないと思います。



自然科学系の専門書や学会論文などで、特に編集者が記述スタイルを指定している場合は、それに従うことになります。
それ以外は個人の意向(好み)でしょうか。同一文書内で両方を使い分けたとして、その意図が説明なしで通じるかどうかは不明です。

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日本エディタースクール編 『標準編集必携(第2版)』と『標準校正必携(第8版)』には、約物・記号・符号(非漢字)の一覧がありますが、使い方・使い分け方には触れていません。

記述記号(区切り記号) 抜粋
 ・ 中黒,中点,中ポツ

しるし物・記号 抜粋
  • ビュレット,項目印 (注)
 ◦ 白ビュレット,白項目印 (注)
 ○ 白丸,丸印
 ● 黒丸
 ◎ 二重丸
 ⦿ 丸中黒 (注)
 ◉ 蛇の目 (注)

(引用注)
  JIS X 0208に存在しない、JIS X 0213で追加された記号。
  環境依存文字であり、正しく表示されない場合があります。

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小学館辞典編集部編『句読点、記号・符号活用辞典。』では、下記のような説明があります。
(入力方法、文字コード、用例は省略)

  • ビュレット(英 bullet)
   ブリット/ブレット/行頭記号/黒丸/黒点
   目じるしとして箇条書きの各条、見出しなどの頭に付ける。
   中黒より大きい黒点だが、ワープロ文書などでは中黒で代用されることが多い。

 ◦ 白ビュレット
   [1] 目じるしとして箇条書きの各条、見出しなどの頭に付ける。
   [2] 国語辞典の見出しで、活用語の語幹と語尾のくぎりめの表示などに使われる。
   [3] 台湾で、中国語文の句点として用いられる。文の終わりに打つ符号。
 
(引用注)
 白ビュレットの用例として、『大辞泉』の下記の見出し語を挙げています。
  つまら◦ない【詰(ま)らない】
  https://kotobank.jp/word/%E8%A9%B0%E3%82%89%E3%8 …

 『大辞林』も同様の使い方です。
  凡例抜粋:活用する連語および慣用句で、活用する部分が語幹・語尾の区別のできないものは、活用語の上に「◦」を入れて示した。
 『広辞苑』は全角ダーシ「‐」を使っています。

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理数系の論文記述などに用いられる組版システム(TeX、LaTeX)でも、ビュレット/白ビュレットを書き分けることは可能です。本来の用途は「二項演算子」ですが。

 \bullet  ビュレット
 \circ   白ビュレット
 \bigcirc  白丸

https://meta.wikimedia.org/wiki/Help:Displaying_ …
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こういう問題に関しては「真魚さん」という常連回答者が圧倒的に詳しいのですが、コメントがないようなので、よくわかっていない当方がコメントします。


 欧米では、記号の使い方を決めた「正書法」がかなり確立されていますが、日本語の場合は、そういう決まりがほとんどないはずです。
「ビュレット」は、そもそも日本語ではあまり使われない記号なので、使い方のルールはほとんどないのでは。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%A5 …
 ↑のなかで、よく目にするのは、〈箇条書きの一項目を示す印として箇条書き項目の先頭に置く。中黒で代用されることもある〉でしょうが、これもナカグロ(もしくは●)が使われることが圧倒的に多いと思います。
 印刷物の場合は、ちょっと気の利く編集者は、●では大きすぎるので、小さいものにすることがあります。そこで「ビュレット」という言葉を使って通じるか否かは知りません。

 記号の使い方に関するルールとして広く知られているのは「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」でしょうか。これは昭和21(1946)年のものです。こんな昔のものがいまでも引用されるということは、それだけ日本語の記号に関するルールが未整備なことを示しています。
http://nifongo.style.coocan.jp/kugiri.html

 当然、この資料にも「ビュレット」の話は出てきません。
 個人的には、↑に書いたように、箇条書き項目の先頭に置くぐらいしか使い方を思いつきません。見出しの先頭もありでしょうか。
「白ビュレット」の使い方は……ちょっと思いつきません。
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特にない



文脈の中でルール決めをすればいいと思います
例えば、「重要なこと=●」「そうでもないこと=○」というような感じですね
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特に使い分けはないでしょう。


個人の好みや、その時の気分次第で使いたいほうを使えば良いです。
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