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エドワード、ホッパーの灯台のある丘という作品について作品説明してほしいです

A 回答 (3件)

ホッパーは街の風景とこの絵のような海の風景をよく描きました。


この灯台(と沿岸警備隊の建物)はメイン州にあり、他のアングルでも描かれています。
白い灯台に青い空なんて爽やかな絵になりそうなものなのに、日が傾きだした時間帯を描くことで灯台はハイコントラストになり、哀愁を感じさせる絵になっています。

ホッパーはアッシュ缶派のロバート・ヘンライに絵を学び、ヘンライが目指した「アメリカの印象派」を自分なりに解釈し直し、当時のアメリカの空気感を取り入れようとしました。
戦争や恐慌などにより人々の間には不安があり、「昔ながらのアメリカ(ノスタルジー)」に心が向いていたのです。

ホッパーは直線と光の効果を使ったシンプルな絵で、アメリカ人に馴染みのある風景を描き、不安や寂しさを感じさせる作品は当時の人々の心にうったえるものがあったのです。
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初期は、風景画が目に留まります。


街中の風景など、そこに人がいても良さそうな絵であっても、ほとんど人物は描かれないのです。
そのため、寂寞感というか、あるいはどことなく不安な雰囲気が漂っているように感じられます。

非常に強く陰影をつけた、ハイ・コントラストの絵で、『灯台のある丘』(1927)や『トゥー・ライツの灯台』(1929)などは描かれている建物の側面に当たる光が大変まぶしく感じられます。
こういう灯台を描いた絵だと、光だけではなく、そこに吹いていたであろう潮を含んだ風の香すら感じられるようです。

キリコの絵に言及されている部分がありましたが、確かにこのようなハイ・コントラストの画風はキリコに通じるところがあるかもしれません。

人物が描かれるようになっても、そこにはやはり不安感、緊張感が漂うように感じられるのです。
また、人は描かれているのに、視線が寄せられている人物以外には誰もおらず、やはり空虚感、寂寞感が漂うのです。
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https://www.edwardhopper.net/lighthouse-hill.jsp
https://www.edward-hopper.org/lighthouse-hill/
http://www.visual-arts-cork.com/paintings-analys …

このあたりを読んでかんがえてみるとよいかも。
3番目のリンクに(若干)彼の育ちとか絵画の背景とかの説明がある。
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