プロが教えるわが家の防犯対策術!

質問です。

プレリュードって、音楽用語で「前奏曲」って言う意味だと最近知りました。

では、そのプレリュードの後の、映画で言うところの「本編」って音楽用語では何て呼ぶのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

プレリュードは「前奏曲」と訳されてはいるものの、前奏曲は「前奏」とは全く違い、前奏的な意味はありません。



古くは大ががりな一曲の前に置かれる即興的な形式の曲を指したようです。「前奏」のような意味や方向性は全くなく、単に音楽の独立した一形式と考えた方がいいです。
さらに、19世紀には既にプレリュード風の独立した「一つの曲」を表すようになり、ますます独立性が増しました。例えばショパンやドビュッシーは単に「前奏曲」と呼ぶだけの多彩なピアノ曲を集めた「前奏曲集」が有名ですし、ラヴェル「クープランの墓」の第1曲「プレリュード」も一曲目に置かれてはあるものの2曲目以降とは全く繋がりのない独立した曲で前奏とは呼べません。「牧神の午後への前奏曲」も後に何も続かないそれ一曲の独立した作品です。

そういう意味で、「プレリュード」の「前奏曲」という日本語訳が果たして的確なのか怪しいです。
ディアトニック・スケールを「全音階」、ホール・トーン・スケールを「全音音階」…と似た名に訳されてしまったように、音楽用語の日本語訳は度々訳された当時の主観が入っていて上手く訳せてないことは多いです。「前奏曲」の名は一旦忘れた方がいいです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2022/08/17 21:20

No.2 です。

ちょっと追加。

ピアノ曲の「前奏曲集」のうち、#1 さんも挙げられているドビュッシーのものは、あらゆる調を網羅することはしていませんが、いろいろな調で「第1巻、12曲」「第2巻、12曲」の計24曲になっているところは、他の作曲家の「前奏曲集」と共通です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E5%A5%8F …

フランツ・リストは管弦楽曲である「交響詩『レ・プレリュード』」(タイトルは「前奏曲」のフランス語)を作曲しています。
これは「生とは、死への前奏曲である」という哲学的な内容を音楽にしたものです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E5%A5%8F …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2022/08/17 21:19

歌劇(オペラ)などでいえば、「前奏曲「序曲」はまだ幕が開く前から演奏されるもので、オーケストラだけで演奏されます。


「本体」は幕が開いてから歌手が歌って物語が進む「オペラの本編」です。

その場合には
・前奏曲:演奏中に幕が開いて、そのまま途切れなく劇が始まる。
・序曲:ひとまとまりの曲であり、この曲が終わってからおもむろに幕が開く。
という区別があるようです。

なお、ピアノなどの鍵盤楽器のための曲の種類に「前奏曲」と呼ばれるものがあります。
これは「何かの前に演奏される」というより「曲の種類」を表わすもので、「形式や規則のない、自由で即興的に弾かれる曲」です。もともと「鍵盤楽器の調律が正しくできているか」を確認するために「いろいろな調」で「パラパラっと」弾いてみるものが語源になったようです。つまり「正式に演奏する『前』に試しに弾くもの」というような意味あい。
「調律を確認する」という本来の由来のため、バッハの「平均律クラヴィーア曲集(前奏曲とフーガ)」、ショパン、ラフマニノフなどの「前奏曲集」は、長調が12種類、短調が12種類の「24曲」がワンセットになっています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2022/08/17 21:20

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!