ホテルを選ぶとき、これだけは譲れない条件TOP3は?

ニュースを見ていて、疑問に思うことがあるので質問させてください。
米国と日本は同盟国であり、その絆は非常に強いものがあると思います。日本は戦前の植民地支配のこともあり、アジアでは同盟を結べる友人はおらず、経済面でも安全保障の面でも米国こそが日本を理解してくれる唯一の友人だと思います。国際政治の上でも、米国と日本の同盟関係は非常に重要だと思うのですが、米国は日本以外にもイギリスをはじめとして、いろんな国と同盟を結んでいますよね?
日本は、米国との同盟関係を何よりも重要なものだと考えていますが、米国からするとどこの国との同盟関係が大事だと思っているのでしょうか?米国は、日本を自分の言いなりにできる妾みたいなものだと軽く見ているのではと感じています。やはり米国からするとイギリスが最重要同盟国でしょうか?また、世界の国々は日米同盟のことをどれくらい認識しているのか、ご存知の方がおられれば教えて下さい。お願いします。

A 回答 (10件)

米国がもっとも強い絆を感じる同盟国は、圧倒的に英国です。

これには、理屈だけでなく、同じ言語を話し、米国の歴史・文化のルーツ(いちおう)である英国との血縁意識があると言われています。政府の政策決定者レベルだけでなく、一般国民にも英国との同盟意識があります。

また、これはいささか異常な米国の現象なのですが、現在、米国にはイスラエルへの肩入れ感情が異様に強い。イスラエルとは同盟条約は無いのに、事実上は極めて強い同盟国として、米国民はイスラエルを見ています。これが、中東和平を難しくし、中東でアメリカの敵を増やしていることを考えると、ここまでのイスラエル重視が米国の国益からみて合理的とはいえなくなっているのですが、とにかくイスラエルとの絆意識は国民レベルにまで強く広がっています。
米国のある安全保障専門家は、米国のイスラエル擁護は、もはや国益上・戦略上の理屈では説明できないと書いています。

とにかく、今の米国民が心情的に同盟の絆を強く感じているのは、英国、そしてイスラエルだと思います。

現在の共和党政権(ブッシュ政権)は、米日同盟を極めて重視しており、政権幹部が「日米同盟は世界最重要の二国間同盟」と言っています。(ただし、米英の同盟関係は、NATOがあるので、法的には二国間同盟でなく多国間同盟だから、「日米同盟は世界最重要の二国間同盟」と発言しても、英、欧よりも大事とは必ずしも言ったことにはならない、のですが。)

20世紀後半から21世紀は、アジア太平洋地域が世界の人口・経済・政治の中心となることはほぼ自明。米国の将来の国益は、アジア太平洋地域で米がどんな地位を占めることができるかで決まります。米日両国は、太平洋をはさんで、両国だけで世界の経済総生産の4割を生み出す世界1位と2位の経済大国どうし。冷戦が終わって平和になった欧州とちがって、今も地域の多国間安全保障システムが存在しない東アジアで、日米同盟が、米国にとっても、国際社会にとっても、最大の東アジア安全保障の重しになっています。米国がアジア戦略を考え、外交上中国に対するとき、日米同盟をまず基盤に考えるのは、米国の視点からみて理論的に自然であり、米国の安全保障専門家・理論家たちの大勢は(民主党系を含めても)日米同盟重視派です。(クリントン政権の日本軽視姿勢は、まあアジア音痴だったというわけです。)

ただし、米国の米日同盟重視は、あくまで外交上・戦略上の合理性からくるもので、英国の場合のような、心情的な要素によっても固められているということはないでしょう。政府の政策関係者レベルでも一般国民レベルでも、です。でも、日本人も米国に対してそこまで同盟国としての共感・仲間意識を持っていないわけだから、この点は米国をうらむわけにもいきません。むしろ、傍から見れば、日米同盟において、自分中心の功利的立場を取ってきたのは、日本のほうでしょう。
本当に日本人が米国を完全に信頼できる同盟国だと思ってるなら、米国が戦うときには中東であれアフリカであれ同盟国として日本人は支持するだろうし、また自国を「米国のめかけ」などという自虐的形容はしないでしょう。
こういう言い方をすることじたいが、日本人が米国と本当の友邦・同盟国だと思っていないしるしのような気がします。自分が米国に対して完全な信頼を寄せていないのに、米国側に日本のことを100%信じて大事に考えて欲しいと思うのは、日本のエゴに過ぎません。

なお、米国が日米同盟をどうみているかについては、現在の共和党政権幹部の日本重視は単なる外交辞令ではなく、本気、本心だと思います。
しかし、民主党は伝統的に日本軽視傾向が一部に存在します。何年も前ですが、ブレジンスキーが『フォーリン・アフェアーズ』誌(だったかな)に寄せた論文で、日本を安全保障面では事実上のアメリカの属国のように書いた例があります。

最後に、当事国以外の世界の人々はどのくらい認識しているか、ですが、
・アジアでは、専門家、外交に詳しい人なら、日米同盟が東アジア安全保障の要になっていることは、嫌でも認めざるを得なくなっています。
・アジアでも民衆は、日米同盟なんてなんとなく嫌な感じだ、程度にしか考えていないでしょう。嫉妬や不快感を伴う場合は多いでしょうね。
・それ以外の地域では、国際政治に詳しいごく少数を除いて、ほとんど日米同盟の重要性への認識はありません。
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この回答へのお礼

お返事遅れて申し訳ありません。

大変詳しく説明して頂き、とても参考になりました。
共和党と民主党では、対日関係に大きな差があるのですね。個人的には、このまま共和党が政権を担当してもらいたいものですが、その場合すぐに敵を作るので、日本は戦争に付き合わされることに今後もなりそうですね。
イラクの次は、北朝鮮、将来的には中国といったところでしょうか。

参考になりました。

お礼日時:2005/06/15 21:21

アメリカの背中しか見ていなかったというよりは、


アメリカに頼らざるを得なかったと言った方が正しいと思います。
日本の戦後の社会開発、経済開発はアメリカとアメリカを中心とする国連(旧連合国)の援助に頼りきりでしたからねぇ
日本は今援助する側ですが、昔はされる側だったんです。
そんなにアメリカを目の敵にする必要も無いのでは?
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●現在アメリカは唯一の超大国として君臨していますが、その地位は絶対ではありません。

先のイラク攻撃では多くの国が対米批判をおこない、テロの驚異も重なり、軍や民間支援団体の派遣取りやめをうちだす事態が起きました。

 現在アメリカとヨーロッパ…特に安全保障を巡るNATO間での関係が微妙になって来つつあることをご存じでしょうか? 冷戦時代はアメリカ頼りであった西側欧州軍も、いまやフランスとドイツ…これまで仇敵とさえ言われていた両国が安全保障で軍事関係を強化している現在、アメリカ離れが進んできていることは無視できません(各国の駐留米軍による事故や不祥事の多発が原因)。

 つい最近、アメリカは「これまで秘匿扱いであった情報の一部を日本とイギリスに対して公開してゆく」と発表しました。上段に記したとおりいまヨーロッパでは反米とまでは行かないものの、嫌米派や対米慎重派勢力が力を伸ばし、『欧州はヨーロッパ独自の協力組織で運営されるのがベストである』とする考えを持つ人やグループが増えているようです。

 そんななかで日本はアジアのみならず、アメリカ以外で空母の母港化を維持できる地理的にも安全保障上からも信用するに足りる国となっています。確かに経済分野では多分に亀裂が走る部分もありますが、そうであっても対ロシア、対中国、対北朝鮮(および韓国)へのアプローチを考えた場合、日本の存在は他で補えるものでは到底あり得ないものとなっているrことも事実でしょう。

 上記のようにアメリカ離れがこのさき加速した場合を警戒して、当のアメリカとしても日英両国を同盟関係につなぎ止めるための褒美を用意しなければならず、それが”情報公開(提供)”であったと思われます。

●日米関係はすでに世界各国政府が認識している事実であり、イラクで米軍が掃討作戦を実施しているときに、アルカイダは「アメリカと組している破壊者」とした数カ国のなかに日本を名指していましたね。経済同盟よりも軍事関係での強化がより絆を強めている事実に違和感も感じはしますが、日米同盟は今後さらに強化されてゆくものと考えます。

 以下のサイトを参考にしてください。
■『在日アメリカ大使館』
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j20040403-50. …

■『RIETI 経済産業研究所』
http://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/02112201.html
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一概にどの国が一番と言うのは難しいでしょうねぇ。


いろんな要素がありますから。
日本は軍事的な戦略拠点としてはドイツや中央アジア等に並んで重要な地域ですが、
政治的な意味ではイギリスやイスラエルには劣るでしょう。なぜならアングロサクソン系やキリスト教原理主義はアメリカのルーツであり、今でもアメリカの人口の多くを占め、ユダヤ系もキリスト教原理主義と絡んだり国内で経済的な力を持ったりして大きな力を持っているからです。いかなる大統領も政権や社会・文化の基盤であるこのこれらの勢力を無視することは出来ません。
しかし日本にはそんな繋がりはありません。
かと言って日本の経済力も無視できません。
アメリカ国債を大量に保有していたりもするそうです。
米軍の戦略拠点としては重要ですが、現状では日本の自衛隊はあくまで域内の補助的な存在で、広域で積極的に利用することは出来ないのでその意味でもイギリス等には劣るでしょう(現段階では)。
幾分重要な同盟国と言えるでしょうが、
総合的にみて最重要とは言えないでしょうね。

日本がアジア・オセアニアの国々と安全保障上の同盟関係を結ぶ事が出来なかったのはご指摘の通り。ただそれは戦後の国際情勢と国際社会における日本の立場ゆえで、経済的にはアジアの国々と強力な関係を持っていますから、状況次第ではそれは幾分変わってくるものだろうと思います。
ご参考までに。
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この回答へのお礼

有難うございます。日本は戦後、アメリカの背中ばかりを見て、アジアを軽視する風潮があったかもしれないと思います。今後はアジアの国々と経済・軍事において強い関係を結ぶべきですね。

お礼日時:2005/03/30 19:58

アメリカは,唯一の超大国ですので,


「なにかにたよらないとやっていけない」
つまりは,「同盟が必要」という存在ではありません.

かれらにとって,同盟とは「コスト削減」のための方法
の一つに過ぎないでしょう.
民族的には,アングロサクソンとユダヤ系は別格のようです.つまりは,イギリスとイスラエルです.
それにしても,もしも,アメリカに正面から逆らえば
同盟相手といえどもどうなるかわかりません.

どこかの政治家も言ってましたが,
「アメリカは日本がいなくてもやっていける」
でも,
「日本はアメリカがいなくてはやっていけない」
だから,
「日米軍事同盟」は必要だと言ってました.

ある意味では,ご質問者の見解の通りです.


ただ,日本の取っている政策は,軍事をアメリカに外注して,安く上げた分を経済にむけている,かしこい方法です.日本的に言えば,「損して実を取る」という.

日本がアメリカのようになるのは,まぁ,無理ですよね.だとしたら,今の関係は仕方ないと言えるでしょう.
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この回答へのお礼

確かに日本は経済的にも軍事的にもアメリカなしではやっていけませんよね。これまでは、日米関係は良好な状態が続いてきましたが、今後中国が対等することで、日本が米・中とどのような関係を築いていくことになるのか、大変心配ではあります。

お礼日時:2005/03/30 19:53

もっともアメリカにとって重要な同盟は、おそらく実質的な意味で言うなら、イスラエルでしょう。

明文化した条約などがなくても、アメリカはイスラエルを裏切ることはできないでしょう。(というよりアメリカがイスラエルに牛耳られているのか。)

アジアで同盟を結べる友人がいないというのは誤りですよ。トルコ、インド、インドネシアなど皆、友好国です。
結構、キルギスとかトルクメニスタンなども友好的だったと思いますね。まあ友好関係と同盟関係は別ですけどね。

米国にとって重要なことは、海外基地を保持できることです。おおもととなるのはマハン戦略です。大陸国をいつでも牽制できるとか、海のチョークポイントを制するところには同盟国を置きたいでしょうね。
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この回答へのお礼

そうですね。インドなどとはもっと積極的に友好関係を構築しなければなりませんね。韓国などよりも、これらの国々と戦略的関係を目指すほうが、よっぽど建設的だと思います。

お礼日時:2005/03/27 12:29

軍事同盟ではアメリカだけですが、仲良くしている国はいくらでもありますし、ASEANなどは対中国戦略において日本との協調をとれるように友好関係をつくることに尽力しています。

オーストラリアなんかも友好的ですね。
米国にとって英国と日本とどっちが重要なのかと考えることはありません。戦闘行為に入るほど利害が対立することがほとんどないため比較の必要がないからです。
基本的に利害が一致しているため、国連決議などにおいて当然一緒に行動してくれると思っている節がありますが、経済問題で色々と摩擦があるため、二国間外交においては必ずしも都合の良い存在とは思えないようです。
世界の国々の市井においては敵対関係にない他国の同盟などはあまり知られていませんが、外務省レベルでならほぼ全国家に知られています。アジアトップの先進国と世界一の先進国であるアメリカに関する情報ですから当然でしょうね。
また同盟に対し苦虫を噛み潰すような思いをしているのはキリスト教国と結びつかれると心情的に凹むイスラム教国家のいくつかと悪の枢軸国北韓、アジアのジャイアン中国と日本が良い思いをするのが気に食わない韓国、それらの国に日本を売りたい社民党、軍そのものを忌避する日本共産党、よくわかっていないがアメリカが嫌いなその他泡沫政党などでしょう。
逆に日米同盟を積極的に評価しているのは対中包囲に在日米軍が必須のASEAN諸国、表立ってアメリカと仲良く出来ない台湾独立派、実際に恩恵を受けている英米、北朝鮮と中国とのにらみ合いに実際に頭を使わなければならない与党、それを理解している民主党タカ派といったところでしょうか。彼らは日米同盟をアジアにおける米軍の受け皿として期待しています。ようするに中国とにらみ合って欲しいんですね。
またこの理由により妾のように捨てられるのは中国及び北朝鮮の体制が変わるまでないと思われます。
逆にこれが解消されれば、日本に米軍がいる必要もないため、同盟がなくなっても困らないと思います。そうなってもアメリカが土地も資源もない技術だけの民主国家に戦争をしかける必要がないんですから。
逆に他の国がそういった真似をしようとする場合、アメリカは同盟に関係なく自由と民主主義の名の下に大量虐殺をしてくれるのであまり心配はいらないと思いますよ。そういった帝国的思想の国が日本の技術や経済力を所有するのは世界にとって非常に危険な事ですから。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすく説明して頂き有難うございました。
対中国のことを考えると、アメリカとの関係は非常に重要ですね。いまだに日本国内に売国議員が少なからず存在していることは、残念です。

お礼日時:2005/03/27 12:25

同盟云々する前に、白色人種が黄色人種、黒人に対して根強く抱いている差別感を忘れてはいけません。



イエローモンキーが自分より豊かであることは彼等にとっては耐え難い屈辱なのです。

あなたも感じているように「めかけ」が主人の言う事を聞く限り、可愛がってもらえるでしょうが次の新しい「メカケ」が出てきたら直ぐに「ポイ」されるのが落ちですね。

ベトナム戦争のときでも、ラオスの山岳民族がアメリカの先兵となって20万人もの戦死者を出し、その結果祖国からも追い出されてしまった事実をご存知? アメリカの戦死者は5万人。
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この回答へのお礼

ベトナム戦争の話しは初めて聞きました。
勉強になりました。有難うございました。

お礼日時:2005/03/27 12:19

アメリカは別に同盟国なんてなくても困りません。

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この回答へのお礼

有難うございました。

お礼日時:2005/03/27 12:17

同盟国ではない。


占領下にある状態です。米兵裁判権、制空権他他
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この回答へのお礼

有難うございます。いまだに占領されてるんですね。

お礼日時:2005/03/27 12:16

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