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私の存在の唯一性と私の本質の唯一性の違いについて教えてください！

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質問者：スナックよしみ
質問日時：2022/06/06 22:50
回答数：3件

私の本質の唯一性がどういうことを言うのか教えてもらえませんか？

補足日時：2022/06/07 23:10
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回答 (3件)

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No.3

回答者： bragellone
回答日時：2022/06/07 10:20

１．　軽く言えば　人にかんする《存在》と《本質》とは　同じひとつのことです。

２．　《わたし》と自称して生涯を生きるそれぞれの知的生物のことです。

３．　本質という言葉を　存在（現実存在：実存）からさらに抽象的な――それゆえ普遍性を帯びるような――概念に仕立て上げることが　場合によってあります。存在という言葉でもあり得ます。

４．　それは　いわゆる形而上学として　絶対性（ないし無限）という概念にかかわらせる場合です。

５．　言いかえると　存在ないし本質という言葉で　けっきょく普遍神のことを言っています。さもなければ　その神の霊性（生命性あるいは仏性）を分有する場が　ひとという存在にはあると言おうとしているものです。

６．　さて　問題は：
★　唯一性
☆　です。何のことか？

７．　わたしにはあいまいな部分をのこしますが　こう考えました。：

①　《わたし》は　人それぞれについて　いわゆる掛け替えのない存在である。という意味の唯一性なのか？

②　自己同一性が　それぞれのわたしに――相対的ながら他者とは独立して――成立するといったことが　その内実であることとして。

③　形而上学的な存在ないし本質として普遍神は　すでに全体におよぶかたちでの唯一性としてあると想定されます。

④　神であるなら　それ以外には実質的に言って　あり得ません。絶対性が　ここに一つ　あそこに別のものがもう一つなどということがあり得ないからには。

⑤　個性は　ほかの誰によっても代替され得ないという（その意味での唯一性をおびる）わたしなる存在に付随するものと考えます。

⑥　つまり　意志――自由意志――が　言わば唯一性の基盤であり　意志の行使の仕方などに人それぞれの個性が発揮されるといった理解です。

８．　
★　私の存在の唯一性と私の本質の唯一性の違いについて
☆　の《違い》は　ざんねんながらよく分かりませんでした。

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No.2

回答者：あほな
回答日時：2022/06/07 01:17

私とあなたでは姿形は異なるし、別々の意識を持っているでしょう？個我がそれぞれにあります。

一方、全一性は抽象性が増します。具体的に言うのは難しいですが、やってみます。

何故難しいのかと言うと、私とあなたは違う、しかし、”私”＝個我　というものの本質は、私とあなたでは同じなのだ、と言うものだからです。矛盾しているように聞こえるでしょう？だから難しいのです。
個我は交換できないが、その本質は交換可能であり、交換するまでもなくまったく等しい、同じものだからです。
（姿形は異なるので交換は出来ません。意識（＝精神）も異なるので交換できません。）

具体性を持たせるためにたとえ話をしましょう。
ここに水彩絵の具があります。色は12色あるとしましょう。パレットに12色並んでいます。これらの色はそれぞれ違います。１２種の個性がある。青は黄ではないし、赤でもなく紫でもなく、緑でもピンクでも黒でも白でもない。
さて、あなたはこれらを使って画用紙に絵を描きます。その時に、水で絵の具を少し溶いて、筆を用いて画用紙に乗せます。この水に色はありません。無色透明です。個性はありません。しかしだからこそ、どの色にも差別なく、その役割を発揮させることが出来ます。この水の透明性が、ここで言う全一性の事です。

水彩絵の具で描いた絵は、すべてこの水を媒介して成立しています。
全一性も、貴方や私、この世のありとあらゆるものを成立させている普遍のものだと思ってください。

私と言う個我は、その背後、本質に全一性を保っていると言う事です。
私と言う絵画は、その背後に、透明で見えないが、水という全一なるものによって成り立っている、と言う事です。水によって描くという行為が成立しているように、全一性によって諸存在は成立しているのです。

この全一なるものを”智”とか、”一切知”と言います。
これは、見聞きすることが出来ず、知ることによってのみそれが知られるものです。