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触媒関係でよくでてくる言葉でターンオーバー数に
ついて解かり易く教えてください

A 回答 (3件)

>>ターンオーバー数


遷移金属触媒や酵素などでは下記のような機構が考えられます。
R + C → M → P + C
R:原料、C:触媒、M:中間体(省略可能)、P:生成物(薬学で言う成績体)、なお反応次数はどうでも良いので触媒濃度に一次にしておきます。
触媒が「死なないとき」
たとえば一時間あたりのCのモル数に対するPの生成モル数を、「Cの一時間あたりのターンオーバー数」と定義します。
触媒が「死ぬとき」
Cが死ぬまでに生成したPのモル数をCのモル数で割り、「Cのターンオーバー数」と呼びます。
死なない場合はまだ良いが、死ぬ場合。
ターンオーバー数が1より小さいときは「触媒的とは認められない」と文句が付きますし、
ターンオーバー数が1だと「定量反応」だと馬鹿にされます。
貴金属の錯体なんか使うと数万を超えても「経済的に引き合わない」「死んだ触媒の回収はどうやる」などなど言われる羽目に…悲しい。(--;
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無電解メッキですと、建浴に必要な量の薬剤を補充した時点で、1ターンオーバーと呼んでいました。



で、浴の寿命をターン数で設定していました。
10ターンいったから、再建浴するとかいって。
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こんにちは。



ターンオーバー数=TON、turnover numberとは、触媒1分子が変換した原料の分子数です。類似した用語として、TOF、turnover frequencyが挙げられます。これは触媒1分子が1時間当たりに変換した原料の分子数です。

TONとTOFはいずれも触媒の性能を示す指標ですが、それぞれ違う意味を持っています。これらの用語の定義は触媒化学の基本ですので、関連書籍には必ず記述されています。
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