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ウィンナワルツでは、1拍目にタメを入れるというか、2拍目を短めにしている演奏を良く聴きますが、その奏法って、なにか名称といいうか呼び名はありますか?
また、これって、踊りやすいようにするためですか?または、別の意味があるのですか?

ネットで調べたら、20世紀になって出てきた奏法と書いてありましたので、踊りやすさのためではないかなあと思い、意味が知りたくなりました。

ウィーンのニューイヤーコンサートなんか見ていると、聴衆が歓喜していますが、聴衆がノリやすいという暗示効果のようなものがあるのでしょうか。

質問者からの補足コメント

  • 皇帝円舞曲なんかこれじゃないとノレませんが、チャイコフスキーのバレーのワルツをこのノリで演奏されたらズッコケるだろうなあ。恐いもの見たさで聴いてみたい気もしますが・・・。

      補足日時:2022/06/21 20:40

A 回答 (2件)

ウィンナ・ワルツは、1拍目に大きな重点が置かれて、2拍目が前に飛び出すという特徴がありますね。


ワルツは「3拍子」といわれますが、ウィンナ・ワルツのように速いワルツだと、1小節を1拍としてほとんど「1拍子」のように演奏されます。その「1拍(1小節)」をどのようにリズム的に分割して演奏するかで、「ウィーン風の粋で颯爽とした」「伊達な」雰囲気を出しているのでしょう。

ウィンナ・ワルツの歴史はよく知りませんが、産業革命やフランス革命、ナポレオンの時代以降に、それまでの貴族の舞曲であった「メヌエット」や庶民の民謡「レントラー」などのゆったりとした3拍子に代わって「速い3拍子」が登場したのが始まりでしょう。社会の主役が、優雅でアダルトな貴族から、若くて活動的な市民階級に移って行ったことと関係するのでしょうね。現代でも、若い人はロックなどのテンポの速い前のめりな音楽を好みますから。
踊りとしてウィーンで19世紀初めに流行り始め、ナポレオン後のヨーロッパ社会を話し合う「ウィーン会議」で広まったようです。
その音楽が、ヨハン・シュトラウス父からシュトラウス2世へと引き継がれて行く時間の中で、「粋」で「洒落」ていて都会的に洗練された演奏様式が確立されていったのだと思います。
なので、「20世紀になって出てきた奏法」ということはないと思います。
(もしあるとすれば、舞踏会・ダンスホールのウィンナ・ワルツや居酒屋のシュランメル音楽の演奏スタイルが、20世紀になってコンサートホールにも持ち込まれた、ぐらいの意味でしょうか)

ショパンの「マズルカ」や「ポロネーズ」をショパン弾きが演奏するときにも似たようなことがあると思います。
また、ジャズの「スウィング」や、世界各地にある独特なリズムを持った「民族音楽」なども同じようなことだと思います(ルンバ、タンゴ、ハバネラなど)。
ある意味で「方言」のようなものなのでしょうね。自然にその地域特有のイントネーションになってしまうような。関東出身者が「関西弁」を真似てみてもサマになりません。

なお、上に書いたように「ウィンナ・ワルツは1拍子」なので、それをどう分割して演奏するかは完全に「演奏者」の側に主導権があって、指揮者にはどうしようもないもののようです。

下記に、少し学術的な記述がありましたので、ご参考にしてみてはいかがでしょうか。
「全て同じようなリズムではなく、メロディや音楽の流れによって臨機応変に変化する」「一般にゆっくり始まって、徐々にテンポを上げる構造が多い」という指摘も参考になります。

https://ameblo.jp/masaoprince/entry-12615060334. …
http://www.cello-maker.com/research/pdf/wienna-w …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ウィンナ・ワルツは1拍(私は2拍に聴こえる)というか、独自の世界を作り出していますね。

今後、色んな指揮者の演奏を聴き比べしていきたいと思います。

お礼日時:2022/06/22 22:07

Quora にある投稿が参考になるかもしれません。



(質問)ウィーン・フィルがワルツを演奏する時のあの独特の拍子の取り方(2拍目が少し前に詰まる)はいつ生まれたのですか?演奏家や指揮者はどのように感じているのでしょうか?

https://jp.quora.com/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

最近、バースタインの若き頃の録音を買って聞いたら、冒頭の美しき青きドナウから「タン・タ・タン」のリズムなんですよ。
バーンスタインは、オーケストラの配置も欧州スタイルですし。欧州指向なんですね。

曲調には合っているんですが、ヨハン・シュトラウス二世の指示でもないんですね。クライスラーのノリの延長ですか。私見と書いてありましたが、妙に納得です。

お礼日時:2022/06/21 20:09

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