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楳図かずお先生の漫画「まことちゃん」の中で母の貴世子が大阪府河内地方の実家にまことを連れて帰省するエピソードについて質問です。
猛吹雪のため(勿論河内でこのような豪雪というのは考えにくくギャグ表現でしょう)道に迷った二人は雪の中から「金剛山」と書かれた柱を見つけます。
金剛山の山頂に来てしまったと確信した二人は、なんとか生き残ろうと冬眠していた蛇を掘り出し、自分の食糧とするべく取り合いになって辺りを転がりまわるのですが、その物音に気付いたのが貴世子の母(まことの母方の祖母)。
その場所は貴世子の実家の庭で、庭にあった「金剛山」と書かれた柱を実際の金剛山の標柱と誤解していた、というオチが付きます。

さて、質問はこの柱が何なのか、という事です。
作中では前述の蛇の取り合いの際に柱は倒されてしまい、貴世子の母は
「ギャー!金剛山がつぶれとる!」と叫び、
庭の別の場所にあった「葛城山」という柱も同様に倒れてしまったので
「ワー!葛城山も!」と叫んでいます。
(コミックスはかなり前に破損して処分してしまいましたのでセリフは正確ではないと思います)

なぜ庭に山の名前を書いた柱を立てていたのでしょうか?
河内地方の山岳信仰に基づくものなのかと検索を掛けたこともありますが情報に辿り着けませんでした。
それとも「なぜか山の名前を書いた柱を立てている家」という単なる楳図先生のナンセンスギャグなのでしょうか?

A 回答 (2件)

富士山信仰における「富士塚(人工のミニチュア富士山)」と同様のものでしょう。


山の名前を書いた柱を実物の山に見立て、その間を歩く事で「金剛山から葛城山まで巡礼した」のと同じ功徳が得られたという事にする訳です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
より詳しいところに近づけましたのでベストアンサーとさせてもらいました。

ただ河内におけるこのような山岳信仰の形、として具体的なものが確認できないもやもやとは今後とも付き合って行かねばならないようで…
「河内にはそんな風習ないのにわざわざ金剛山と葛城山でやる変な家庭」という描写にしたかったのかという可能性も頭をよぎっています。

お礼日時:2022/07/29 22:01

5巻の「里帰り」確認してみましたが、結論としてはわかりません!



最後のナンセンスギャグでしょうか・・・。
迷子になって山に来てしまったと思ったら実家だった、というオチありきなのかも?

庭に山の理由付けは
広い庭のようなので築山をつくって山に見立て柱を立てていた?
「つぶれる」という表現なので、雪で山を作っていた(おじいさんと?笑)?

金剛山も葛城山も作者の実家近くなので、取り入れたかったのでしょうか?
本人に聞いてみたいですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
結局明確な答えにはたどり着けませんでしたが作品を実際に確認いただけたのは助かりました。

お礼日時:2022/07/29 22:02

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