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男女共同参画社会基本法についてです

これは、男女が対等な立場であらゆる社会活動に参加し、利益や責任を分かち合う、ための法律ですが、
利益や責任を分かち合うとはどういう意味ですか?
男女が対等に社会に参画し、喜びや責任(立場上の責任など)を認め合う=女性の給料が少ない、重要な役職に就けないという問題を解消する
ということでしょうか?

A 回答 (4件)

>利益や責任を分かち合うとはどういう意味ですか?



国民として男女とも権利を主張できる社会になるように、男女ともその義務を果たせ、ということです。

で「権利を主張できる社会」ってなんだ?という事になると思います。これは基本的には「制度平等」のことを言います。ほとんどの日本人は知りませんが、西洋では元々女性の財産権・契約権・相続権などが制限されていて、だから男女平等ではありませんでした。

ちなみに階級社会で平民以下の権利が制限されていた時代もありましたし、奴隷は市民に比べて権利制限を受けているから「差別」だったわけです。

ということは「誰でも平等の権利を持ち主張できる社会」とは「どんな属性を持っていても、全員同じ権利を持っていること」が基本的な「権利を主張できる社会」になるわけです。
そして日本でこれは達成されています。

ところが「権利は平等になったけど、女性は社会に出にくい」という苦情が出てくるわけです。「育児もしながら社会参加するのは大変」とか「襲われる心配をしながら社会に出るのは大変」というようなことです。

この点は実は非常に難しい部分で、女性から見れば「男性優位社会」なのですが《権利平等》が実現している以上、男性から見れば「女だけ保護しつつ社会参加を促すのは女尊男卑」に見えるわけです。
だから、性別やその人の立ち位置によって見えている現実が違ってきてしまうのです。

ならば《原則》に戻るべきだと私は思います。原則というのは「権利を持つ者は社会的義務を負う」ということです。

ウクライナ戦争を見てわかると思うのですが、実は「自分達の権利を発揮できる社会は常に存在するわけではない」のです。ロシアに侵略されたウクライナでは「自分達の権利・財産・命」が失われてしまうので、ウクライナ男性は「国家と社会を守るための戦い」を強いられています。本人が望まなくても、男性は出国禁止で徴兵され「自分達の権利を維持できる社会を守るために戦え」と言われているわけです。これが「権利を持つ者の義務」です。

男女共同参画社会というのは、具体的にいえば「女性もこのような社会的義務を果たせ、そのために必要な整備は国がしてやる」ということなのです。

>利益や責任を分かち合うとはどういう意味ですか?
男女が対等に社会に参画し、喜びや責任(立場上の責任など)を認め合う=女性の給料が少ない、重要な役職に就けないという問題を解消する
ということでしょうか?

上記を踏まえて回答するなら「権利の側からみればもちろんそうなる」といえます。でも「義務の側から見れば、女も責任がある重要な役職に就け、給料が高くなりしかし危険な商業もしろ」ということでもあります。

#1さんが書いているのは「そういう社会にするための制度変革(それまでは女性は社会に責任を負わなくてよかった)」ということ、#2さんが書いているのは「男性だけが負っている義務なので、女性も負担すべき内容」で、#3さんは「でも女は家庭の仕事もあるので、女が男性と同等の義務をおうなら、男が家事をしないとダメだよね」という女性側の反論です。

いずれの回答も正しいのですが、それぞれの立ち位置からの視点なのです。

法律の趣旨を総合的に俯瞰的に理解するなら「権利ある者は男女やその他属性に関わらず、みんな社会を維持する義務を果しましょう。もし社会的義務を果たすのに支障があるなら、国がサポートする政策を行うように努力します。」という意味になります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
職だったり社会的な立場だったりと権利を認める(利益)代わりにその権利を守るために責任も持て、ということなんですね。とても分かりやすかったです。他に回答していただいた方たちの意見もまとめてくださり、ありがとうございました。

お礼日時:2022/11/04 17:05

少子高齢化のために、男だけ社会で頑張っても、社会が成立しにくくなった。


だから「家庭に閉じこもりがちの女性にも社会でもっともっともっと本格的に頑張ってもらおう」、「そのためには女性の家庭仕事の負担を減らす必要がある。だから男は家事をもっともっともっと頑張りなさい」。そういう主旨の法律です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
少子高齢化社会において、男性の力だけでは足りないこともあり、女性の社会進出が求められているわけですね。ありがとうございました。

お礼日時:2022/11/04 17:03

男女が対等に社会に参画し、喜びや責任(立場上の責任など)を認め合う=女性の給料が少ない、重要な役職に就けないという問題を解消する


ということでしょうか?
 ↑
女性も、以下のような過酷な仕事をやれ
ということです。

荒海での漁労、
熱風の溶鉱炉作業、
深山ダム建設労働、
機械工場で汗と油にまみれる重労働、
凶悪犯人との格闘、
猛火に飛び込む消防活動
死と隣り合わせのレスキュー、
数十㎏の重量物を一日中担ぐ土建、
糞尿や汚染物質にまみれるゴミ処理業、
最前戦での殺し合い
海上140㍍での力仕事
極寒での命がけの仕事、
とび職、鉄筋工
地上数十㍍での高圧電線工事
死亡率が最も高い木樵
地上40㍍での電気工事
世界一過酷と言われるカニ漁。
・・・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
女性への差別をなくす、ということは同時に、女性だからという理由で守られてきた部分もありその責任を負うこと、も意味するのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2022/11/04 17:02

この法律ができる前は、男子社員募集、女子社員募集と表記ができて、性により仕事内容(給料)が決まっていました。

また、新卒の女子大学生や女子高校生の採用は、採用担当が自分の息子の嫁にしたいタイプを選び、男性社員の嫁候補として採用していて、結婚したら退職することが前提でした。女子社員は職場の華と言われていた時代です。25歳過ぎて独身でいれば売れ残りと言われ会社に残りづらい時代でもありました。
アナウンサーにしても25歳過ぎたら美貌が落ちるからと正社員から契約社員に契約変更をさせた時代です。
この法律ができて、性により職種限定が禁止されて、同じ職種であれば男女同じ給料になり、管理職を目指せるようになりました。
法律ができる前はと後では会社における女性の立場がかわり、女性も長く会社で働けるようになりました。寿退社(結婚退社)も死語になりました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
つまり、性別を理由に差別されていた女性に対して生きやすい社会についての法律なんですね!ありがとうございました。

お礼日時:2022/11/04 17:00

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