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自衛隊と自衛軍の違いは何ですか?

漢字としては「隊」と「軍」が違うというだけですが、それ以外で変わった点はありますか?

A 回答 (3件)

逆に、なぜ「自衛隊」なのかを考えるとわかります。



自衛隊の元は「警察予備隊」→「保安隊」→「自衛隊」という変遷を辿っています。
元々は、太平洋戦争に敗れ「大日本帝国軍」は解体され、憲法で「軍隊」の保持が禁止されました。

一方で、極東の民主主義陣営の拠点として、中国、ソ連(当時)に対峙するために国土を共産圏の軍事侵攻から防衛する必要性は今よりもはるかに高かったのです。

米軍は諸外国との合意で日本を植民地や領土に組み込むような「支配下」にしないことを決めていたので、米軍は自国の防衛とは違う立場で、初めは日本の旧軍属・軍閥の解体・排除を達するために駐留し、その後は極東における民主主義陣営の拠点を守るためにプレゼンスを維持し、その流れに朝鮮戦争がありました。

日本の「軍」は認めないが、アメリカの極東権益を守るための米軍の活動の足枷とならないよう、日本の国土は日本自身で守らせる必要があり、日本自身による「防衛隊」を組織する必要があったのです。

一般に、「軍」とは武力によって他国との紛争における自国の権益を守り拡大するための装置ですが、日本に「軍隊」を認めないという基本方針から、あくまで「防衛隊」なのだという枠をはめ、それを日本政府が国民に対して説明するために「隊」の呼称をあてはめたのです。
(ただ、英訳では「The Japanese Army」なのですけど。)

「平和憲法の下では、他国との戦闘を前提とする「軍」ではなく、自国防衛に特化した「隊」の位置づけなので、憲法には抵触しない」という位置づけなのです。

余談ですが、安倍晋三は、「自衛隊が憲法に抵触するから憲法改正が必要」といいましたが、そもそも憲法との関係性は当初から解決済みのことで、憲法改正の根拠にはなり得ないのです。
憲法改正をする意味となれば、他国との積極的な武力紛争を引き起こすことを正当化することでしかないのです。
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似ているようだが国際社会での権利には雲泥の差がある。


幸いなことに他国では「自衛隊=日本国軍」と認識されており、軍隊としての権利を認められている。
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補足です。


自衛隊の英訳について「Japan Self-Defense Forces」というのが日本政府の公式な見解ですが、陸自についての外国の表現は「Japanese Army」です。
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