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株式併合で株券を回収する理由はなんですか?219条

A 回答 (4件)

併合前の株券が流通してしまうと困ったことになってしまうからです。



たとえば株券発行会社の株式の譲渡は,当該株式にかかる株券を交付しなければその効力を生じないとされています(会社法128条)。
株式2株を1株にする併合があった場合,株券を回収しておかないと,2株を有していた株主の手元には2株分の株券があるということになります。株式併合があったわけですから,2株分の株券があっても実体上は1株ですから,1株しか譲渡できないはずなのに,外形上は2株あるということで,2株の譲渡ができてしまうということになってしまいます。

これ,困りますよね。会社が株券の回収をしなかったことで,存在しない価証券が生じてしまうんですから。
株券の外形を信じて株式を取得した譲受人は,当然自己の株式取得を主張します。株式が別々の人に譲渡されていた場合,そのどちらかの効力を否定しようにも,どちらを否定していいのかもわかりません。有償で株式の譲渡が行われていた場合,そのような株券を放置していた会社に対して,損害賠償請求もあり得ます。そんなトラブルが発生しているような会社の株式だけでなく,その会社自体も信用できないとして,誰も取引なんてしてくれなくなってしまうでしょう。

倒産まっしぐらじゃないですか。

だからそういうことがないように,旧株券は回収して新株券を発行するのと,あわせて株主名簿も整備してしまうんです(端株には議決権がありませんから)。

法律の規定は,ちゃんと考えられて作られているんです。
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株式併合すると、新株券を発行しなければならないため(215条2項)

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株券は有価証券だから。

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○東京証券取引所が勧める必要最低投資金額の


5万円以上から50万円未満を保つ必要があるからです。
最低投資金額が低い株式を低位株と言いますが、
低位株に対してマイナスな印象を抱く投資家は少なくありません。
その為、最低投資金額を5万円以上に保つために、株式併合を行い株価を上げ、最低投資金額を高くする事が出来ます。


○発行株式数が増えすぎた場合や、株価の低迷時に、
株券発行費用や株主管理費用、配当に関する費用、
郵送費用などのコストを抑えるために利用されてきました。


○スクイーズアウトに利用
スクイーズアウトとは、少数株主を減らし、大株主の
意見が通りやすくする目的で行われる一部の
株主を締め出す目的を指します。

大株主に限定されることで、株主総会が簡単に開催できるようになり、
意見もまとまりやすくなります。
意思決定のスピードが速まり、経営の方向性を決めやすく、
安定経営にもつながるのがメリットです。

ただし、スクイーズアウト目的の株主併合派、
少数株主から訴訟を起こされるリスクもあるので、
簡単に実行できるものではありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2023/01/23 22:04

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