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メイギムザ染色をする時に、メイグリュンワルド液のあとに水を足す理由を調べています。

メイグリュンワルド液が99%エタノールであるので、水を足してイオン化させ、染色するというところまで突き止めました。

メイグリュンワルド内の染色物質は(+)と(-)のどちらにイオン化するのでしょうか?

ちょっとマニアックな質問ですが、ご存知の方教えてください。

A 回答 (1件)

僕はここらへんのことはちょっと苦手で、もしかしたら間違っているかもしれませんが、たぶん水を加えるのはRomanowsky効果を得るためだと思います。

Romanowsky効果とはpH6.3~7.3の水溶液中で青色の陽イオン色素(塩基性色素)アズールBと、赤橙色の陰イオン色素(酸性色素)エオジンYの混在している状態において、単に青や赤橙色のみでなく多種の色調が得られるという効果です。メイグリュンワルド液は塩基性色素のアズールBと酸性色素のエオジンYが純メタノール中に存在します。この2つの色素はメタノール溶液中では、両色素は結合したままの中性色素として存在し、このままの状態ではRomanowsky効果を得られません。そこで、水を加えてメタノール溶液を水溶液にするのです。水溶液にすると両色素は解離し、Romanowsky効果により多種の色調が得られるのです。染色手順としてメイグリュンワルド液をスライドガラスに滴下し2~3分おいた後に水を加えますが、水を加える前に2~3分おくのはメイグリュンワルド液中のメタノールで細胞を固定するためです。また、メイグリュンワルド液に水を足すよりもpH6.4~6.8のリン酸緩衝液を加える方が染色性は安定すると思います。もし、ご存知でしたらすみません。
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この回答へのお礼

親切な説明ありがとうございました。大変勉強になりました。

お礼日時:2005/05/15 01:33

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