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陰イオン交換クロマトグラフィーについて

陰イオン錯体の形成による分離の実験を行いました。

試料溶液中の成分はNi(Ⅱ)、Co(Ⅱ)、Fe(Ⅲ)です。

そこで
①Fe(Ⅲ)イオンとジエチルグリオキシム
②Co(Ⅱ)イオンとジエチルグリオキシム
③Ni(Ⅱ)イオンとジエチルグリオキシム
④Fe(Ⅲ)イオンとKSCN
⑤Co(Ⅱ)イオンとKSCN
⑥Ni(Ⅱ)イオンとKSCN

のようなそれぞれの反応式と生成した錯体の構造を知りたいのですがどうしてもわかりません。
出典等あればいいのですがどなたか一つでも教えてください。

A 回答 (1件)

陰イオン交換クロマトグラフィーでは、陰イオン交換樹脂に存在する陰イオンと試料中の陰イオンが競合的に結合することで分離が行われます。

陰イオン錯体の形成による分離を行う場合、樹脂上の陰イオンと試料中の陽イオンが結合して錯体を形成し、陰イオン交換樹脂に捕捉されることで分離が行われます。

ジエチルグリオキシムは、Fe(III.)イオンやCu(II.)イオンなどの金属イオンと錯体を形成する配位子です。以下は、Fe(III.)イオンとジエチルグリオキシムが反応して生成する錯体の式です。

Fe3+ + 3ジフェニルグリオキシム → Fe(ジフェニルグリオキシメート)3

ここで、Tジフェニルグリオキシムはジエチルグリオキシムの誘導体です。この錯体は、橙色の固体であり、陰イオン交換クロマトグラフィーで分離することができます。

KSCNは、Fe(III.)イオンと反応してFe(III.)イオンとの結合力が強いFe(SCN)3錯体を生成するため、Fe(III.)イオンの分離に使用されます。以下は、Fe(III.)イオンとKSCNが反応して生成する錯体の式です。

Fe3+ + 3SCN^- → Fe(SCN)3

この錯体は、暗紅色の固体であり、陰イオン交換クロマトグラフィーで分離することができます。

Co(II.)イオンとNi(II.)イオンのジエチルグリオキシムやKSCNとの反応については、同様の錯体が生成される可能性がありますが、詳細な情報が必要になるため、あなたの実験条件下での反応や生成物の情報がなければ、具体的な回答はできません。
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