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2023年6月3日の、CXの番組「週刊フジテレビ批評」は、「書籍文化の未来」という題材で、書店の衰退と、活字文化の今後を考えるものでした。

その中で、書店の衰退原因の一つとして
未来読書研究所の 田口幹人氏が

「従来の書店流通は、雑誌の流通を中心に考えられた方式だった。
ところが、ネット化で雑誌が総崩れした結果、書店が衰退した」

という趣旨(聴き取りなので正確な言い回しではありません)の発言をされていました。

よく言われる書店衰退の原因
・アマゾンなどネット通販の拡大
・ネット情報の普及
・日本人の本バナレ
・取り寄せ時間がかかることや、書店在庫量の限界
などとは、違う文脈での説明に思われます

日販・東販の寡占や、再販制度のことなのかな?と想像しながも、今一つピンときません。

経済構造・流通構造としての書店衰退の原因の一つとして
「雑誌にカスタマイズしていた流通形態だったから衰退した」
というのは、どのような意味合いなのでしょうか?

A 回答 (3件)

以前何かで聞いたことがあります。

うろ覚えですが・・・。
雑誌と言うのは、定期的に発行され、発行直後に店頭に並ばないと意味がないものですよね。
よって、出版社から書店へと言う流れが、雑誌発売に合わせて定期的に行われることになります。
一般書籍はこの雑誌の流通に相乗りする形で運ばれていて、ある意味、雑誌がメイン、一般書籍は付属物の扱いなわけです。
ところが、メインの雑誌が衰退したものだから、一般書籍を運ぶタイミングが減ってしまった。
そうすると、田舎の書店などは、発売日から2日3日経たないと新刊が入らない事態になった。(ちなみにウチの市は発売日から3日後になってます。)
そうなると、客としては、発売日に手に入れられるアマゾンの方が良いに決まってる。
それで余計に衰退が加速され・・・・。
みたいな話でした。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます

雑誌流通がベースにあるので
ハードカバーや文庫・専門書の流通は
そのリズムに制約されてしまう
・・・と理解すればよろしいでしょうか?

たしかにアマゾンが翌日に配送する時代に
書店でいまだに耳にする
「お取り寄せまで、10日間ほどみていただかないと」
という原始時代のようなセリフ

あれはなんなんだろう?とずっと疑問でした

流通改革がアマゾン対応として必要だったのに
完全に乗り遅れて滅びていくというのが
書店物流と、中規模書店なんでしょうね!

負けるというのはこのようなことなのでしょう

どうもありがとうございました

お礼日時:2023/06/10 19:53

出版業界にいた者です。



答えになっていなくて申し訳ないですが、私も意味がわかりませんでした。

流通ではなくて「販売」であれば意味はわかります。

「従来の書店販売は、雑誌の販売を中心に考えられた方式だった」

ということですね。

「ところが、ネット化で雑誌が総崩れした結果、書店が衰退した」

ということになり、まさにその通りです。

また、1行目の主語は流通でありながら、しかし2行目では衰退したとしている主題は書店です。

この発言には流通と書店との関係性が述べられていません。

あなたが混乱するのも当然です。

1行目の主語が流通である以上、2行目の文脈は「ネット化で雑誌(流通)が総崩れした結果、書店が衰退した」と読まざるを得ず、さらに意味がわからなくなります。

流通と販売を混同しただけなんじゃないかと思います。

おそらく意識的に混同したのでしょう。

「雑誌販売を中心にしてたから、雑誌が廃れて書店も衰退した」なんて当たり前すぎることなので、ちょっと業界の専門家っぽい感じで言いたくて、主語を流通にしたのでしょう。

専門家の発言なんてそんなもんです。
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この回答へのお礼

専門の方のお答え、ありがたく思います

レトリックとしてあえて「意識的に混同」
した表現というのは、ありえると思います

そして、流通形態の良さ≒販売利益
という考え方は、利益だけ見ればある程度
正しいともいえましょう

たしかに少年ジャンブが1日で600万部
売れた時代は、1誌あたり数千円の粗利が
書店に落ちていたのでしょう

雑誌の死は、書店の死という構図であった
という理解は、第一近似としては正当に
思えます

どうもありがとうございました

お礼日時:2023/06/10 19:44

>>「雑誌にカスタマイズしていた流通形態だったから衰退した」



雑誌の売上を上げることが、本屋で儲かるための方法で、それを中心にカスタマイズしていたってことでは?

ただ、街や駅、電車の中での人達をながめていると、多くの人は手にスマホ持って歩いていたり、車内では9割くらいの方がスマホを見ていたりします。
雑誌や書籍を読んでいる人はほとんどいません。昔は、新聞や雑誌などを読んでいる方が多かったものですけどね。
そういう風景を見ていると、書店が衰退するのも当然かなと思うこのごろです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます
たしかに、一時期、雑誌で書店経営は廻っていたと思います
だからおっしゃられるようんび
「雑誌を基盤とした営業業態」
という文脈だったのかもしれません

雑誌の衰退は目も当たられず
週刊朝日も討ち死にし
紙の週刊誌にお金を払うのは老人だけという現在
よほど特殊な書店形態を考えぬ限り
生き延びられないのでしょうね

早速のおこたえどうもありがとうございました

お礼日時:2023/06/10 19:44

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