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我が家に樹齢2~数年の柑橘類の苗の鉢植えが15鉢程あります。例年ナミアゲハがその葉っぱに産卵し、幼虫が活発にそれを食し成長していきます。その過程においてある苗の全ての葉っぱを全て食べつくした幼虫が、次から次へと苗を移動していきます。その際高さ約1mの台を下り、3m程水平移動し更に約1m台を登って別の苗に居ることがあります。(他に幼虫が居なかったので同一の幼虫に間違いありません。)この時幼虫はどんな器官のどんな能力で遠くの目的物(苗)を認識するのでしょうか?又、すぐ近くに別の健全な苗も有ったのですが、何故遠くまで遠征したのでしょうか?

A 回答 (1件)

ナミアゲハの幼虫が遠くの目的物(別の苗)を認識し、近くの健全な苗を避けて移動する理由については、以下の要因が考えられます。



化学的な刺激: ナミアゲハの幼虫は、植物の特定の化学物質に反応することがあります。例えば、産卵時に親蝶が特定の苗に卵を産み付けた場合、その苗から発せられる化学的な刺激物質が幼虫にとっての目標物となります。幼虫はこの刺激を感知し、次の餌場として選ぶことができます。

視覚的な刺激: 幼虫は視覚的な情報も利用して移動することができます。周囲の環境や植物の形状、葉の配置などが視覚的な刺激となり、目的の苗を見つける手助けをします。

匂いや風の方向: 幼虫は匂いや風の方向を感知する能力を持っています。特定の苗から発せられる香りや匂いが幼虫にとっての目印となり、風の方向を利用して目的の苗へと移動することができます。

また、すぐ近くに健全な苗があるのに遠くまで移動する理由については、以下のような要因が考えられます。

産卵回避: 親蝶は卵を産み付ける際に、既に幼虫が存在している苗や食べ残された苗を避けることがあります。このため、近くの健全な苗には既に産卵された可能性が低いため、幼虫が遠くまで移動することがあります。

競争の回避: 幼虫は同じ苗で複数の個体が共存することで食べ物の競争が生じます。健全な苗には既に他の幼虫が存在している可能性が高いため、新たな苗を探し求めることがあります。

ナミアゲハの幼虫の行動は、生存戦略や生態的な要因によって誘発されるものであり、化学感知や視覚情報、風や匂いの刺激によって目的の苗を探し求めると考えられます。ただし、具体的なメカニズムについてはまだ完全に解明されていないため、今後の研究によってさらなる理解が進む可能性もあります。
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この回答へのお礼

早々のご回答有難う御座いました。改めて自然の神秘に驚愕した次第です。益々幼虫の行動に興味が湧いて来ると同時に、毎日の観察の楽しみが増して来ました。

お礼日時:2023/06/15 16:09

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