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写真のような回路のとき、参考書によれば「直列では電圧比は抵抗比に等しい」ということから、
「R1:R3=R2:R4」が成り立てばbcの電位は等しいらしいのですが、なぜ抵抗比が等しいと電位の降下も等しくなるのですか?

補足:(直列のとき電圧比=抵抗比は理解してます。わからないのは、抵抗「比」が等しいとき、なぜ電位が等しいのかということです。抵抗比と等しくなるのは、各抵抗の電位の比ではないのでしょうか?

「写真のような回路のとき、参考書によれば「」の質問画像

A 回答 (5件)

まず、用語を確認しておきます。



抵抗の両端はそれぞれ別の電位を持っています。
抵抗の両端の電位の差を表す「抵抗の電位差」なら有ります。
抵抗の電位差を「抵抗の電圧降下」あるいは単に抵抗の電圧といいます。
抵抗の電位というのは無いので注意しましょう。

直列の場合、「抵抗の電位差の比」は「抵抗の比」と一致します。
電流が共通で、電圧降下は 電流×抵抗値 なのでこれは当然ですよね。

質問の回路では

ad間の電位差 = R1の電位差 + R3の電位差 ①

ですが

R1:R3 = R1の電位差 : R3の電位差 ②
なので
R1の電位差= R3の電位差 × R1/R3 ③

これを①に代入して
ad間の電位差 = R3の電位差 × R1/R3 + R3の電位差
= R3の電位差(1 + R1/R3) = R3の電位差{(R1 + R3)/R3}

→ R3の電位差 = ad間の電位差× R3/(R1+R3)
になります。分圧の公式です。

同様に
R4の電位差 = ad間の電位差× R4/(R2+R4)


b の電位 = e の電位 + R3の電位差
c の電位 = e の電位 + R4の電位差

であり、

R3の電位差 = ad間の電位差 × R3/(R1+R3)
R4の電位差 = ad間の電位差 × R4/(R2+R4)

R1:R3 = R2:R4 なら
R3/(R1+R3) = R4/(R2+R4)
なので

bの電位=cの電位

です。
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>なぜ抵抗比が等しいと電位の降下も等しくなるのですか?



「電位の降下」ではなくて「電位の降下(電位差)の比」ですね。
ですね。

R1 と R3 は「電流」が同じなので、「電位差の比」は「抵抗の比」に等しくなります。

R2 と R4 は「電流」が同じなので、「電位差の比」は「抵抗の比」に等しくなります。

「R1, R3のライン」と「R2, R4のライン」とは、一般には電流が異なりますから、各々の「電位差」そのものは直接比較はできません。
比較できるのは、あくまでも「電位差の比」です。
ただし、お示しのものは、全体の電位差「V」が共通なので、「電位差の比」から直接「電位」そして「電圧」を求めることができます。

・b 点の「d点を基準にした電圧」は、(a - d) の電位差(=V)を R1 : R3 に分割した電位差、つまり
 V × [R3/(R1 + R3)]

・c 点の「d点を基準にした電圧」は、(a - d) の電位差(=V)を R2 : R4 に分割した電位差、つまり
 V × [R4/(R2 + R4)]

ここまでは納得できますか?
あとは、この2つが「R1:R3=R2:R4」のときにどうなるか、考察してみてください。
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「直列抵抗による分圧」とかでケンサクなさると良いと思う。

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>抵抗比と等しくなるのは、各抵抗の電位の比ではないのでしょうか?



そうだから、b、cの電位が等しくなる。
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問題の場合、R3とR4の両端電圧が等しいということから


bd間の電位差Vb-Vdとcd間の電位差Vc-Vd
が等しい、つまりVb-Vd=Vc-VdからVb=Vc
つまりbc間の電位差がなくなるのです。
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