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1979年のソ連による侵略以降、アフガニスタンはずっと混乱と貧困の中にありますが、それ以前のアフガニスタンはどんなだったんでしょうか?故ザヒル・シャーは今でも「国父」と呼ばれているとの記載もありましたが、それなりに平和で豊かだったのですか?

A 回答 (2件)

17世紀半ばまでのアフガニスタンは、モンゴル帝国、ティムール朝、サファヴィー朝、ムガル朝、オスマン帝国などの支配下にあったあと、アフガニスタン王家による統治になったけど、王家と言っても1つの強大な一族ってワケではなく部族間の紛争もあったし、19世紀末から20世紀初頭にはイギリスの保護国になっていたりした。



で、実は、アフガニスタン国内には何百年も前からイスラム国家樹立を求める勢力が存在して、王家やイギリスなどを相手に武装蜂起があったんだけど、イスラム勢力を纏める勢力が無かったので、それぞれの地方で小さな反乱を起こすのが精一杯。蜂起を潰されては、また蜂起なんてコトが続いていた。

アフガニスタン紛争を「ソ連の軍事介入に対してムジャーヒディーンが起ち上がった」と考えている人が多いけど、ムジャーヒディーン目線では、アフガニスタン紛争は敵が、王家から「ソ連の傀儡政権」に入れ替わっただけとも言える。
イスラム圏から義勇兵が入ってきたし、”反共””敵の敵は味方”の理屈で西側諸国も支援するコトになったので、ソ連軍相手の戦闘や支援国と交渉などのためムジャーヒディーンが纏まるようになったもの。

一纏まりにみえたタリバーンが、政権を獲った途端に派閥・部族間の勢力争いになったのも、「強大な敵」が無くなったことで”元の形に戻っただけ”なんだろうな。

>それなりに平和で豊かだったのですか?
小さいとはいえ内戦があるのも”それなり”なら・・・
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この回答へのお礼

ありがとうございます。「帝国の墓場」と揶揄されるアフガニスタンは国民にとっても悲惨な場所なんですね、ずっと…

お礼日時:2023/09/19 14:49

ソ連侵攻後にヒッピー上がりのアメリカ人から聞いた話ですが、いわゆる沈没地で、出入国管理が甘いので幾らでも滞在でき、物価は安く、ハシシも安く入手でき、人当たりが良い居心地の良い国だったそうです。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。ずっと怖いところだったのですね。

お礼日時:2023/09/19 14:50

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