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民間銀行はなぜ国債を購入するのでしょうか?

ネットで調べると、古い記事ですが共産党が載せているものがありました
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-03-26/20 …

要約すると『自己資本比率を下げずに、ノーリスクで利益を出せるから』ということだと思います。

試しに、山口銀行の2024年3月期第二四半期決算短信を見てみると、その他有価証券評価差額金△33,315とかなりの損失が出ているように感じました。
※ただ会計知識が浅いので見てる場所間違ってたら、それも教えてほしいです。。。

それに民間銀行は統廃合を繰り返しているイメージがあり、民間銀行が利益を出す仕組みとして国債はかなり脆弱なのではないでしょうか。

結局損失が出ることが現実なのであれば『自己資本比率を下げずに、ノーリスクで利益を出せるから』というロジックは崩壊してしまうため、それは政府が今後国債発行による資金調達が継続的にできるかどうかに直接的に影響してしまう問題だと思います。

つまり、『自己資本比率を下げずに、ノーリスクで利益を出せるから』という理由では現実を説明しきれていないと思ったため、ほかに理由があるのであれば知りたいと思い質問をさせていただきました。

浅い知識でロジックを組んでいるので、聞き苦しいところがあれば大変申し訳ありません。
知識や認識の間違いへの指摘も含めて、質問に対する回答をいただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

民間銀行が国債を買うのはその方が有利だからです。


国債は事実上の元本保証がある金融商品であり、日本に限らず基本的に銀行は自国の国債を大量に保有しているものです。安全資産としての国債をベースとした上で、景気の良し悪しで他のリスクをとった運用を拡大したり縮小したりを行うものです。
また国債は満期まで保有していれば損失が出ることはないので、安定運用には必須の金融商品です。時価で損がでることもありえますが、国債などでの債券運用を行う場合に短期的な流動性の高い預金などで長期運用の債権などに使用していなければなにも問題ないものです。
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ある程度金融システムを深いレベルで理解しているという前提で書きます。



銀行が国債を沢山買う一番の理由は民間がお金を借りてくれる需要が少ないからです。結局沢山のお金を眠らせておくだけでは”当座”預金には金利がつかないのでビジネスとして成立しないのです。つまり日本の景気が悪く、誰も借りてがいないのだから債権を買うかあぶれたお金を日銀当座預金に眠らせておくしかないのです。本来はこのような状況では市場金利が低くなることで借りやすくなりそれで景気促進に働くという金融政策の仕組みが働く”はず”でした。しかしかなり安くても借りる人が少ないため、市場にお金が出ていかない。これを金融政策でどうにかしようとしたのが日銀の龍笛金融緩和、その一つがマイナス金利です。

マイナス金利は現実には全てマイナス金利がかかるわけではありませんが、準備金超過分の一部といっても余分に置いておくだけで損するようになりました。その結果お金が市場に出回ってインフレが促進されるという期待でしたが、実際にはそれでも効果は限定的でした。マイナス金利が取られるなら、ということで金利が少しでもつく低リスクな国債を買うことにしました。しかし、その結果長期国債の金利が低下してマイナスに進んでマイナスに行ってしまいました。このような状況を一般的には”逆イールドカーブ(YCC) ”といい、短期金利>>長期金利となることで、景気が後退する指標となります(理由は割愛)。また、金融機関の財政悪化が生じ、金融不安からの連鎖倒産を引き起こすことになります。それを回避するために、イールドカーブコントロール、という話を始めました。具体的には、長期金利(国債価格)がゼロ付近の一定幅(0%)に収まるようにするために国債を無制限に買い入れすることによって無制限に買い上げますという公開市場操作をするといいました。その結果YCCは上昇し、安心して金融機関が国債を買えるようになりました。

時は流れて、今はコロナの影響+米国の金融引き締めにともなう金利差などから日本のインフレも一定進み国債の金利上限に張り付くようになりってます。しかし、日銀はこれはインフレなどと影響によるもので安定した市場形成されてないと判断しており、まだこれを是正してません。

ちなみに、通常であれば国債は償還まで持てば額面が保証されるので帳簿上はノーリスクと言えます。しかし長期国債の落とし穴は流動性と実質価格では一時的にも原価割れする可能性があるということです。銀行のバランスシートは中央銀行などと違って通貨発行によって無限に流動資産を国債を担保にして生むことはできません。よって、バランスシートのなかで長期国債が膨れ上がると急にお金が必要になった時に対応できず、市場価格で長期国債を売却する必要性が生じます。これで実質的に破綻したのがシリコンバーレ銀行などの米国での騒動です。日本の場合は、YCCをやっているので現実問題としてその上限値で日銀が100%買ってくれるならリスク管理はしやすいので銀行としては買いやすいのです。

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id= …

ちなみにメガバンクよりも運用先の先細りでこまてる地銀はコロナ前まではREITを買いまくってました。REIT以外にもCLOという結構やばいかもと言われるものにも入れたりしてたみたいです。コロナによってそれなりに損切りふくめて是正されたとは思いますが、新たな運用先がなければ地銀こそ今後厳しい気がします。
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この回答へのお礼

そこまで深く理解は進んでいなかったので、今回はもっと手前の質問でした。
そのためベストアンサーには選びませんでしたが、勉強の先を見せていただいたこと、視野を広げてくれたこと、色々と感謝ですm(_ _)m

お礼日時:2023/11/21 20:42

民間銀行が日銀に国債を売る理由は、金融政策と経済の安定を目指すためです。



金融政策の効果: 民間銀行は国債を売却することで資金を手に入れます。この資金を企業や個人に貸し出すことで、消費や投資が拡大し、景気が押し上げられる効果を狙っています1。

国債価格と金利の関係: 債券(国債)の価格は上昇すると利回りが低下します。日銀が国債を買い入れることで、国債価格は上昇し、金利は低下しやすくなります。

簡潔に言えば、民間銀行は日銀に国債を売ることで、金融市場の安定と経済の活性化を促進しているのです。

また、民間銀行は国債を購入して、それを日銀に買ってもらって、その代金として、顧客の預金引き出しの為の紙幣や硬貨などを受け取るのも一つの理由です。 日銀が発行する通貨を市場に流通させるための一つの方法です。
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現在のシステムでは、


政府発行の国債を日銀が直接買い上げることができません。
国債は、一旦民間の金融機関が買い上げます。
その金融機関は、市中銀行や生保、証券会社などで、
その原資は、国民の預貯金、生保掛け金、投資資金などです。
なので、国債は国民からの借金、と言われるのです。

民間金融機関が買い上げた国債が、国民や世界市場に販売します。
日銀が国債を買い上げるというのは残った国債です。
これにより金融機関に現金を渡すことで、
現金が市場に出まわるという経済効果を狙ってのことです。

国債は、満期がくれば、必ず買い入れ額が戻ってくる、という
安全な買い物なので、民間金融機関が買える(引き受けられる)のです。
国債引き受けで損失になることはありません。

国債を日銀が直接引き受ければ、
日銀にはその購入原資がないので、お札を新規発行しなければならず、
そうなれば異常なインフレになってしまいます。
戦時中がそうでした。
そうならないように、
今は、国債を日銀が直接引き受けることができなくなっています。
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説明しきれてないとは思いません


単なる分散投資の一つです
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基本的に、赤字国債というのは中央銀行(日本だと日本銀行)が買い上げますので、ノーリスクですがリターンも少ないです。

地銀も一時的に便乗しているだけでしょう。
投資するなら、国内外の株や債権等に分散させるはずです。
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