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海外のLLMはオープンになるものが多い気がしますが、国産のLLMはなぜオープン化が進まないのでしょうか?
逆になぜ海外のLLMはここまでオープンになるのでしょうか?

A 回答 (3件)

>>今の日本はある会社に縛られない意味フリーランスのプログラマーが多いなら、むしろ欧米よりも横のつながりやコミュニティーが発展しても良い気がします。



日経の雑誌だったと思うのですが、フリーランスのプログラマーの方が連載を持っていらっしゃいました。最初の頃は稼いでおられたようですが、最終的には、収入減となって、知りあいの方の会社で雇われプログラマーとなられて、「フリーランス」では無くなったため、連載は終了となっていました。
日本では、フリーランスのプログラマーでは安定した収入を得るのが難しいのでは?と感じています。

>>あと、欧米、今回だとLLMはとんでもないコストが掛かっているはずでそれを公開する理由がよくわからないです。

あちらでは、エンジェルさんとか、目端のきく大企業が大金をベンチャー企業に投資します。ベンチャー企業は、その資金を元にして開発したソフトを無償公開して、多くの利用者を獲得。その後、ベンチャー企業の価値が爆上がりしたところで企業売却するとか株式公開して、投資家と経営者やプログラマたちにそれで得た利益を分配します。
こういう流れがあるので可能なんです。

>>逆に日本は税金で作ったようなスパコンを使いながらもオープン化の話は聞かないですし。

昔(80年代?)に、通産省が「第五世代コンピュータ開発」など、いろんな民間プロジェクトに補助金を出して日本のIT技術を向上させようとしたことがありました。
まあ、その手のプロジェクト事務所に行くと、「○○のような書き方で申請書出せば補助金もらえるぜ!」って感じの会話が企業担当者どうしでされていたのですね。
ですから、たいした成果も出ないし、企業内部で何かの儲け話のネタにするため、公開しなかったのでしょうね。(まあ、公開しても誰も使わなかったりして・・・)
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>>コピーレフト思想の広まり方にも興味が出てきました。



たぶん、この著作権については、絵や絵画、文学作品とは違う、ソフトウエア界のみの話だと思います。
ソフトウエアは、他業界以上に、前人が作成したものを活用して発達・発展してきています。さらに、見て聴いて楽しむ作品ではなく、それを使って新しい製品やサービスを生み出すわけで、工作機械とか道具って面があるのも違う点でしょうね。
「車輪の再発明」は避けようって観点が強いのがプログラマですからね。

>>あと、文化的な問題なのか、はたまた経済的な問題なのかも気になっています。海外だとオープンにして市場を独占したいというような思惑も透けて見える気もするのです。

まあ、データベースのOracleとMySQL(MariaDB)やPostgreSQLの対立とか、研究所や政府系がコスト削減で脱Oracleを進めるとか、マイクロソフトの有償ソフトのVisualStudio Proと無償になったVisualStudio Comunityの関係とか、さらには、Javaを開発したSunが圧力かけて、マイクロソフトのJavaを潰したり、Javaの権利がOracleに流れて、無償が有償化されたりと、過去を振り返れば、イロイロ思いだされます。

たぶん、欧米では、ソフトウエア技術者と経営者の対立が、オープンと独占の対立関係を生み出して、独占高価格帯にいくものもあれば、しっかり実用になって、しかも無償で使えるソフトも多く生み出されたのかも?

でも、日本では、80年代からソフトウエア技術者を「オタク」とか「IT奴隷」と蔑視してたために育成されず、さらに人身売買企業の経営者が支配するだけのIT業界になってしまったので、経営者本位、金儲け本位で、ソフトウエアのオープンな流れが生まれなかったのでは?と思えてきます。


ちなみに、欧米はユーザ企業がプログラマを直接雇用していて、日本のように派遣会社経由は多くないようです。
アップルやグーグルについても、派遣プログラマではなく、その企業が直接雇するプログラマですからね。

自社に雇用されたプログラマなら「自社のためがんばろう!」っていう意欲も出るでしょうが、派遣プログラマとして他社で働くとなれば、「がんばろう」っていう意欲は出ないですからね。
派遣だと、頑張っても評価は無いし、金銭的なメリットもないわけですからね。

P.S.
マイクロソフトの歴史を見ても、経営側としては「独占して金儲け」を狙ったけれど、社内のプログラマと外部のプログラマが協力開発して無償で配布していたソフトウエアが合体したり、有償だったプロダクトがマイクロソフトに高額で買収されて、それが後に無償で解放されたり、C#コンパイラーがオープンになっていたりで、いつの間にか、開発環境は、Windows専用からLinuxやスマホ向けもOKになっていたり・・。

過去の業界の流れを振り返ってみて、はじめて納得と思うことも多いこのごろです。
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この回答へのお礼

確かに業界ごとに著作権の考え方は違いますね。

昔は終身雇用が当たり前で社外秘が当たり前だったかも知れませんが、今の日本はある会社に縛られない意味フリーランスのプログラマーが多いなら、むしろ欧米よりも横のつながりやコミュニティーが発展しても良い気がします。これからオープン化の流れとかも来るのでしょうかね?あと、雇用も親方から一子相伝みたいな感じで技術を外に出さないという考え方もやたらと強い気がしないでもないです。すべての会社がApple見たいというか。

あと、欧米、今回だとLLMはとんでもないコストが掛かっているはずでそれを公開する理由がよくわからないです。
逆に日本は税金で作ったようなスパコンを使いながらもオープン化の話は聞かないですし。
会社の経営者についてもこういった文化歴史の影響を受けているのか、そもそも、目指している社会やビジネスモデルが全く異なるのか・・・?

お礼日時:2024/02/12 12:24

パソコンのOSがWindows以前のMS-DOSの頃から、海外製のソフトウエアでオープン(無償で使えるソースコード公開、もしくは有償だけどソースコードが公開)なモノは多かったのですが、日本製のソフトウエアでは、オープンなモノは極めて少なかったのです。


なので、少し前から話題となっているLLMがオープンであり、国産のLLM(私はそういうモノの存在を知りませんが・・・)がオープンでないのは、これまでの過去の流れからして当然のことかと思います。

私も昔から「どうして、日本製ソフトウエアはオープンなものが少ない?」と疑問に思っていました。
最初の理由は、ソフトウエアは英語が基本であり、日本人は英語が苦手なことがあると思います。
さらに、海外ではプログラマどうしの技術交流が自社内だけでなく、他国や他社のプログラマ、一般のプログラマとの技術交流が割とオープンな文化が形成されているが、日本のIT企業では、こういった技術交流が社内規則で禁止されていることが多いことが理由かな?なんて思っています。

例えば、少し前に日本でブームとなったWeb系ソフトのフレームワーク「RubyonRails」がありました。そして、このソフトはオープンなモノでした。
これを使って、某大手企業で業務用ソフトを開発したことがありましたが、開発中に技術的な問題が何度も発生しました。
その時に参考になった情報は、すべてが海外からのものだったのです。
「あれだけ巷で話題になっているソフトなのに、なぜ、この件に関して、日本発の情報が全く無いのか?」と疑問に思ったものですけど、振り返れば、「自分たちも技術的な問題の解決方法をネットでオープンに求めるのは社内ルール的に難しいわけで、日本がオープンでないのは当然かあ・・・」
などと思ったものです。

なお、この問題の根っこには、Gnuのリチャード・ストールマンが広めた「コピーレフト」の思想が日本のソフトウエア界に定着しなかったのも大きな理由かもしれません。
ちなみに、何かのパーティで彼に会ったことあるのですが、「誰?このヒッピーみたいなおっさんは?」なんて思ったものでした。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。

文化的な違いですが、、、この根っこには何がありますかね?
コピーレフトについてですが、海外ではコピーライトが非常に厳しく、パロディーなど日本よりもかなり消極的なイメージです。同人誌は日本みたいに大量には存在しないそうです。必ずしも日本が閉鎖的とも思えないです。
日本では会社がやるなと言ったらそれを社員は愚直に守り、その反動で趣味ではオープンなのか・・・

コピーレフト思想の広まり方にも興味が出てきました。

あと、文化的な問題なのか、はたまた経済的な問題なのかも気になっています。海外だとオープンにして市場を独占したいというような思惑も透けて見える気もするのです。オープンと言いつつ実際にはそうでもないような感じです。日本はそこまで大きな利益を狙ってすらいないような気もするのです。imodeの成功と失敗を見るとそんな気もします。Appleなどはそれでも成功していますし何とも言えないですが

お礼日時:2024/02/12 10:04

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