９世紀後半のイギリスに、黒人のキリスト教司祭が存在した可能性はありますか？

いま、ネットフリックスで９世紀のイギリスを舞台にした「ラスト・キングダム」というドラマのシーズン５を見始めました。
　シーズン１からシーズン4まで、登場人物はアングロサクソン系やバイキングの血をひくデーン人など白人ばかりでした。
　シーズン5に入って、黒人のキリスト教司祭の登場人物が増えて、この質問の疑問がわきました。

　まだ、それぞれの民族の信仰が混在する９世紀のイギリスで、
・黒人のキリスト教司祭が実際にいた可能性があるんでしょうか？
それとも、
・悪名高きポリコレの影響で、史実を無視してでも、黒人の登場人物を登場させたと言うことでしょうか

No.1 ベストアンサー 回答者： 春閑 回答日時： 2024/05/01 15:22

キリスト教は地中海社会に白人黒人に関係なく広まっています。

9世紀のイギリスに黒人のキリスト教司祭がいたかどうかは分かりませんが、北アフリカは４世紀までには黒人国もキリスト教化が進んでいます。

その後イスラム教が勃興し、エチオピアを除いて北アフリカからキリスト教勢力が一掃され、地中海の欧州側もスペイン、ポルトガルからフランスまでイスラム勢力に侵入されたのが８世紀です。

それを考えれば、地中海方面に居た黒人キリスト教徒の一部が、難を逃れてイギリスにまで渡っていた可能性は捨てきれないでしょう。