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山路愛山の「頼襄を論ず」の中に
「当時松平越州の名児童走卒もまた皆これを知る。襄もまたその小さき耳の中に越州なる名詞を挿んで忘るる能わざりしなり。誰れか図らん後来この人乃ち襄が著書を求むるの人ならんとは、人間の遭際もとより夷の思う所にあらず。」
というくだりがあるのですが、この文中の「夷」とはどのような意味なのでしょうか。

辞書によれば以下のような意味があるのですが、どうもよく分かりません。
どなたか御教示頂ければ幸いです。

【夷】
(1)えびす。未開の国。未開人。(2)たいらげる。(3)殺す。(4)たいらか。高低差がない。(5)心に不平がない。(6)大きい。(7)たぐい。ともがら。(8)つね。人の常に守るべき道。(9)足を伸ばしてすわる。また、胡座をかく。(10)きず。刃物の傷。傷夷。(11)草を刈る。<国訓>(1)えみし。えぞ。(3)えびす。七福神の一つ。

A 回答 (3件)

こんばんは。


私も#1さんと同じく、1の意味ではないかと思います。
松平越州の名を頼襄も子供の時から聞いてたが、まさかその人が将来彼に執筆依頼に来ようとは、誰が予想出来たろう、ということで、「出会いは凡人には予想できぬこと」と言いたかったのでは?
あるいは、ひょっとすると(原文は知らないので)「夷思」なる言葉があるのでしょうか?大漢和がめくりたい!
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この回答へのお礼

>松平越州の名を頼襄も子供の時から聞いてたが、まさかその人が将来彼に執筆依頼に来ようとは、誰が予想出来たろう、ということで、「出会いは凡人には予想できぬこと」と言いたかったのでは?
 私もこのような意味ではないかと推測していたのですが、やはりこんなところでしょうかね。それにしても「夷」は気になるところです。
 回答たいへんありがとうございました。

お礼日時:2005/06/07 21:09

すみません間違いに気づきました。


先ほどのものです。

役の前半部分間違えました「走卒」は単語ですから襄さんが後に出会った求めていた筆者という、のは走り使いをする童のことでしょうか。

でも回答は変わらず「えびす」です。
失礼しましたm(_ _)m
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なんとなくですが…(1)のえびすであると思います。


細かいところはわからないので意訳ですが…

「当時、松平越州の名児に走り使いをするこどもを率いていて(もしくは率いていた人でしょうか?)、みんなそのこと(人?)を知っていた。襄もまた小さい耳の中に越州という言葉を聞いていたので覚えていた。誰が図ったというのだろう、この人が襄が求めていた著者だったとは…。人間の出会いというのは私のごときものにははかり知るものではないですね」

ってかんじに訳しました。内容を知らないので前半部分あっているかわかりませんけれど。
「夷」は野蛮人、田舎者の意味でよく使われているところを見ます。中国から見た辺境に住んでいる人に対するさげすみの言葉ですね。ちなみに日本は東夷と呼ばれていたらみたいです。

それでこれを選んだ理由はですね、「夷」の後に「の」がついているのでこれは名詞ではないかと。動詞か形容動詞にしては語幹だけで活用がありませんし…。内容を考えてもこれが一番しっくりくる気がします。

たぶんこのひとはその出会いに驚いたのでしょう。その驚きはこの出会いに人知を超えるものを感じさせるぐらいのものだったのではないでしょうか。「夷」はその人知を超えるものに対して人間である自分をへりくだって自分を言った言葉ではないかと…。
わたしそのように解釈しました。

参考になればよいです。
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この回答へのお礼

>「夷」はその人知を超えるものに対して人間である自分をへりくだって自分を言った言葉ではないかと…。
 なるほど。自らを謙った表現と言うことですね。これは考えつきませんでした。参考になりました。
 短文で前後の脈絡が明かでなく、解釈も限界があったかと思います。
 回答たいへんありがとうございました。

お礼日時:2005/06/07 20:52

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