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俳句雑誌や歳時記では、促音や拗音が大文字で印刷されて、質問タイトルのように、「らっきょ」が「らつきよ」と表示してあるのをよく目にしますが、何故、俳句の場合には大文字で印刷するのでしょうか?

A 回答 (1件)

歴史的かなづかい(旧かな)を用いる方が表現に向く場合があるからではないでしょうか。



手元の「日本大歳時記」に拠ると、
<現代かなづかいでは意味が不明瞭になるおそれがある、また五七五のおさまりが悪い場合には歴史的かなづかいを用い>とあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
「歴史的かなづかい(旧かな)を用いる方が表現に向く場合があるから。」で納得しました。
チクマ秀版社の現代俳句歳時記(改訂版)では、
(1)「じゃがいも」「のっぺ汁」「こんにゃく」「くしゃみ」はいずれの例句も小書き。
(2)「はったい粉」「かっこう」には、促音の大書きと小書きの両方の句がありました。
   両方の句があると言うことは、作者の意志による選択かなと思いました。
(3)「ぐにゃりと踏む」という表現もありましたが、この場合は口語の言葉なので、
   「新かな」表現が向いていると感じました。
一方、講談社文庫の俳句歳時記で見つけた唯一の促音小書きは、
(1)「べったら市」でした。

「日本大歳時記」にある「五七五のおさまり」は、特にきれいに印刷製本された句集の場合に、確かに、
大書きの方が「印刷上の五七五のおさまり」がいいと思います。
歳時記の場合には、編集者の意志が強く働くだろうと想像しますが、
俳句雑誌等では、手書きの原稿から大書きか小書きかを判読するのが難しい場合もあって面倒なため、
印刷会社によっては「小書きは無しで、全て大書きにする」と決めている所もあるのではと思いました。
最終的には、俳句作者の表現選択になるのでしょうか?

お礼日時:2005/07/02 17:23

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