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最近、庭木の手入れ中に二度、臑を虫に刺されました。まず右足を三ヶ所やられました。

刺した穴が喰い削ったように大きく、血が滲み出ているので蚊ではないと思いました。広範囲にわたって熱を持ち腫れて痛みも強かったのでブヨかなあ、と思っていたのですが、やがて傷を中心に鮮やかな紅斑が出て、どうやら私にとって未知の生物によるものみたいだ、と嫌な心持ちになりました。

二度目は左足を十ヶ所、二センチ×十センチの範囲で帯状に咬まれました。この時ふと痒みを覚えて手をやると、指先に虫らしきものが触りました。逃げません。訝しく思いながら指に付いたものを見ると、二ミリほどの茶色の甲虫のように見えました。親指と人差し指の間で、コロコロやると、弾力を感じます。

コイツやっぱり血を吸って膨れてやがる。少し力を加えるとパチンと簡単にはじけて血が出ました。やっぱりコイツか、でもこれはなんだろ? 甲虫じゃない。もしかして、ダニってこれ?

さっそくネットで調べてみると、マダニの一種と考えて間違いなさそうですが、不審な点が幾つか残りました。

まず、この虫が簡単に皮膚から取れてしまったこと。軽く撫でただけです。その程度で口器を皮膚に残して取れてしまうほどマダニの体は脆い出来ではなさそうなんですが。

次に、十ヶ所の咬傷は十匹が付けたとは考えにくいこと。マダニは刺しても痒みを感じさせない、というのが本当なら、多くても三匹ぐらいが、刺しては移動を繰り返したような気がします。でも、それはそれでマダニの習性とは異なるようです。

それでもやはりこの虫をマダニの一種と断定してよいでしょうか?

このマダニの同定はどうしたら可能でしょうか?

庭で見かける哺乳類というと野良猫しかいないんですが、連中が悪者と推定してよいでしょうか?

いかなる対策を講じるべきでしょうか?

一つなりともお答えいただければ幸いです。

A 回答 (4件)

マダニ類の若ダニはネズミなどの小型ほ乳類や小鳥を主な宿主にしています。

大型のほ乳類に付くのは主にメスの成ダニです。ということで、ダニの幼虫が大型のほ乳類にとりついてしまった場合、これは寄主を間違ってしまった、と考えられます(ダニたちは低木やササの葉の上で動物が来るのを待ち伏せするのですが、ねらう寄主にあわせて待ち伏せする高さを選んでいるのです)。ということで、本来宿主にできない人間にとりついてしまったために吸血を何度か試みて傷をたくさん作ったのかもしれませんね(確かな事例を知っているわけではありませんが)。

切開してダニを取り除くことが推奨される理由の一つには、無理矢理引きはがそうとするとダニの体液が人間の血液に逆流して病気に感染する確率を上げることがあります。アメリカなどではダニの胴体をつままずに取り除くためのリムーバーが市販されています。感染防止という観点では十分効果があるでしょう。

異物感云々に関しては、ケースバイケースですね。痛みを全く感じないこともありますし、吸血しているダニにふれたときに激しい痛みを感じる場合もあります(経験済み)。ちぎれた頭が残ってもやがて化膿してとれます。それよりも腫れた痕がタコのように堅くなっていつまでも残ります。コラーゲンが変性した所為でしょうね。ということで、ダニを引きちぎった後なら頭の残骸に服とかが擦れていたい、というのでなければ切開することもないでしょう。

ダニが口器を固定するのにどれぐらいかかるか、ということでしたが、確かな文献を見つけることができませんでした。ただ、山歩きをする人間の間ではダニに食いつかれたらタバコの煙を吹きかけたらいい、という対処法が伝わっています。食いついた直後ならこれで十分取り除くことができるようです。
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この回答へのお礼

重ねてのお教え、まことに有り難うございます。いろいろと不審に思っていたことが納得に変わりました。

ネット上で出会った体験談では上半身に取り付かれるものが多いようで、なぜかしらと思っていたのですが、鹿なんぞを狙っていたと解するべきなんですね。なるほど。

食い付いたマダニを取り除くときにはゴム手袋をはめろ、と指示するものがあってこれも理由がもう一つわからなかったんですが、激痛が来ることがあるんですか! これはびっくり。化学兵器でしょうか?

外科手術では、口器のみならず周囲の肉をも切除するのが疑問でしたがおかげさまでこれまた氷解しました。

タバコの煙は、どこかで私も聞いたことがありますが、今回の泥縄調査では行き当たらずにいました。(ただし当サイトでヒルに効果ありとする説を見ましたが。)試してみたいものですが、残念なことに煙草を吸う者が家内におりません。油やアルコールや犬猫用蚤取り粉や氷でも代用できるかな。この四つ、マダニを皮膚から引き抜く前の下準備に推奨する人がいました。ああ、虫よけスプレーも使えそうな気がします。

最後に残った疑問は、野良猫どもを庭から締め出すことが必要か否かです。あいつらが増えすぎたことがこの災禍の原因のように思われるんですが……。

ともあれご高教に深く感謝いたします。本当に助かりました。戦うなり、やりすごすなりできそうな心持ちになりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/05 12:59

一点補足です。

ダニにふれたら痛い、というのは触れた指の方ではなく、食いつかれた部分の方です。針で突かれたような痛みがあります。

以下に、見ない方がいいようなURLを貼り付けておきます。

で、ネコですか? コチラはなんら情報を持っていません、あしからず。

ちなみに、マダニ類ではイノシシに付いたりするタカサゴキララマダニが強烈です。興味がおありならWebで画像検索をかけて下さいませ。さされたのがこれでなくてよかったと思えること、間違いなしです。

参考URL:http://homepage.mac.com/snowy_owl/iMovieTheater3 …
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この回答へのお礼

重ね重ねありがとうございます。

アハ、早とちり失礼いたしました。へたにいじくると口吻や鋸歯状突起の先が麻痺した部分の外に出て痛みを与えるわけですね。

マダニを除去するときには真っ直ぐ引き抜け、と多くの人が口を揃えて言う中で、きゃつの口器は釣り針状になっているから虫にとっての上方向へ抜け、と主張するものがたった一つありました。(どうやらカエリのことじゃなくてJ字状になっていると言いたいみたい。)まあこれもいかに堅く固定されてしまうかを伝えるものでそれなりの役目を果たすでしょうが、実際は無駄に痛いわけですね、そんなことをするとかえって。

参考URLを見たいのはやまやまなのですが、私のパソコンは旧弊で動画を見ることができないのです(ついでに申しますと音も故障して出ません。困ってます)。すみません。

タカサゴキララマダニは検索して二枚ほど画像を見ました。タカサゴなら南方かと思ったら関東にもいるのですね。しかし。

はっきり申してもう私ぜんぜん平気です。マルッコイものはいったいに好きなのです。さすがにダニはヤですが、カクカクしてるのやゾワゾワしてるのやペキペキしてるのが苦手です。キララっていうのは雲母片のことですかね。二センチ半くらい、なんのなんの。かえって扱いやすそうじゃありませんか。かたっぱしからラジオペンチで引き抜いてやるから、かかってこいやあ! (←もうやけくそです。呵々。)

ほんとうに御世話になりました。お授けくだすった知識を踏まえてガーデニング・カテゴリで対処法を尋ねてみようかと思っております。ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/06 18:23

シュルツェマダニは鳥を宿主とするので、野生動物のあまり見られないところでも現れないとは限りません(涼しい地域に限りますが)。

しかし、疑問に思われている様に、一匹のダニが何カ所もさすような吸血はしません。また、マダニ類による被害のほとんどは(弱ダニ、若ダニではなく)メスの成ダニによるものです。

ということで、ご質問のなかの虫さされはダニ以外の、なんらかの(おそらく)昆虫によるものでしょう。

ダニの寄生が繰り返すようでしたら、都道府県や国の衛生研究所に連絡を取られてはいかがでしょうか。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

質問No.1443327【私の身体に虫が突き刺さっている】のお答え中に「マダニが口器を宿主に固定するとき、宿主の皮膚のコラーゲンを変性させる(口器を膠付けするわけです)」という一節がありますが、口器ががっちり固定されるまでにはどれくらいの時間がかかるのでしょう?

私のスネにはやはり十匹がたかっていて、痒みを感じて撫でたときに、口器がまだ接着されてなかったために、七匹を払い落としてしまった、と考えるのは間違いでしょうか?

これがマダニでなければ本当に有り難いのですが、三匹ほどマジマジと見てしまったので、九分通り間違いないだろうなあ、と苦り切っております。当方関東南部在住、ヤマトマダニでしょうか。

しかし一つ、耳寄りな情報を発見しました。ネット上では、口器を皮膚内に残してはいけないので医者へ行くべし、という意見が圧倒的に多いのですが、万有製薬なる会社のサイトに「口器部分は皮膚の中に放置しても疾病伝達のおそれはなく,せいぜい刺激が長引くだけである。」とありました。「マダニの口器部分が皮膚の中に残り,外から見えている場合は注意深く除去すべきである。しかし,口器部分の残存が疑わしい場合には,外科的な除去を試みても,より大きな組織損傷を起こすおそれがある。」とも。たかが虫一匹、手術して五千円とか取る医者はいかんみたいですね。

参考URL:http://merckmanual.banyu.co.jp/cgi-bin/disphtml. …

補足日時:2005/07/04 13:24
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生物学はありません。

ですから、何かの参考にしていただけたらと思い回答します。

もしかしたら、山ダニではないですか?山間部に生息する吸血ダニです。一日で産卵をします。人間や動物の皮膚に吸い付き、幼虫は茶白いのですが、血を吸うと膨れ上がり、黒く膨張して、成虫となります。そして、夜になると、卵を産み、白い幼虫が繁殖します。またその幼虫も血を吸い、黒く成虫し、卵を産むのですが、成虫は血を吸うと吸う力を弱めるらしく、手で触るとぽろっと落ちます。
吸ってる最中のダニはピンセットで引っ張っても、落ちにくく、痛みもあります。

このダニは、刺されると分ります。なんせ、肉眼で十分見える大きさのダニです。成虫は大きなものでは5ミリくらいになります。とにかくかゆいですし、一匹でも体に残っていれば、繁殖を繰り返すのです。
ただ、このダニは湿っぽいところを好みますので、人間の場合は、頭につくことが多いようです。股間の陰毛部分につく人もいるようです。特に男性はトランクスで夏場外に出ることありますので、そういうこともあるらしいですよ。

ダニでしたら皮膚科に行けば分ります。図鑑を見せてくれたりして特定してくれるかと思います。
仮に山ダニでしたら、頭皮を調べ、ピンセットで一つ一つ取り除くんです。
塗り薬もいただけます。
参考にならなければごめんなさい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

グーグルで「山ダニ」や「ヤマダニ」を検索してみると、どうやらマダニの俗称みたいですね。

ただご説明の生活環とは齟齬するようですが。人間の体表で産卵はしないみたいです(下のURLの二つ目を御覧ください)。

ネット上で遭遇したマダニ画像のうち、私の脚の血を吸ってた奴に最も似ているのは
http://www.dermatol.or.jp/QandA/infection/q01.html
のdすなわちシュルツェマダニの飽血若虫です。

このサイト
http://www.chichibuanimalclinic.com/setsumei/mad …
にもシュルツェマダニの画像は二つありますが、この三つ、素人には必ずしも同一種とは見えませんよねえ。

質問文で述べるべきでしたが、拙宅は直径一キロ以内に耕作地もないような住宅地にあります。住人もインドア指向がたいへん強く、人が持ち込んだものとは考えにくいのです。そして数十年の長きにわたり、マダニの被害は経験どころか、周囲で耳にしたこともありませんでした。

野良猫は近所に餌を与える人がいるために、相当な数がいます。まいにち糞の始末が欠かせません。ただ猫は嫌いでないので追うようなことはこれまでほとんどしませんでした。

お礼日時:2005/07/03 19:45

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